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掲載日:2019年5月21日

平成26年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(小久保憲一議員)

埼玉県初のユネスコ無形文化遺産「細川紙」について

Q   小久保憲一議員(自民)

小川町、東秩父村周辺は、古くから和紙の一大産地で、その製品は「小川和紙」として広く知られております。中でも「細川紙」は、なぜ細川紙というかというと、武蔵国では古代から紙がすかれていましたが、江戸時代に紀州高野山麓の細川村ですかれた細川奉書の製作技術がこの地域に伝えられたためと言われておりますが、国内産のコウゾのみを使用した流しすきで製作され、伝統的な製法と風合いを持った丈夫な和紙であり、その技術は国の重要無形文化財に指定されております。今回、1,300年と伝わる先人の努力で伝承されてきた紙すき技術がユネスコ無形文化遺産に登録されたことは、小川和紙全体にとっても大変な誇りとなり、この上ない喜びであります。
しかしながら、現在、生活様式の変化等で和紙が生活の中から姿を消しつつあります。経済産業省が4月に発表した統計調査によれば、2012年の手すき和紙の出荷額は約21億円、1990年代は40から50億円で推移しておりましたが、十年前の約半分に低迷しております。
また、後継者不足も深刻で、過去十年で約四割減っており、需要と供給、双方の要因が負のスパイラルに陥っております。今回の登録を契機として、より多くの方々に和紙の良さを再認識していただき、需要の拡大を通じて和紙生産の活性化につながればと期待しております。
小川町は、「武蔵の小京都」と呼ばれ、豊かな自然に囲まれており、酒や織物、建具、和食などの地場産業が息づいております。今後、そうした資源とタイアップし、観光の振興にも生かしていくこと、細川紙技術者協会の皆様方とともに、この伝統技術の伝承に努め、和紙を生かしたまちづくりを進めていくことが重要と考えます。
さらに、三大和紙の産地である石州半紙の島根県浜田市、本美濃紙の岐阜県美濃市とも連携しながら、日本の和紙の魅力を国内はもとより海外に広く発信していく必要があります。埼玉県としても、初のユネスコ無形文化遺産、この世界的に知名度のあるユネスコの登録をどのように生かしていくのか、地元小川町や東秩父村との連携をどう考えていくかが重要であると考えます。
そこで、深刻化している後継者の育成問題についてお尋ねをいたします。
貴重な伝統技術を途絶えさせることがないよう、これを受け継ぐ若い後継者を早急に育成しなければなりません。今回の登録が一つの契機となり、和紙に関心を持つ若者が増えることも期待されますが、県として後継者の育成にどう取り組み、地元を支援していくのか、教育長にお伺いいたします。
また、小学校の総合的な学習の時間等を活用して、和紙を使って折り鶴を折るなど、子供たちに和紙の伝統文化を継承していくことも有効な手だての一つと考えますが、教育長の御所見を伺います。
人材を呼び込むためには、地元にまず足を運んでいただくこと、そして和紙を実際に見ていただくことで、その良さを知っていただくことが何より大切であると考えます。現在、我が国では官民一体となって外国人観光客の誘致に取り組んでおりますが、2020年には東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。埼玉県も会場となるため、観光スポットとして注目を集める絶好の機会と期待されます。今からおもてなしの一つとして、来県された国内外の人たちに和紙を使って作品を作っていただく、例えば和紙を使った折り紙をするなどの地元をめぐる体験ツアーを企画し、和紙の良さをアピールしてはどうでしょうか。これは子供たちに和紙に親しみ、おもてなしの心を育むきっかけにもなるのではないでしょうか。オリンピック・パラリンピックと観光、産業のコラボにもつながるものと期待されます。
そこで、今回の登録を活用した県の観光振興策について産業労働部長にお伺いいたします。

A   関根郁夫   教育長

まず、後継者の育成につきましては、小川町にある「細川紙技術者協会」が行っており、現在、7名の研修員に対し、将来の後継者となるよう実技指導に当たられております。
そこで、県では、細川紙の技術を確実に伝承していけるよう、国や地元小川町、東秩父村とともに、協会の後継者育成の取組に対し、財政支援を行っております。
さらに、計画的な研修員の確保には、細川紙や和紙の魅力を多くの人たちに知っていただき、興味を持つ方々の層を広く厚くしていくことが重要であります。
このため、県立の歴史と民俗の博物館や浦和図書館では、早速、特設コーナーを設けて、細川紙の魅力を紹介しております。
県教育委員会といたしましては、こうした取組を、地元小川町や東秩父村と連携を図りながら積極的に進め、後継者の育成を支援してまいります。
次に、小学校の総合的な学習の時間等を活用して、子供たちに和紙の伝統文化を継承していくことについてでございます。
まず、子供たちが、紙漉き技術のユネスコ無形文化遺産登録について知ることが大切でありますので、すべての小・中・高等学校に周知し、児童・生徒に伝えてまいります。
さらに、子供たちが、和紙に触れたり和紙を使って作品を作ったりすることは、和紙の歴史や伝統的な紙漉き技術に対する子供たちの興味関心を高めることにつながります。
現在、小学校の総合的な学習の時間や社会科では、「和紙を作るまち」として小川町や東秩父村について学ぶとともに、1年におよそ150校程度の小学校が実際に紙漉きの体験学習を行っております。
県教育委員会といたしましては、和紙を活用した学習や体験を市町村教育委員会に紹介し、細川紙をはじめ和紙の伝統文化に対する子供たちの関心を高めることができるよう取り組んでまいります。 

A   山中   融   産業労働部長

「埼玉県初のユネスコ無形文化遺産登録「細川紙」について」のうち「今回の登録を活用した県の観光推進策について」お答えを申し上げます。
細川紙の手漉(てす)き和紙技術がユネスコ無形文化遺産登録されたことは、埼玉に観光客を呼び込む大きなチャンスと考えます。
和紙の手漉き体験ができる小川町の埼玉伝統工芸会館では、登録の勧告があった10月28日から1カ月間の入館者数は7、451人で、前年同期比で55%増加しています。
これを機に、細川紙を含む小川和紙を新たな資源として、3つの視点から取り組んでまいります。
まず第1に、小川和紙の魅力を発信します。
11月8日にナビスコカップの決勝が埼玉スタジアム2002で開催された際に、小川町や東秩父村と連携してPRを行いました。
また、県のホームページやフェイスブックでは、現在、無形文化遺産の登録や細川紙の製法などの情報を発信しています。
今後は、旅行雑誌や関東ブロック都内記者連絡会、旅行会社や出版社との商談会などを通じて、和紙の魅力を発信してまいります。
第2に、小川和紙の体験を盛り込んだ周遊の仕掛けを作り、売り込みます。
登録内定直後の10月28日には、早速、東京の旅行代理店に秩父や川越などの観光スポットとともに、和紙の体験ができる小川町や東秩父村を売り込みました。
また、11月18日にはアメリカのメディア関係者を埼玉伝統工芸会館に招き、紙漉(かみす)き体験をしていただきました。その際、素晴らしい施設との評価もいただきました。
今後、提案のありました折り紙教室などの体験と、地元の酒蔵や和食など観光資源を結んだ周遊コースを企画し、旅行会社に売り込みます。
第3に、小川和紙の販路拡大です。
便せんや折り紙などの細川紙を含む小川和紙を販売している埼玉物産観光館「そぴあ」では、登録が決定した当日の11月27日に特設コーナーを設け、販売を強化しています。
また、11月29日からナチュラルローソン東京日本橋1丁目店内のアンテナショップでも販売を始めました。県物産観光協会で運営するオンラインショップやデパートなどの物産販売コーナーにも販路を拡大しています。
今後とも、小川町や東秩父村、産地組合など関係者と連携をして、小川和紙を活用した観光振興に取り組んでまいります。 

 

  • 上記質問・答弁は速報版です.
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

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