トップページ > 埼玉県議会トップ > 議会広報 > トピックス > 県議会トピックス-平成30年度- > 平成30年度埼玉県私学振興大会に齊藤正明議長が出席
ここから本文です。
ページ番号:141142
掲載日:2018年11月12日
11月12日(月曜日)、平成30年度埼玉県私学振興大会に齊藤正明議長をはじめ、県議会議員が出席しました。
大会では、保護者をはじめとする私立学校関係者が一同に会し、私学振興についての大会決議の採択を行いました。
齊藤議長は、大会の開催に当たって、県議会を代表して祝辞を述べました。
平成30年11月12日(月曜日)14時00分~16時00分
大宮ソニックシティ 大ホール(さいたま市大宮区桜木町1-7-5)
ただ今ご紹介いただきました 埼玉県議会議長の齊藤正明でございます。平成30年度埼玉県私学振興大会の開催に当たり、県議会を代表いたしまして、ごあいさつを申し上げます。
ご参会の皆さまにおかれましては、日ごろ、県内の私学振興ならびに青少年の健全育成に多大なご尽力を賜り、厚く御礼申し上げます。
私学は、設置者の理念に基づき、国際的な教育や、理数教育に力を入れるなど、学校によって特色ある教育を行っております。
子どもたちそれぞれの能力や個性にあった学習の場を提供していただいておりますことに、改めて感謝申し上げます。
本県ゆかりの三偉人の一人、荻野吟子も私学が大きく関係しておりました。
荻野吟子は、日本で最初の公認女性医師として知られた存在です。
東京女子師範学校を卒業し、医学の大学に入るべく活動しましたが、いずれの医学校も女人禁制として、吟子の望みはなかなか受け入れられませんでした。
そんな状況の中、唯一吟子を受け入れてくれたのが、私立の医学校「好寿院」だったのです。
私学がなければ、女性医師のパイオニア荻野吟子も生まれなかったということです。
さて、現在の教育現場は、情報通信技術の急速な発展により、新たな段階を迎えています。
今や生徒たちは、知識だけであれば、あたかも教師から教わるように、情報端末を使って瞬時に手に入れることができるようになりました。
変化が速く先が見通せない時代にあって、課題の解決に必要な力を育てるため、次期学習指導要領においては、「主体的・対話的で深い学び」、いわゆる「アクティブラーニング」が教育の中核に位置付けられました。
生徒の知識量を増やすだけではなく、生徒が知識の作り手に変わるよう、彼らの主体性を育てることが、新たな時代の教師に求められています。
このような中、独自の建学精神に基づき、本県の未来を担う優秀な人材を多数輩出されている県内私立学校への県民の期待はますます高まっております。
これからの社会をリードし、支える人材を育成するため、私立学校関係者の皆さまにおかれましては、児童・生徒が自ら動き、さまざまな人々と議論し、考え、判断し、行動する力を身に付けることができるよう、一層のお力添えをいただきますようお願い申し上げます。
県議会といたしましても、子どもたちの健全育成のため、学校教育の充実や子育て支援などに精力的に取り組み、安心・安全で魅力と活力にあふれた社会の実現に全力を尽くしてまいります。
結びに、本大会のご成功とご参会の皆さまのご健勝、ご活躍を心から祈念いたしまして、私のあいさつといたします。
会場の様子
私立学校関係者から決議文を受け取る齊藤正明議長と飯島寛副知事
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください