トップページ > 埼玉県議会トップ > 議会広報 > トピックス > 県議会トピックス-平成30年度- > 齊藤正明議長が埼玉発 世界へ!壮行会・「埼玉発世界行き」奨学生同窓会に出席
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掲載日:2018年8月27日
8月6日(月曜日)、 齊藤正明議長が埼玉発 世界へ!壮行会・「埼玉発世界行き」奨学生同窓会に出席しました。
壮行会・同窓会には、これから留学をする奨学生とこれまでの奨学生が出席し、相互に交流を深めました。
議長は奨学生に向け期待を込めた言葉を贈り、激励しました。
平成30年8月6日(月曜日)13時15分~16時00分
コルソホール(さいたま市浦和区高砂1-12-1 コルソ7階)
ただいまご紹介いただきました、埼玉県議会第121代議長入間市出身の齊藤正明でございます。
埼玉発世界へ!壮行会・「埼玉発世界行き」奨学生同窓会の開催に当たり、県議会を代表いたしまして、一言ごあいさつを申し上げます。
まず何より、寄附や融資などを通じて本県のグローバル人材育成施策にご協力をいただいております皆さまに 埼玉県議会を代表して、改めて御礼申し上げます。
次代の担い手である若者の育成を目的としたこの施策は、皆さまの支援に大きく支えられています。今後とも引き続きご支援賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
これから留学される皆さん。
皆さんには、留学先で、何事にも果敢に挑戦していただきたいと思っています。そして、それと同時に、皆さんを育んだこの日本について、見つめ直してほしいと思っています。
イギリスの学校で「イギリス人らしさとは何ですか?」と聞くと「ジェントルマンシップを持っていること」という答えが返ってきます。ドイツで同じことを聞くと、「ジャーマン魂を持つこと」と答えます。「ジャーマン魂とは何か」と聞くと、「悪いものは勇気を持って阻止し、いいことはみんなで協力して推進する。これがジャーマン魂、ドイツの心です」と言います。フランスでは、「ボン・サンス(意識)を持ち、文化芸術に理解を持つこと」と答えます。
では、皆さんにとって、日本の心とはなんでしょうか? 明治時代の教育者であり農政学者である新渡戸稲造は、ベルギー人の学者から日本について度々質問されたことをきっかけに、日本を外国人に理解してもらうため、「武士道」という作品を英語で書き著しました。今なお私達の精神に影響を与えている武士道の美徳のうち、特に大事なものとして「義」と「勇」を挙げ、流されずに正義を守る勇気を持つ者こそが真の武士だと指摘しています。
日本の文化と外国の文化のどちらがいい、というような問題ではありません。皆さんには、今こそ、我が国の文化に改めて思いをめぐらせ、深く理解し、今後の人生の要としていただきたいと思います。その上で、自らの文化と外国の文化の違いを超えて何かを共有し、共感できる真の国際人になっていただくことを期待しています。
帰国された皆さん。
皆さんには、留学を通じて得た多くの貴重な経験を生かし、夢や目標の実現に向けた歩みを、粘り強く続けていただきたいと思います。皆さんの成長と今後の活躍が、埼玉県そして日本を元気にするものと確信しています。
結びに、ご参会の皆さまのご健勝と、ますますの ご活躍を心から祈念いたしまして、私のあいさつとさせていただきます。
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