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掲載日:2019年5月22日
教員の休暇について
マスコミ等でも大変な話題になってしまった、担任を持ちながら休暇を取り、自分の子供の入学式に参加をした教員の件ですが、大変な話題となりました。実は、私も3人の子を持つ父親として、そしてこの4月に県立高校に入学した娘がおりますので、入学式に参加したい親の気持ちは十二分に分かります。親の責務と教員としての責務、大変な葛藤があったと思いますが、しかしながら、職務と親心をてんびんにかければ、担任する多くの生徒や保護者の気持ちを、更には職務を優先しなければならない教職員の定めがあると思います。
この問題は、欠席した教員本人よりも、休暇の許可を出した管理者に多くの責任があると考えておりますが、学校管理者としてなぜこのような休暇を許可したのか、その学校にはそういう体質が伝統として残っているのか、御所見をお伺いいたします。
まず、「学校管理者として何故休暇を許可したのか」についてでございます。
入学式は、生徒、保護者、そして教員にとっても、大事な行事であり、教員は勤務校の入学式に出席すべきであると考えております。
一方、議員お話のとおり、様々な事情をかかえている教員がいる現状もございます。
校長には、法令に則り、学校の諸事情を踏まえた上で、学校運営を円滑に行っていく責務がございます。
今回、校長は、担任教員と、生徒、保護者との信頼関係を確立することを念頭に置きながら、当該教員の個別事情にも配慮し、自分自身の責任と判断により、休暇を許可したものと捉えております。
次に、「この学校には、そういう体質が伝統として残っているのか」についてでございます。
教育に関わる者、全てにとって、入学式は、言うまでもなく大事な行事でございます。
当該校においては、毎年、学習指導要領に則り、しっかりと入学式を行うよう努めており、校長の責任や、教員の職務を軽々しく考えているような体質はないと認識しております。
こうした取組にも関わらず、結果として、今回のような事態に至ったことは、誠に残念であります。
今後も、全ての県立学校で、厳粛な式典が円滑に実施されるよう、教育委員会としてしっかりと学校を指導してまいります。
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