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掲載日:2019年5月29日

平成26年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (高橋政雄議員)

最大の関心「医療」、がん対策について

Q 高橋政雄議員(自民

先日、埼玉県がさいたま市緑区に大学附属病院の誘致を検討しているという報道がありました。それは、私の地元緑区の人々の間で、特に埼玉スタジアムのある美園地区では、地下鉄7号線の新駅の情報と併せ、大変な盛り上がりを見せております。大学附属病院の誘致、設置には、様々整えなければならないことがあります。しかし、万難を排して、関係者の知恵と努力で実現を見たいと思います。
県民の関心の一つに、医療があります。いや、少子高齢化が急激に進む今、一番の関心事が質の高い医療と言えます。県民は、安定した質の高い病院と優秀な医師を求めています。しかし、残念ながら埼玉県は人口十万人当たりの医師数が、何と全国最下位であります。医師の確保を図って、質の高い医療のためにも、先ほどの大学附属病院には医学部設置なども強く望むところであります。
さて、病気というと何といっても、がんですね。皆さん御承知の、2人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんで亡くなる時代になりました。皆さん、がんを宣告され、治療を受けているある県民、中高年男性のお話を聞いてください。
話は5年半前のことです。彼の勤め先の同僚が発した言葉、「血液検査でがんの早期発見ができるんだよ」。それを知った彼は、地元の開業医院でいつもの定期検査のついでに、その血液検査も受けたのでした。数日しての夜、その開業医院の先生から突然の電話がありました。その医師は、少し動揺した声で「血液検査の数値が異常に高かったんです。紹介状をすぐに書きますから、すぐに病院で精密検査を受けてください」。彼は、紹介された大きな病院へ行き、再度の血液検査と精密検査を受けたのです。そうして、検査の結果をお聞きするときがやってきました。彼の奥さんは、悪い結果を聞くのが耐えられないと娘に代わりの同伴をお願いしたのです。
診察室でお医者さんから、彼と娘に検査結果のお話がありました。「悪性のがんです。切除もできないので、放射線治療と薬治療をお勧めします」。彼は覚悟を決め、静かに先生に尋ねました。「先生、余命はどのぐらいでしょうか」、お医者さんはじっと彼と娘を見つめて、そっと言いました。「余命4年でしょうか」、それを聞いた娘は、彼の隣で大粒の涙を流して泣いていた。今、余命の4年を過ぎて1年半がたちました。治療経過から、いかに早期検査、早期治療が重要かを実感するところです。彼は、とても元気に働いています。
早期のがんは症状がなく、気がついたときには手遅れだったということが多いんです。医療技術の進歩は目覚ましく、以前は不治の病と言われたがん。早期発見、早期治療の成果が見えるようになってまいりました。がんの最も重要な早期発見に向けて、県ではどのように取り組んでいくのか、保健医療部長にお伺いいたします。

A 石川 稔 保健医療部長

本県では、昭和56年からがんが死因の第1位となり、年間1万7千人以上の方が亡くなっておられます。
しかし、がんの治療法は、日々進歩しており、議員お話しのとおり、がん対策には早期発見・早期治療が最も重要でございます。
大腸がんを例にいたしますと、5年生存率、つまり治癒の目安と考えられる割合は、がん検診で発見された場合には90.4パーセントです。
ところが、症状が出てから発見された場合には60.2パーセントと、30パーセント以上の大きな差がございます。こうした傾向は、他のがんでも同様に確認されております。
そのため、県では、がん検診受診の重要性について彩の国だよりをはじめマスメディアを通じて繰り返し県民に広報し、受診の促進に努めています。
平成25年度、県では受診対象者一人ひとりに個別の受診勧奨を行う「コール・リコール実証モデル事業」を、東松山市と行田市で実施いたしました。
その結果、受診者数は、前年度に比較して東松山市では、61パーセント、行田市では42.1パーセント増加し、受診率の向上に大きな効果を上げました。
そのため、今年度は女性特有のがんの検診について、この個別の受診勧奨を全ての市町村で実施することとし、検診受診者の大幅な増加を目指します。
また、10月には、全市町村と一体となって受診率50パーセント達成に向けた集中キャンペーンに取り組んでまいります。
さらに、県民ががん検診を受診しやすくなるよう特定健診との同時実施や、休日や夜間の開催、同一日に複数のがん検診をまとめて受けられるようにすることなど市町村に働きかけてまいります。
今後は、埼玉県がん対策推進条例の施行を踏まえ、これまで以上に市町村と連携し、県医師会の御協力もいただきながら、県民のがんによる死亡者数が減少するよう、がん検診の受診率向上に鋭意努めてまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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