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掲載日:2019年5月22日

平成26年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (神尾高善議員)

観光資源の活用について

Q 神尾高善議員(自民

6月21日、富岡製糸場と絹産業遺産群がユネスコ世界文化遺産委員会で世界文化遺産への登録が決定されました。この背景には、富岡製糸場の操業休止から富岡市に寄贈するまでの18年間、貸さない、売らない、壊さないの方針で土地、建物の維持管理に努めた片倉工業の存在が大きいのです。また、富岡製糸場の設立に当たっては、深谷市出身の3人、3偉人も大きな役割を果たしました。それは、製糸場設置主任であった渋沢栄一、初代場長を務めた尾高惇忠、建築資材調達のまとめ役を担った韮塚直次郎であります。近代日本が発展する大きなきっかけとなった富岡製糸場の設立、その後、日本は高質な生糸の大量生産を実現し、明治末期には生糸の生産量、輸出量で世界一となりました。
その原点とも言える養蚕業に現在でも取り組んでおられます、旧花園町の町長をされました柳雅巳さんが深谷市で頑張っておられます。平成3年から平成5年にかけて行われた先進国型養蚕業確立推進事業の全国で9件しかない委託農家に選ばれ、現在の生産量は日本国内で5位、本県で1位、本県の生産量の15パーセントを占めるほどであります。富岡製糸場、渋沢栄一の生地、尾高惇忠の生家などを巡るだけでなく、養蚕業の見学を観光ルートに加えると、戦前の日本で重要な役割を果たした、いわば日本の産業の原点の一つである絹産業への理解が深まり、より魅力的なものになるのではないでしょうか。また、県北には国宝の歓喜院聖天堂、塙保己一の生家や荻野吟子の記念館など、養蚕以外にも魅力的な観光資源が数多くあります。
そこで伺います。知事は、群馬県知事、新潟県知事との三県知事会議で相互観光の推進を協議され、北陸新幹線沿線の長野、富山、石川を加えた6県による観光連携に、まずは事務レベルで取り組んでいくことで合意しています。富岡製糸場と絹産業遺産群が世界文化遺産として登録されたことを契機に、他県と本庁が行政の壁を超えて更に連携するとともに、3偉人のゆかりの地、養蚕農家といった観光資源を一つ一つのいわば点から富岡製糸場を含めた面に発展させ、県北の観光振興につながる取組を行うべきと考えますが、所見を知事に伺います。
また、こうした観光資源を有する深谷市と具体的にどのような連携をしていかれるのか、産業労働部長に見解をお伺いします。

A 上田清司 知事

このたびの「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界文化遺産登録は、埼玉県にとっても大変うれしい話であります。
今回の登録に全力で取り組んでこられた関係者の皆様の熱い思いと御尽力に、改めて敬意を表します。
今や県域を越えた観光の広域化が時代の流れでございます。
群馬県や新潟県とは、三県知事会議での合意に基づき、ご当地グルメ大会や高速道路のサービスエリアでの観光プロモーションを平成23年度から合同で実施しております。
また、嵐山町ゆかりの木曽義仲がNHK大河ドラマになれば、埼玉を全国に発信することができることから、富山県、石川県、長野県と連携し、直接NHKに私自身も要望したりしております。
さらに、群馬県や栃木県、茨城県の北関東3県とも、今年度から観光面で相互協力をすることにしております。
具体的には、本県が主催する北陸新幹線の開通を記念した富山市内でのキャンペーンで北関東3県の観光PRを、また、3県が主催する中京地区での観光キャンペーンで本県の観光PRを行います。
今回の世界文化遺産登録を機に、改めて富岡製糸場とその関連施設を核とした広域的な連携事業を展開していきたいと考えております。
埼玉県には深谷市に富岡製糸場設立に関わった渋沢栄一や尾高惇忠の生家、誠之堂、そして日本煉瓦製造のホフマン輪窯、更に本庄市に競進社模範蚕室などの名所があります。
既に、深谷市は富岡市や伊勢崎市と連携し富岡製糸場とこれらの埼玉県の絹産業遺産を結んだツアーを実施していますが、更にこのルートを充実させていけばよいと考えます。
加えて、埼玉県の旧渋沢邸から群馬県の富岡製糸場を経て、長野県に至る絹遺産を巡る新たな周遊コースの設定やPRについて両県に提案したいと思っております。
深谷市をはじめとする県北地域には、国宝に指定された妻沼の歓喜院聖天堂などに加え、野菜の収穫など農業体験や工場見学といった産業観光、地酒や食など、多彩な観光資源があります。
こうした資源も総合的に結び付けて、県北の魅力を最大限に引き出していきたいと思っております。

A 山中 融 産業労働部長

深谷市との連携については、3つの視点で取り組んでまいります。
第1は、広域的な広報手段による情報発信です。
去る6月17日には、関東ブロック都内記者連絡会で、深谷市長と本庄市長が富岡製糸場との関連をアピールできるよう機会を作りました。
今月開催の神奈川県海老名サービスエリアでの圏央道開通記念キャンペーンや、10月に富山市内で開催する北陸新幹線開通に向けたイベントでも、絹産業遺産の関連施設をPRいたします。
また、彩の国だよりや県観光情報誌、フェイスブックなどを活用して、発信してまいります。
第2は、県内を広域的に周遊する仕掛けを作ることです。
深谷市では、絹産業遺産を巡るツアーを今後連続して開催する予定です。
このツアーに、S級グルメ店舗やお話にありました養蚕農家、秩父銘仙の織物体験、農産物やおみやげ品を販売している道の駅なども加え、魅力的な周遊コースを創出してまいります。
第3は、旅行会社への売り込みの拡大です。
今年9月には、国内外の旅行関係者をはじめ約15万人の入場者が見込まれる「ツーリズムEXPOジャパン2014」に初めて出展し、PRします。
また、鉄道会社やバス会社、旅行会社などに対し、新たな旅行商品の企画も働き掛けてまいります。
今後とも、深谷市との連携を強化し、様々な観光資源を活用し県北地域の観光振興に努めてまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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議会事務局 政策調査課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

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