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掲載日:2019年5月22日

平成26年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (荒木裕介議員)

国と地方の税配分について

Q 荒木裕介議員(自民)

全国で地方分権化が叫ばれている昨今でありますが、我が国では昭和50年代後半から直接税と間接税の比率を見直すことを始めました。いわゆる直間比率の見直しであります。地方分権化が叫ばれるようになってからは、県税や市町村税などの地方税と国税の徴収割合が、国と地方の事務量を照らし合わせたときに妥当かどうかを議論する税配分についての議論も始まるようになりました。
たばこを例に挙げると一箱420円のうち、国税と地方税を合わせると65.7パーセント、275.99円が税金で占められております。このうち主なものを例に挙げると市町村たばこ税が105.24円、県たばこ税が17.2円、国たばこ税が106.04円など、税の占める割合は市町村が38.1パーセント、都道府県が8.6パーセント、国が53.3パーセントとなっております。
しかし、数年前のたばこの値上げに伴う国と地方の税の配分割合は依然として変わらず、地方税の中だけで県の配分比率を下げられたことから、県税収が平成24年度と25年度の当初予算比較で54億円も減収となっており、到底納得できるものではありません。しかも地方税と国税を合わせたたばこ税の総額は、平成24年度で2兆3888億円にも上ります。
貴重な税財源が有効に使われることはもちろんのことでありますが、地方分権化に照らし合わせたとき、私は県と市町村税の地方同士の配分比率を変更するのではなく、国と地方の配分比率をもっと地方に増やすべきであると考えております。
また、政府は、先月6月24日の臨時閣議で、経済財政運営と改革の基本方針いわゆる骨太の方針と日本再興戦略の改訂版を決定いたしました。その中では、法人税の実効税率を数年で20パーセント台とすることを目指し、来年度から引下げを開始すると明記されております。法人実効税率が法人の利益に対する税負担を示す数値であることから、税率の引下げの影響は国税である法人税だけではなく、県税である法人事業税と法人県民税、市町村税である法人市町村民税にも影響を及ぼすことにもなります。この減税に伴う代替財源はこれから議論されますが、法人課税は地方にとって依然として重要な税財源でもあります。
そこで、総務部長にお尋ねをいたします。これまで地方税と国税の税配分で議論となった税は、たばこ税のほかにどのような税があるのでしょうか。さらに今後、地方分権化を進めていかなければならないと考えておりますが、国から地方への税源移譲について、今後どのような形で取り組んでいかれるのかをお答えください。

A 三井隆司 総務部長

まず、「これまで地方税と国税の税配分で議論となった税はたばこ税の他にどのような税があるのかについて」でございますが、これに該当する税には消費税がございます。
消費税は創設時には全て国税でしたが、平成9年度の税率5パーセントへの引上げの際に全国知事会などから地方消費税の導入を強く求めた結果、5パーセントのうちの1パーセントを地方消費税とすることとされました。
その後、平成24年度の社会保障と税の一体改革において、消費税率を最終的に10パーセントに引き上げることとされ、そのうちの2.2パーセントを地方消費税とすることとされております。
なお、国税の7.8パーセントのうち1.52パーセントは地方交付税の原資とされ、10パーセントの税率のうち実質3.72パーセントが地方の財源となっております。
この国と地方の配分については、地方が実施しております社会保障関係事業の実績を積み上げ、国へ示すなど地方の役割の重要性を全国知事会をはじめとした地方六団体が強く訴え、国と地方の役割分担に応じて決定されたところでございます。
次に「国から地方への税源移譲の取組について」でございます。
平成24年度決算額では、国と地方の歳出の割合が42対58であるのに対し、税収の割合は58対42となっており、歳出の割合と税収の割合が一致しておりません。
地方が自主的、自立的な行政運営を行うためには、地方の歳出に見合った税収の安定確保が不可欠であります。
このため、県といたしましては、国から地方への税源移譲など国と地方の税財源の配分のあり方を抜本的に見直すよう国に対して要望しております。
先日の6月9日には知事から県選出の国会議員の方々に地方税財源の充実・強化の必要性を説明し協力をお願いしたところでございます。
今後も、このような個別の機会を利用するほか、全国知事会や関東地方知事会などと連携し、地方税財源の充実・強化について国に強く働きかけてまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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