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掲載日:2019年5月29日
Q 水村篤弘議員(民主・無所属)
6月28日に、首都圏中央連絡自動車道の高尾山インターチェンジから相模原愛川インターチェンジの区間が開通しました。中日本高速道路では、開通により埼玉県内から厚木方面への移動時間が60分短縮されると試算しています。開通区間は14.8キロですが、埼玉県内を西部から東部へと横断する圏央道が、いよいよ東名高速道路まで開通した影響は大きいと推察いたします。広域ネットワークの形成による混雑緩和や災害時の道路ネットワークの強化、経済や観光などの活性化が期待されます。
そこで、産業労働部長に質問をいたします。
今回の開通が本県に及ぼす影響をどのように見込んでいるのか、お尋ねをいたします。特に、現在県が力を入れている通商産業政策の柱である企業立地及び観光面についての影響を具体的にお示しください。
A 山中 融 産業労働部長
まず、企業立地への影響です。今回の開通により本県の交通利便性はさらに向上し、流通加工業を中心に県内への企業立地の動きはますます活発になると考えております。
実際、企業からは、東名高速道路とのアクセスも良くなるので、圏央道沿線でまとまった土地があれば、是非とも大型物流センターを建設したいという話も来ています。
また、最近神奈川県から県内への移転を決定した食品関係の企業は、神奈川県に住む従業員が埼玉県内に十分通勤可能になることを理由のひとつに挙げています。
このように、早くも企業立地への良い影響が出始めています。
企業が1件立地すると、平均して製造業で12億円、流通加工業で23億円の投資がなされ、製造業で30人、流通加工業で60人の雇用が生まれます。
企業の立地ニーズを確実に取り込み、より大きな効果が得られるよう、今後も、圏央道沿線の市町村や民間事業者と協力しながら立地の受け皿となる産業用地を確保し、企業立地を進めてまいります。
次に、観光面への影響です。
第一に、神奈川方面から車での移動時間が大幅に短縮するため、本県での滞在時間が延びると考えます。
訪問先の選択肢が増え秩父や長瀞、世界遺産登録で盛り上がる深谷や本庄の絹産業関連施設など、一度の旅行でより多くの観光スポットを巡っていただくことが可能です。
第二に、東名高速道路の海老名ジャンクションから圏央道を利用することで、本県へのアクセスが飛躍的に向上し、静岡県からの日帰り旅行客の増加が見込めます。
第三に、車による旅行は荷物を気にせず移動できます。また家族やグループ旅行の増加も見込めます。
このため、食事や土産品の購入、有料施設の入場料など観光消費額の増加が期待できます。
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