埼玉県議会 県議会

本会議及び予算特別委員会の生中継・録画中継をご覧になれます。

会議録の内容を、検索したい言葉や発言者などで検索できます。

ここから本文です。

ページ番号:33117

掲載日:2019年5月29日

平成26年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (水村篤弘議員)

県の制度について

Q 水村篤弘議員(民主・無所属

ここ数年、奨学金を返せない人が増え、問題となっています。現在、大学生の約52パーセントが奨学金を受給しています。そして、大学生の3人に1人が利用しているのが独立行政法人日本学生支援機構の奨学金で、これは全て貸与型です。奨学金の利用者が増えたのは、学費が高騰する一方で、家庭の年収が減少しているためです。学生支援機構の2012年度事業報告書によれば、同年度に奨学金を借りている人は約132万人とのことでした。滞納者数は約33万4千人で、増加傾向にあります。奨学金を返済できず、訴訟となるケースも急増しています。個人信用情報機関への延滞情報、いわゆるブラックリストへの登録も増加しています。
滞納者が増えてきた背景には、不安定な雇用形態、低賃金労働の拡大などがあります。学生支援機構の奨学金には、無利子貸与と有利子貸与がありますが、有利子貸与の利用者が圧倒的に増えています。有利子型の奨学金を利用して、最高額の月額12万円を4年間借りた場合、大学卒業時の負債は576万円となり、利子も含めて毎月3万2,297円を20年間も返済することになります。本来、経済的に恵まれなくても勉強したいという若者を応援するための制度が、夢を奪ってしまってはいけません。このような観点から質問をいたします。
初めに、上田知事にお伺いをいたします。
本県独自の奨学金制度は、給付型の「埼玉発世界行き」奨学金以外は貸与型ですが、ほとんどは無利子型で、返済猶予などにも柔軟に応じていただいており、滞納者も少ない現状です。諸外国では給付型が多いと言われており、将来的には給付型奨学金制度の充実も望まれますが、是非、国にも埼玉県のこうした制度運用を参考にしていただきたいと思います。そこで、県独自の奨学金制度がどのような方針でこのような制度になっているのか、お伺いをいたします。

A 上田清司 知事

県の奨学金制度は、それぞれ政策目的、対象者、制度創設の背景などが異なることから、各制度において最も適した手法を採用しております。
貸付け方式を採用すれば、限られた資金を有効に活用し、長期にわたり安定的な制度運営が可能になります。
さらに、有利子ではなく無利子の貸付けを採用すれば、公共サービスとして、民間の教育ローンとは一線を画することができます。
例えば、高等学校等奨学金は、経済的理由により修学が困難な生徒をできるだけ多く支援するため、無利子貸与型を採用するほか、学力要件の撤廃、連帯保証人を不要とするなど、利用者の立場に立った制度にしております。
貸与金額をみても、公立高校では入学一時金が最高で10万円、月額奨学金は最高で2万5千円と全国トップレベルになっており、まさに「日本一の奨学金」を実現しています。
また、県外の医学部で学ぶ本県出身の学生に対して、平成24年度から埼玉県医師育成奨学金を貸与しています。
この奨学金は医師としてふるさと埼玉に戻ってもらい、医師が不足する秩父地域などの医療機関や小児科などの診療科に一定期間勤務しても
らうことで返還を免除するという仕組みにしております。
一方、「埼玉発世界行き」奨学金はグローバル人材を育成するため留学する若者を増やすことを目的としています。
そのため海外留学という高いハードルに挑む若者を強力に後押しをするものとして返済不要の奨学金としています。
今後とも、それぞれの奨学金の目的に応じ、支給を希望する方々にとって、利用しやすい、そういう制度にしていきたいと考えています。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?