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掲載日:2019年5月29日

平成26年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (蒲生徳明議員)

安心・安全の再強化について

Q 蒲生徳明議員(公明)

2月の記録的な雪害は、本県にも大きな被害をもたらしました。そして、防災の在り方を問い直す機会も与えました。公明党県議団もいち早く知事に大雪被害に関する緊急要望を行い、地元議員とともに被害の大きかった秩父地域と毛呂山町を二手に分かれて視察しました。
私は毛呂山町を訪れ、ビニールハウスが3棟倒壊し多大な被害を受けたイチゴ農家やトマトが全滅した農家、そして鶏舎が倒壊し、約4万羽が下敷きとなった養鶏場を視察しました。その光景はまぶたに焼き付いて忘れることができません。「8000人のお客さんが来る時期はこれからなんですが」と肩を落として語る観光イチゴ園の方、「あと一週間で出荷だった。とても残念です」と悔しさをにじませるトマト農家の方、そして雪の重みで潰れた4万羽を育てていた鶏舎の荒れ果てた姿、その潰れたがれきの中で生き残り、小さな命の炎を燃やし、懸命に鳴き続けるひなどりたちの悲しい声、「悔しいけど処分するしかないんです」と鶏たちを業者に渡す養鶏場の経営者の姿。
私は、災害は誰のせいでもないのに突然襲ってきて、被災者の人生を変えてしまう。現場の痛みをいち早く察知して、国会議員と地方議員のネットワークで解決の道を開くことこそ私たち公明党議員の使命であると思いました。
この日、被災者から受けた「まず、倒壊したビニールハウスの撤去に補助があると助かる」との願いを公明党の国会議員に届けると、国会議員が衆参の予算委員会で取り上げてくれ、補助金の補助率をかさ上げした上で、撤去費用にも新たに補助が適用されるようになりました。また、雪害後、連日のように西山団長、福永顧問を中心に県執行部とやれることは何でもやろうとの思いで意見を交わし、現場の要望を伝える我が団の姿がありました。
あの東日本大震災からもう4年目に入っています。残念ながら月日の経過はあの震災を過去のものとし、時として忘れがちな自分を戒める瞬間もございます。忘れないことこそ最高の支援であることをかみしめ、東日本大震災の復興支援と本県の防災対策に今できることは何かを常に自らに問い掛けながら、日々活動する議員でありたいと思っております。
さて、私は本年2月定例会の予算特別委員会で知事に、「雪害における本県の対応について徹底した検証を行い、その結果を生かし、日本一の安全な埼玉をつくっていただきたい」旨求めました。知事は、すぐに庁内に検証委員会を設置し、検証を行ってきましたが、この経過と内容については、午前中の自民党の小林議員の質疑と執行部の答弁であらかた理解をいたしました。
そこで、私からは別の角度でお聞きします。予算委員会でも取り上げましたが、知事は埼玉新聞の新春インタビューで「新たな視点で防災計画を見直し、本県の安心・安全を再強化する。具体的には人的連携の視点からの新たな対策の必要性や県と市町村の連携の在り方などを検討し、新しい防災システムを作る」とおっしゃっています。雪害についての知事の思いと行動、県の対応については、御自身のブログで詳しく紹介されています。この点を踏まえてか、3月には一度防災計画の見直しが行われています。検証が進み、様々な報告を受ける中で知事もいろいろと思うところがあったのではないでしょうか。
そこで、今回の新たな検証結果を踏まえ、知事の掲げた本県の安心・安全の再強化に向け、具体的に何をどのように進めようと考えているのかを伺います。

A 上田清司 知事

今年の2月の大雪は秩父で一晩に1メートル近い雪が積もるなど、これまでに経験したことのないものでございました。
降雪対策についても台風などを想定した従来の災害対策が応用できるものと考えていましたが、それでは十分でないということもよく分かりました。
また、昨年の秋には県内で竜巻被害が相次いで発生しました。
このほか、富士山などの噴火による火山灰、超大型台風などを想定した危機管理を考えていく必要もございます。
想像力を働かせ、災害の種類ごとに、事態の変化を見越した災害対応が重要であると改めて感じたところでもございます。
そこで今年の3月、地域防災計画を改正し、まずは竜巻や火山灰など、これまで想定していなかった新たな災害を位置づけたところでもございます。
例えば火山灰については、健康被害、電子機器への影響などを踏まえ、灰の収集や処分方法についても検討をしております。
このような具体的な取組を積み重ねることにより、足元を固め、言わば「不意討ちを食わぬ」ように、県民の安心・安全を強化していかなければならないと考えております。
加えて、今回の大雪対応においては、群馬県、埼玉県、新潟県の3県による防災協力協定に基づき、新潟県から除雪車の応援をいただき、困難だった箇所の除雪が大きく進みました。
県域を超えた広域連携の効果を改めて認識をしたところです。これを首都直下地震や南海トラフ巨大地震などに当てはめれば、埼玉の役割も見えてくるのではないかと思います。
本県は関東の中央に位置し、5つの高速道路と主要国道が縦横に走っており、東北や日本海側、さらには西日本から首都圏への玄関口にもなります。
こうした地の利を生かし、県外からの避難者の受け皿として、また相互応援の拠点としての役割を果たしていかなければならないのかなと考えるところです。
今回の大雪によって、県と市町村の役割の再確認、そして市町村に対する県の後方支援の在り方など、多くの課題も分かりました。
今後起こり得る災害を100パーセント想定内にとどめることは困難かもしれませんが、極力想定内にとどめるよう、本県の防災力を更に強化することについて、しっかりと頑張っていきたいと思っております。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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