埼玉県議会

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ページ番号:27441

掲載日:2019年5月30日

平成26年2月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (江野幸一議員)

「食品ロス問題」について

Q 江野幸一議員(刷新の会

日本は、食料の破棄される割合が世界一高いのではないかと言われるほど、食料を破棄している国です。推測によりますと、食べられる食料の20パーセントから30パーセントが破棄されています。また、家庭ごみの約42パーセントが生ごみで、その生ごみの30パーセントは手付かずだとも言われており、このことにより、日本は食べ残しがとても多い国と言えます。
食品ロスとは、まだ食べられるのに捨てられる食品のことです。日本の外食産業や業者が1年間に破棄する食品の量は約1,700万トンで、これは東京ドーム約8個分と同じ量に当たります。そして、平成22年度で年間約500万トンから800万トンが、まだ食べられるのに捨てられています。多いときには、破棄する食料の4分の3が食品ロスに当たります。
なぜこんなに多くもの食品ロスが起こっているのでしょうか。その原因として、賞味期限と消費期限とを間違えて理解していることが大きなことだと言われています。ここでいう期限表示なのですが、賞味期限とは、おいしく食べることができる期限で、期限が過ぎてしまっても食品がすぐに食べられなくなるものではなく、期限がかなり過ぎたものは食べないようにしましょうという表示であり、消費期限とは保存ができる期限であり、安全性が保証された期限を示すもので、期限を過ぎたら食べてはいけませんという表示であります。そのほか、食品ロスの原因として、製造日から賞味期限のうち、残り3分の1を過ぎると店頭から撤去するという業界のルールにより、お店が賞味期限前に食品を捨てるということが食品ロスの大きな割合を占めています。県におきましても、ホームページで食品ロスについて掲載をして理解を求めておりますが、まだまだ食品ロスに対する県民の方たちの意識や考え方は備わっていないのではないかと感じております。
そこで、埼玉県における食品ロスの実態と問題点、また、なかなか理解をしていただけない賞味期限、消費期限の期限表示の理解度の向上について、今後県としてどのような対策を講じていくのか、農林部長にお伺いいたします。

A 高山次郎 農林部長

本来食べられるのに廃棄されている、いわゆる「食品ロス」は様々な形で発生するため、発生量を正確に把握することが困難です。
このため、国は国内の食品ロス発生量を各種の統計資料をもとに推計しています。
本県の発生量について国と同様の手法で推計すると、年間約35万トンから54万トンの食品ロスが、食品関連事業者や一般家庭から排出されていると見込まれます。
これらの食品ロスを少しでも減らしていくためには、食品の期限表示の意味を正しく理解して、製造・小売り・家庭のそれぞれの場面で食品を無駄に捨てないよう工夫することが必要であります。
消費期限は弁当やそうざい、生菓子など品質が急速に劣化し、安全性を欠くこととなる食品に表示されており、期限を過ぎると廃棄する必要がございます。
一方、賞味期限はハム・ソーセージやスナック菓子、缶詰など品質が比較的劣化しにくい食品に表示されており、期限までおいしく食べることができるという表示です。
この期限を過ぎても、ただちに食べられないということではありません。
スーパーなどで、賞味期限の前3分の1の期間を残して、つまり6カ月の賞味期限のものなら4カ月間しか売られず、2カ月を残して店頭から撤去、さらには廃棄されるようなことは、ただただ「もったいない」の一言に尽きます。
このようなルールは改められるべきと考えます。
食べ残しをなくすだけでは、食品ロスは減りません。
食品メーカーや小売業界に、賞味期限前に店頭から撤去することのないよう求めることが必要です。
同時に、加工食品を選ぶ側の消費者にも、この賞味期限の意味を正しく理解してもらうことが何より重要です。
このため、県では県内のスーパーなど221店舗へのポスターの掲示や食の安全・安心に係る出前講座などにより、「賞味期限」と「消費期限」の違いについて、分かりやすく情報提供を行っております。
「賞味期限」と「消費期限」の正しい理解は家庭における食品ロスの減少につながりますので、今後とも、県民の理解がさらに高まるよう、様々な機会を捉えて一層啓発に努めてまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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