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掲載日:2019年5月30日
Q 中川 浩議員(民主・無所属)
狭山市の2つの工業団地をつなぐ狭山環状有料道路が有料であることにより、その下流にある市道入間川大橋は料金を払いたくない大型トレーラーなどで朝は大渋滞し、渋滞をう回したい車両が生活道路に流入して非常に危ない状況にあり、住民が困っています。
そこで、狭山環状有料道路の無料化について、これまで県議会で質問してまいりました。狭山環状有料道路の有料期間は平成33年7月まで、あとまだ7年も先で、すぐに無料開放するためには現時点で約33億円程度の市負担が直近で現ナマで必要とのことです。市でこれだけの金額を即金で負担するのは困難のようであります。県の担当職員の方には現場を見にきていただき、道路渋滞と生活道路流入の問題を共感していただきました。ありがとうございます。私は、朝の混雑時間帯だけでも有料道路を無料化できれば、周辺道路の混雑緩和と生活道路の危険の回避に有効であると考えます。これまでの経過も含め、県土整備部長のお考えを伺います。
A 柳沢一正 県土整備部長
狭山環状有料道路に近接する「いるまがわ大橋」の通りを中心とした道路では、朝の通勤時間帯に慢性的な渋滞が発生し、迂回する車両が生活道路に入り込んでいる状況でございます。
そこで、こうした渋滞の緩和や生活道路における歩行者などへの安全対策について、有料道路の無料化を含め、地元狭山市と意見交換をしてまいりました。
朝の混雑時間帯に限定した有料道路の無料化についてでございますが、無料化することで、この時間帯の料金収入が減収することとなります。
この減収分につきましては、無料開放と同様、地元市に負担をいただくことが必要であると考えております。
仮に平日の朝7時から9時まで無料化する場合、平成25年5月の交通量の実績をもとに試算すると年間の料金収入は、おおむね5,000万円の減収となります。
また、時間帯を限った無料化については、この時間帯に交通が集中することで、前後の交差点などにおいて、新たな渋滞の発生が懸念されるなどの課題もございます。
平成25年3月には、この有料道路に接続する県道所沢堀兼狭山線が全線開通し、国道463号方面から圏央道狭山日高インターチェンジへのアクセスが強化され、利便性が高まっております。
県では、周辺道路における交通渋滞の緩和を図るためにも、引き続き、より多くの方々に狭山環状有料道路を利用していただけるよう、道路公社と連携しながら利用拡大に向けて取り組んでまいります。
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