埼玉県議会

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ページ番号:27538

掲載日:2019年5月30日

平成26年2月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (中川 浩議員)

公立高校入試問題の改革を

Q 中川 浩議員(民主・無所属

まず、1.勉強が苦手な生徒もやる気が出るような公立高校入試問題の改革について伺います。このテーマは、我が会派の浅野目議員も昨年6月に質問し、問題点を指摘されています。
中学生が受ける模擬試験は、過去の高校入試問題を参考に行われ、結果としてその偏差値により生徒本人は志望校を選びます。しかし、埼玉では県立高校入試問題とそれに付随する模擬試験は1種類なため、仮に全てを簡単な問題にしてしまうと進学校では100点が続出して差がつかなくなるので、県立高校入試は進学校の高いレベルに合わされています。実際、基礎問題は現在の県立高校入試には少ししか出ません。
例えば、英語は長文問題もあります。昨年の県立高校入試の平均点は、500点満点ですが、275.5点、500点満点中、一番多かったのは210点で、これではできたという実感は湧きません。例えば、数学の平均点は42.4点、数学の点数が10点以下だった生徒が全日制だけで約1,080人、20点以下が全体の11パーセント、5,080人もいます。受験した10人に1人が20点以下ということです。
生徒にとって、生まれて15年、生きた集大成が高校入試です。しかし、勉強が苦手な生徒は中学校でのテスト結果を親に見せるのが嫌なばかりか、入試に出るできない問題を中学の授業で出されるので、客観的に見れば試験日までにできるようにならないのに、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃとパニックになるか、できない分野は捨てる消去法の受験勉強になります。入試で10点以下、20点以下の生徒は目標をなかなか見出せず、倍率の低いところでいいやと勉強しがいがなく、私立に受験生が流れています。
また、県立を受けても合格できる確信は持てず、合格後も何で受かったのか首をかしげ、余りできなくても受かったと思い、勉強意欲がそがれ、高校生活、ひいてはどうせおれなんかと人生にさじを投げ始めてしまいます。高校等進学率は、現在、埼玉県では98.8パーセントで、入試で数学が例えば10点しか取れなかった生徒の困難校での苦労は計り知れませんし、中退者予備軍と言っても過言ではないと思います。なお、埼玉県内の中途退学者数は23年度2,374人おりました。
埼玉県立高校では入試問題が一種類なので、トップの一握りの生徒に合わされ、数学で90点以上は県立受験者数4万7,000人中、わずか90人です。しかし、東京都では既に13年前から問題が複数になり、現在進学指導重点校等15校が独自の問題で実施しています。大阪、北海道など、私が知っているだけで、ほかに5つの県では、高校が入学試験問題を選べる方式で実施されております。
生徒の入試への学習意欲が失われないために、挑戦のしがいのある入試にしていただきたいと願いますし、来週3日には県立入試が行われますが、改革の検討に何年もかけていると、毎年5千人規模の子供たちが同じ目に遭うので、モデル的に実施するなど早く実現していただきたい重要な問題だと考えます。
現在、県内で勉強が苦手な生徒が入試に困っている現状の認識と他県の取組について、どのように評価されているのか。そして、埼玉県立高校の入試を例えば進学校用の問題と一般的な学校用で、ほかの県がやっているように入試問題を分けていただきたいと考えますが、教育長のお考えをお聞かせください。

A 関根郁夫 教育長

まず、「現在県内で勉強が苦手な生徒が入試に困っている現状の認識と他県の取組についてどのように評価されているか」についてでございます。
議員お話のとおり、平成25年度学力検査教科別得点分布をみると、数学では100点満点で平均点42.4点のところ、20点以下の受検生が1割以上おります。
それらの受検生の解答状況をみると、頑張って取り組んではいるものの、基礎的な四則計算や方程式ぐらいまでしか得点に結びついておりません。
勉強が苦手な生徒が少なからずいるものと認識しております。
また、他県の入試問題の状況について調査したところ、例えば秋田県のように選択問題を導入したり、東京都では自校作成問題を何校かで使用しております。
このような都県では、それぞれの教育委員会が、地域の実情や受検生の状況を踏まえ、学力検査を実施しているものと考えております。
次に、「入試問題を分けることについて」でございます。
高校入試は、中学生にとって中学校で3年間勉強してきたことの集大成であり、一人一人の学力を伸ばすための大きな目標となります。
また、高校入試における学力検査問題は、受検生の持つ学力を測定するものであるとともに、各高校の入学者を選抜するための重要な資料となるものです。
さらに、高校入試は中学校の教育に大きな影響を及ぼしますので、他県の取組も参考に、検討していく必要があります。
県といたしましては、現在の学力検査の結果をよく分析し、課題を明らかにした上で、受検生が最後まであきらめずに取り組めるような入試問題の作成の在り方について研究してまいります。

再Q 中川 浩議員(民主・無所属)

先ほど教育長から御答弁をいただきましたけれども、どのようにされたいのかさえ、申し訳ありませんが、よく御答弁からは分かりません。東京都やほかの県の例を出しましたが、教育長さんはどのような形が望ましいと思っていらっしゃるのか。また、教育長さんはもう1年任期がたちますけれども、どういうスケジュール感で行っていかれるのか。我々大人は、毎年同じような仕事をしているかもしれませんけれども、多くの子供たちにとっては高校入試は一度しかございませんので、入試の改革はもう本当に早急の避けて通れない課題だと思いますので、子供たちのために是非、実のある議論をこの場で少しでもさせていただければと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。

A 関根郁夫 教育長

ご質問は、高校入試改革をどういうスケジュール感で行っていくのかということかと思います。
本県では、平成22年度入試から推薦入試を無くしまして、全員に学力検査を課す方式に変えました。
また、平成24年度入試から、前後期2回あった入試を1本化しました。
全員が5教科を受けるという試験を実施しています。
この入試制度改革により、中学生の学力向上に非常に資するということで、高い評価を得ている状況があります。
高校入試は中学校の教育に大きな影響を及ぼしますので、慎重に検討していく必要があると考えております。
このように改革を進めてきておりますので、そういった意味で慎重を期する必要があると思います。
しかし、議員お話のように、科目ごとの平均点の違いとか、正答率の違いに課題があるということについては事実ですので、今までの流れにとらわれずに、柔軟に考えなくてはいけないというふうにもとらえております。
今後、他県の入試の問題をさらに調査を進めるとともに、勉強が苦手な生徒のやる気が出るような入試問題の作成の在り方について、研究してまいりたいと思います。

再々Q 中川 浩議員(民主・無所属)

今の教育長の答弁は、今まで改革してきたから、とりあえずこれからもその延長上でとしか私には聞こえません。先ほど申し上げたことを若干繰り返しますけれども、毎年5千人単位の子供たちが、中学校3年生が15の春を迎えるときに、10点か20点しか取れないような子供たちが現状いるわけです。その問題について、東京都のようなやり方がいいのか、それとも埼玉県のやり方をただ単にこれからも踏襲していくのか、あるいは東京都以外のやり方がいいと思っているのか、その考え方すら正直申し上げてよく分からないので、タイムスケジュールもそんなに、例えば今中2の子、中1の子、小学校6年生の子、今のままであれば毎年5千人のそういう子供たちが必ず悲惨な試験の結果になるので、勉強意欲が湧かないと思うので、それについてのお考えをスケジュール感と併せてお聞かせください。

A 関根郁夫 教育長

さきほども申し上げましたが、早急に本格的な分析や調査に着手し、受検生が最後まであきらめずに取り組めるような入試問題の作成の在り方について研究を進めてまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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