埼玉県議会

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掲載日:2019年5月30日

平成26年2月定例会 代表質問 質疑質問・答弁全文 (鈴木正人議員)

建設業における人材確保について

Q 鈴木正人議員(刷新の会

建設業界は、バブル崩壊以降、民間を含めた建設投資が1992年のピーク時である84兆円から、マスコミなどがさんざん宣伝した公共事業悪玉論によって、公共事業は無駄だとばかりに減らし続けられ、最近は40兆円台に落ち込んでおります。それに伴って、最大約700万人いた就業者は500万人に減ってしまいました。また、昨今では、きつい肉体労働を好まない若い人が増えたことにより、就労が進まず、人手不足と高齢化が進んでしまいました。
しかし、東日本大震災による早急な復興事業が必要となり、また、笹子トンネル天井板落下事故によって若い尊い命が失われることによって、経年劣化した公共施設に対する補強工事の必要性も多くの国民に認識されるようになりました。そして一昨年、長年にわたる景気の低迷やデフレ経済の脱却が必要であると訴えて総選挙に勝利した安倍政権の誕生によって、公共事業の必要性が再認識され、第二の矢として機動的な財政政策としての公共事業が数多く発注されるようになったのは御承知のとおりであります。東日本大震災の復興需要に加えて、景気回復傾向を受けた建設・不動産ラッシュだけでなく、さらには大変うれしい出来事でもあった東京五輪の開催準備も加わることとなりました。
しかし、その結果、人手不足や資材の高騰は深刻化し、公共事業の入札不調が各地で発生をしております。我が埼玉県でも、昨年9月に県立小児医療センター建設工事入札がまさかの不調となった事例もありましたが、多くの公共事業で入札不調の事例が見られるようになっておりますので、政府は人手不足対策として、公共工事を発注する際の人件費の基準単価を昨年に続いて引き上げたり、入札で複数工事を一括発注するなどの取組を始めたり、外国人を労働現場に受け入れる技能実習生の規制を緩和しての活用も検討しているとのことであります。
このままでは公共の恩恵を十分に受けられないと、この人材不足に対応すべく自前で職人育成に乗り出す県内企業も出てきております。本庄市にある住宅会社では、建設現場の職人を養成する社員クラフトマン制度で10人の高卒社員を採用したそうであります。約3年かけて大工や基礎工、内装の職人を育成する。熟練職人の高齢化が進む中で、作業の質を高めるため自社の職人を送り込むのが社長の狙いであり、今後も毎年10人から20人を同制度で採用し、将来を見通せる職人の育成をするとのことであります。できれば、こうした人材確保と人材育成のための講習には行政からの支援もいただければありがたいと、お話も伺っております。
公共事業悪玉論ですっかり予算も半分以下に減らされてしまい、その後の発注に追いつけない深刻な職人不足を、外国人労働者などの一時しのぎだけでやり過ごすのではなく、将来を見据えた形で優秀な職人となる人材を確保させ育成していくことを支援する必要があると考えておりますが、県として、この職人などの人材確保に向けどう取り組んでいくのか、知事にお伺いをいたします。

A 上田清司 知事

建設業は道路などの社会インフラの整備や維持管理、災害時の初動体制や復旧作業などに大きな役割を担っております。
建設団体では、建設業の魅力や役割を生徒に伝えるため、工業高校などで出前講座を行い若者の入職、いわゆる就職を促しています。
また、日々の授業などを通じ建設業の面白さが伝わるよう、工業高校の先生にも型枠施工(かたわくせこう)などの実際の建設作業を体験していただいております。
県では、熊谷高等技術専門校の建築科において、20人の大工の養成を行っています。
また、入札制度の中でもインターンシップとして学生を受け入れた企業を総合評価で加点評価し若者の入職、就職を後押ししております。
来年度は建設業界への就職を促進するため、30人の若者を対象に企業で2か月程度の職場体験をしてもらう取組も新たに進めます。
さらに、ものつくり大学と連携し、建設業の若手従業員40人を対象に技能向上を図る講座を開催いたします。
建設業は地域の安心安全を支える大変重要な産業でありますので、今後とも関係団体と協力しながら、企業の人材確保、この点についての支援をさせていただきたいと思っております。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

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