埼玉県議会

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ページ番号:27628

掲載日:2019年5月30日

平成26年2月定例会 代表質問 質疑質問・答弁全文 (吉田芳朝議員)

障害者を取り巻く教育問題について

Q 吉田芳朝議員(民主・無所属

昨年、平成25年9月に学校教育法施行令が改正されました。今までは欠格条項などとも言われ、障害児童には地元小学校の入学通知が来なかったり、就学支援委員会によって、保護者や本人の意向に沿わない形で特別支援学校に行かざるを得ないケースもありました。障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律により合理的配慮義務が生まれるなど、例えば今まではスロープが設置されていないので車椅子の児童は通学をお断りするなどとした例がありましたが、今後それについて自治体は配慮をしなければならない。この場合でいえば、スロープを設置しなければならないといったことが行われてまいります。今後、介助者をどうするか、受け入れ施設をどうするかといった課題に自治体が配慮しなければならない規定となります。

特別支援学校へのニーズが高いということは、裏を返せば地元の学校で障害の児童を受け入れられる体制がとられていないということの裏返しなんです。決して財政的な理由ではありませんが、誤解を恐れずに言えば、財政的にも特別支援学校を整備するよりもこうしたスロープの設置であるとか、専門の教諭の確保、介護員の確保、教員の加配といったサービスを実施するほうが財政的な問題もクリアできます。

しっかりと施設整備や加配について各市町村の教育委員会には取り組んでいただきたく、県としても財政面を含めしっかりとバックアップするべきと考えますが、教育長のご見解を伺います。

また、今年度からは、それまで特別支援学級に在籍している児童生徒だけに支給されていた特別支援教育就学奨励費も、一定の障害があれば通常の学級に在籍している児童生徒にも支給されるように制度改正されました。しかし、これについても市町村によってばらばらであるとも聞きます。同じ障害でも市町村によって支給されるところとそうでないところが出るのは不公平です。ぜひとも市町村に改正の趣旨を周知徹底するようお願いいたしますが、教育長に答弁を求めます。

次に、まずは地元の学校への入学通知書を県内の全ての市町村教育委員会は届けるべきということについてお伺いします。

現在、この学校教育法施行令が改正されたにもかかわらず、いまだに地元小学校の入学通知書が送られない子供がいます。これは私は差別だと言っています。まずは全ての子供に地元の小学校への入学通知書を送付する。そして、その後、保護者や子供が特別支援学校を希望すればそちらへ行く、これが本来の姿ではないでしょうか。

県内各市町村教育委員会と連携し、まずは県内全ての対象の子供には、地元の小学校への入学通知書が届くようにしていただきたいと思いますが、教育長の答弁を求めます。

A 関根郁夫 教育長

まず、「施設整備や加配について、県としても財政面も含め、しっかりとバックアップすべきについて」でございます。

施設整備については、県内市町村が障害のある児童生徒の在籍状況に応じた施設整備に取り組み、例えばスロープの設置などにより段差解消を進めている小中学校の割合は79.5パーセントとなっています。

県としては、さらに国の補助制度を活用した学校施設のバリアフリー化などが促進されるよう今後とも施設事務担当者会議などの機会を通して市町村に積極的に働き掛けてまいります。

また、専門教諭の確保については、特別支援学級担当特別選考による採用や特別支援学級担任の育成研修を実施するほか、特別支援教育を長く経験したOB教員による巡回指導などを行い支援してまいります。

さらに、教員の加配についても、引き続き国に対して定数改善の要望を行ってまいります。

次に、「特別支援教育就学奨励費の改正趣旨を市町村に周知徹底することについて」でございます。

議員御指摘のように、今年度から通常の学級に在籍している一定の障害のある児童生徒についても支給対象に加わりましたが、対象者の特定が難しいケースもあり、現時点で制度改正に未対応の市町村もございます。

県といたしましては、各市町村において改正の趣旨に沿った制度運用がなされるよう周知徹底に努めてまいります。

次に、「県内各市町村教育委員会と連携し、県内全ての対象の子供に、地元の小学校への入学通知書が届くようにすることについて」でございます。

昨年9月の制度改正は、障害の程度に関する基準に該当する子供は特別支援学校に就学するといった従来の基本的な考え方を改めるものです。

このため県では改正の趣旨を踏まえ、就学先決定の手続など平成26年度から4市町村と共同研究してまいりたいと考えております。

議員お話の入学通知の在り方についても、この中でしっかり検討してまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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