埼玉県議会

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ページ番号:27627

掲載日:2019年5月30日

平成26年2月定例会 代表質問 質疑質問・答弁全文 (樋口邦利議員)

ウーマノミクスについて

Q 樋口邦利議員(自民)

女性の労働力率を表わしたグラフはM字カーブと言われ、我が国の出産期に相当する年代の労働力率は諸外国に比べ低いことが知られています。埼玉県では、生産年齢人口が減少する中、女性の労働力率を高め、日本を元気にしていこうと三大プロジェクトの一つとして力を入れて取り組んでおります。

先日、平成24年7月に全国知事会がまとめた「女性の活躍の場の拡大による経済活性化のための提言」という報告書を見ておりました。女性の年齢、階級別、労働力率のグラフでは、欧米諸国は軒並み我が国よりも労働力率が高く、わが国よりM字カーブがきつい谷を作っていたのはお隣の韓国でした。

また、この労働力率と合計特殊出生率をクロスした図表を見ていたとき、ふと思ったことがありました。少子化が叫ばれて久しくなるけれども、女性の労働力率が高い国では出生率も高い。ちなみに、日本の合計特殊出生率は平成元年に1.57を記録し、1.57ショックとも言われました。その後、平成17年には1.26と史上最低を記録しました。一方、欧米諸国の出生率はフランスが2.0、それにイギリス、スウェーデンなどの北欧諸国が続いています。

わが国で労働力率の高い県は、島根、福井、富山の各県、労働力率も出生率も高いのが島根、福井、鳥取の各県です。反対に労働力率も出生率も低いのが、千葉、大阪、神奈川、奈良、埼玉など大都市圏となっています。女性が働くほど出生率が下がるという傾向は見られません。逆に言えば、女性の労働力率が上がれば低出生率も改善するのではとの命題も成り立つのではないかと言えます。

そこで質問です。まず、官民で保育施設を運営するとして、昨年4月に県庁内に開設されたコバトン保育園についてお伺いいたします。

開園後、入園者が少なかったことから、知事は記者会見で「アピールの不足。我々の取り組みについてちょっと欠点があったのかもしれません」と述べられ、「もう一度よく練り直したい」と言われました。新しい取り組みとして県民からも注目されておりますが、その後どのような仕組みを取り入れ、改善をされたのか、お伺いいたします。

次に、県では企業内保育所の整備に力を入れておりますが、整備する企業にとってはまだまだハードルが高い状況にあります。企業が取り組みやすいようハードルを下げる、あるいはさらなる支援の考えはないか伺います。

また、世の中の半分は女性です。女性を対象とした企業支援の取り組みはどのようなことを考えておられるのか伺います。

本当の少子化対策とは何なんだろうかと考えたとき、子育て・出産期の女性に安定した正規雇用を与えることが最大の処方箋だと言えるでしょう。そして、その働き方はワークライフバランスがとれるようなゆとりあるものでなければなりません。子供が小さかった頃、私は外で働き、イクメンとはほど遠い存在で、妻は子供を私の実家に預け、パートに出ておりました。実家がいわば保育所がわりで、子供に手をかけてあげられませんでした。今、反省もしております。

女性が安心して子を産み育てられるよう、ワークライフバランスを考えてみようじゃありませんか。例えば、企業における出産離職しなければならない職場風土の改善とか、保育所を増やし待機児童をなくすとか、子育てが容易になるように企業のワークライフバランスを促進するとか、いわゆる仕事と育児の両立支援策です。両立支援があれば働く女性の離職は抑制され、女性の労働力率も上がることになるでしょう。

子育てが容易になるよう企業のワークライフバランスを促進し、仕事と育児の両立支援にどう取り組んでいくのか、お伺いをいたします。

A 上田清司 知事

埼玉版ウーマノミクスプロジェクトは、生産年齢人口が減少する中、女性の活躍により経済の好循環を目指す取り組みとして全国に先駆けて進めています。
国際的に見ますと、女性の労働力の高い国ほど政府債務残高の対GDP比が低く、1人当たりのGDPが高い傾向にあります。

まさに、女性の活躍はわが国の社会経済再生の鍵となります。

昨年6月に、国の成長戦略でも女性の活躍推進が大きな柱とされ、今、安倍内閣でもウーマノミクスがムーブメントとなっています。

まず、コバトン保育園についてでございます。

利用者のニーズを踏まえ、「土曜日開園」や「時間単位の保育」の実施などの見直しを行いました。

コバトン保育園は、県産木材を利用したぬくもりのある室内や、英会話教室の先生による英語レッスンという大きな魅力もあります。

保護者の皆さんにこうした魅力を実際に体験していただくため、「親子体験保育」を8回開催いたしました。

最大の課題は企業負担が重いことです。

そこで、コバトン保育園では中小企業が共同で設置するモデル保育所である趣旨を国に理解いただき、企業負担軽減のための補助金を受けられるようにしました。

次に、企業内保育所の整備についてでございます。

私は、企業内保育所の整備が女性の就業促進につながると考え、これまで50か所の保育所に県独自の補助を行っています。

平成26年度は、地域児童を受け入れる共同利用型企業内保育所に対し新たに助成するための予算を提案しています。

また、運営費などの企業負担が重いことから今年度、国に対し企業負担軽減の要望を行いました。

その結果、平成27年度から地域児童を受け入れる企業内保育所が公費補助の対象になりました。

次に、女性を対象とした起業支援の取り組みについてでございます。

ウーマノミクスプロジェクトでは女性の起業支援にも力を入れ、女性を対象とした創業塾の開催や女性起業支援ルーム「COCOオフィス」の開設などの取り組みを展開しています。

その結果、県が支援した創業女性の割合が、これまで16.8パーセントであったものが、この2年間で24.7パーセントに高まりました。

また、女性の起業を支援するセミナーや講演会の開催など、市町村や商工会議所などでも新たな取り組みが各地域で広がっております。

次に、仕事と育児の両立支援についてでございます。

まず、企業に女性が働きやすい環境づくりを進めていただくため、短時間勤務制度の活用などを実践している企業を「多様な働き方実践企業」として、これまで875社を認定いたしました。

さらに、平成26年度は、女性が働き続け活躍することができる企業文化を育てるため、5,000社の経営者に直接働き掛けていく「トップアプローチ事業」に取り組んでまいります。

また、平成26年度は、保育サービスの受け入れ枠を前年度に比べ1,000人以上増やし、5,500人分拡大するための予算を提案しているところでもございます。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

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