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掲載日:2019年5月31日

平成25年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (神谷裕之議員)

新たな観光資源の発掘について

Q 神谷裕之議員(自民)

埼玉には魅力的な観光資源が数多くあります。小江戸川越には江戸時代を思い出させる蔵づくりの町並みがあり、年間約620万人の観光客が訪れています。また、自然を活用した長瀞では、岩畳や青く澄んだ荒川の渓流を楽しむことができますし、秩父には豊かな自然や神社があり、首都圏にとって身近で魅力的な観光地となっています。いずれも今やブランドとして成長した埼玉が誇る観光資源であります。
私は、こうした地域がもともと持つ自然や歴史、文化などを生かすことが大事だと思っています。呼び物としてつくられたものではない地域資源を生かしてこそ息の長い観光振興につながるものと考えます。
そこで、大いに期待されるものが秩父市にある未開発の大鍾乳洞であります。この鍾乳洞は、平成元年に旧大滝村で民間の探検隊、パイオニアケイビングクラブ探検隊によって発見されたもので、人知れず地底に眠り続けた自然遺産の発見は当時大きな話題となりました。平成3年から7年にかけて旧大滝村により調査が行われ、国内でも有数の規模の鍾乳洞で、山口県の秋芳洞にも匹敵する巨大なものと分かりました。当時、県議会においても、諸先輩方がこの貴重な資源の活用について一般質問が行われたところであります。秩父地域の活性化に向けた様々な議論がなされたところです。
しかし、この鍾乳洞は一般道から遠く、当時の大滝村では予算規模からして開発には多額の費用を要するなど観光資源として採算的に無理があると判断され、残念ながらその時点で検討が断ち切れとなってしまいました。しかし、今定例会初日には観光産業政策推進議員連盟の勉強会で、旧大滝村元村長の千島茂氏、大滝総合支所長の山中和則氏に当時の様子を伺いました。
あれから20年が経過し、観光に対する考え方も以前とは全く異なります。今や観光は重要な成長産業と位置付けられています。政府は観光庁を設置し、観光を我が国の成長戦略の柱と位置付け、地域活性化に向けた取組に着手しております。私は、今こそこのときに国内屈指の鍾乳洞を、地下に眠る宝を自然の巨大観光資源として磨き上げることができれば、国内だけでなく外国からの観光客の誘致にもつなげることができると思います。また、ホテルなど商業施設の投資も見込まれ、その経済効果は計り知れないものと考えられます。
そこで、是非、埼玉県が主体となってこの新たな巨大観光資源を発掘し、本県の観光振興につなげていただきたいと考えますが、知事にお伺いいたします。

A 上田清司 知事

平成元年に秩父市の旧大滝村で発見された鍾乳洞、いわゆる「瀧谷洞(ろうこくどう)」は関東で最大級、全国でも有数の規模だとご指摘がございました。
旧大滝村の調査によれば、全長2,000メートル以上、高低差が120メートル以上で壁や床が白く連なり、地下水の水量も豊富で変化に富んだ鍾乳洞だという報告がございます。
この鍾乳洞を観光資源として生かしたらどうだという御提言でございますが、いくつか課題があるようであります。
まず、「瀧谷洞」は入口が狭く縦穴になっておりますので、人一人が辛うじて通れるような場所になっておりますので、多くの観光客を今の現状の中では入れていくのはなかなか難しい。
したがって、多くの観光客が入らなければ、周辺施設の整備などに投資した費用などが回収できないということになります。
また、一番大きな問題は、「瀧谷洞」は「秩父多摩甲斐国立公園」の中でも、「現在の景観を極力維持しなければならない」という厳しい規制区域内にあることでございます。開発のハードルが極めて高いと言わざるを得ません。
国道140号の「豆焼橋(まめやきばし)」から徒歩2時間半の山深いところにありますので、そこに至るまでのルートも必要です。
こうした厳しい規制をどうすればクリアできるか、まずは早速、国立公園を所管する環境省と交渉して、そこからのスタートかなというふうに思っております。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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議会事務局 政策調査課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

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