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ページ番号:16487

掲載日:2019年5月31日

平成25年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (枝久保喜八郎議員)

職員の採用試験の在り方について

Q 枝久保喜八郎議員(自民)

県の職員さんと接すると、どことなく優秀だなと感じます。ところが、なぜかほとばしるエネルギーとか、気迫を感じさせてくれる職員は少ない感じもいたします。それとも、そういったタイプの職員でも特殊な県庁風土にのみ込まれてしまうのかどうか。全職員数は6721人に上るわけですから、確率的にはいろいろなタイプがあっていいはずなんですけれども、実際は均一かつ画一的で多種多様な個性派が乏しい感じは否めません。
一体職員の採用試験はどのように行われているのか。人物重視とはいうものの、受験者が多いこともあるでしょうが、一次の筆記試験が非常に難しく、難易度の高い筆記試験によって、知性や知能の面で高いレベルの受験者を絞り込む方針のようです。したがって、それに対応して多くの受験者が予備校に通っているともいいます。
また、合格者は学生生活のかなりの時間を公務員試験の筆記だけでなく、面接の勉強にまで費やしているという現実から、知事が言われる、採用前と採用後が別人がごとく変身するということについては、20年にわたって3千人を超える学生と面接を重ねてきた私の経験でも納得のできる話であります。
国家公務員のキャリアと呼ばれる層が、民間では考えられないような肩書と報酬を若くして得ていることはよく知られた話です。キャリア採用はまさに知性と知能優先になっているはずで、基本的に人格、識見、倫理観など重視にはなっていないと私は考えています。
本来、人物重視の採用というのは、例えば体育会系であれ文科系であれ、厳しい上下関係の中で情熱を燃やした若者や一芸一才に秀で、磨けば磨くほど光る原石のような人物像が入り込める余地が大きく開かれているべきです。原石は転がっています。まさにそうしたローリングストーンを見つけようとするかしないかです。体育会系学生が民間企業で活躍している例は多々あります。私は、こうした人物像に採用の光を当てることは、県庁風土の変革と異物混在がもたらす個性派集団への転換をもたらすものと確信をします。
そこで、知事にお伺いします。知事が求める職員像とはどういうものでしょうか。また、現行の採用試験制度はそうした人材を採用できているとお考えですか。
次に、学生時代に何かに打ち込み、それを全うした人を別枠で採用する試験制度の導入を提案したいと思いますが、これについて人事委員会委員長のお考えを伺います。

A 上田清司 知事

現在の副知事、部長たちはいずれも個性派でございます。知性や知能で勝負している方々は少数派で、どちらかと言えば、全体的なリーダーシップで勝負をしている人物が多数派でございます。
私が求める職員像は、明るく元気、サービス精神が旺盛で、リーダーシップが取れる人材でございます。
もちろん、コツコツとまじめにやる職員も必要でございますが、自分や組織を守るんではなくて、県民を守り県民本位の考え方ができて、柔軟な思考を持つことができる、また行動力のある職員でございます。
次に、現行の採用試験制度は、そうした人材が採用できていると考えるかについてでございます。
議員ご指摘のように知性や知能に偏った試験では、困難な課題を解決できる人材は採用できないんではないかというふうに同じ認識でございます。
あるいは、そうした部分が過去あったのではないかと思われます。
従来は筆記試験に合格する人数を採用する人数の2倍程度にして、面接で半分程度落とすという形になっておりました。現在は、筆記試験で合格する人たちを実際採用する人数の4倍、そこで合格させて、それを4分の1に絞るというような仕掛けにしておりますので、より面接などを重視するようにしております。
ただ、ご承知のとおり、面接の予備校もしっかりしておりまして、なかなかどうして、我々も対抗できない傾向がございます。そこで、発想力や思考力を試す様々な質問もやりますが、これもまた、次の年には、すぐ情報が流れて、また同じようなことをやると、もう準備ができあがっているという形になっておりますので、しばしば、そうしたことも変えなければならないというふうにしておりますが、面接試験では、学生時代のスポーツ活動やボランティア活動などの能力とかも評価するようにしているところです。
また、面接試験委員には、人物評定のベテランであります部長や副部長をトップに据えて、できるだけ多方面にわたる能力を見つけ出す努力をしているつもりでございます。
できるだけ、こうした試験制度を通じて、より県民の思いをしっかりと実現できるような職員を採用できるように、できるだけしているつもりでございますが、まだまだ、それが100パーセントできてるかどうかということについては自信がありません。
ただ、そうした可能性を探る努力を一生懸命やっているところでございます。
一番大事なのは、採用後の人材育成、これが一番重要ではないかというふうに認識しております。

A 金野俊男 人事委員会委員長

「最小・最強の埼玉県庁」、これを支える職員には、県民に対するサービスを行う行政のプロとしての資質が求められます。
多様化・複雑化する県民のニーズに的確に対応するため、職員一人ひとりに、広い視野や社会人としての基礎力など、総合的な能力が必要であります。
ただいま、議員から職員の別枠採用の導入につきまして御提案をいただきました。一般的に、スポーツなどのひとつの分野で優れた実績を持つ人は、確かに熱意や行動力、達成力に秀でており元気で頑張る人が多いと思われます。
「一芸は万芸に通ず」という言葉がありますけれども、スポーツなどひとつの分野で優れた実績を持つ人は、他の能力も高い場合が多いと考えます。
一方、職員として採用するにあたっては、公務員として一定の知識や教養も欠かせません。
そこで、1次の筆記試験のみで受験者を絞り込むことはせず、第2次の面接試験で、学生時代の経験や実績、そこで得たチャレンジ精神や達成力などを積極的に評価するようにしております。
ご指摘のように、知識や知能偏重とならないよう、人物試験をより重視することで、豊かな人材、特定の分野で優れた実績を持つ人材の発掘に努めているところでございます。
現にスポーツの分野など全国レベルで知名度のある職員もあり、他の職員の範となる仕事ぶりや業務における知識の活用など、採用後も高く評価されていると認識しております。
人事委員会としましては、別枠を設けるというよりも、現在の試験制度のさらなる工夫により、任命権者が求める人材を確保できるよう努めてまいります。以上でございます。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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議会事務局 政策調査課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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