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ページ番号:16270

掲載日:2019年5月31日

平成25年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (日下部伸三議員)

我が国の救急医療の問題点について

Q 日下部伸三議員(無所属)

私は、次の二つに集約されると思っております。一つは、国民のニーズが、いつでもどこでも専門医の診断と治療となっている点、もう一つは、日本では医療過誤で医療従事者が刑事責任を問われる点であります。医療過誤で医療従事者が刑事責任を問われるのは、先進国では日本だけでありまして、アメリカでは医療訴訟は多いのですが、全て民事で、よほど悪質なケースを除き刑事責任を問われることはありません。刑事責任を問われないから、情報公開、原因究明、再発防止というプロセスが成り立つわけです。
午前中、新井議員が川越救急クリニックのことを取り上げられましたが、あそこも手術ができるわけではありません。手に負えない患者は、近くの川越の総合医療センターに送っております。
若干、パネルで専門医の診断と治療というものをご説明したいと思いますが、これは43歳の男性の親指の切断指の再接着ですね。伸びているのが腱で、こっちにつないで残ったと。こういうことができるのなら、議員をやらずに医者をやってくれという声も多いんですけどね。
これは41歳の女性です。これは薬指の先の切断で、男性だとこんな先だと詰めちゃうんですが、女性なのでこれはつけました。非常にきれいで完璧ですね。
それから、これは65歳の男性で親指の切断指なんですけれども、これはちょっとつかなかったんですね。65歳以上で喫煙者の方は、血管の状態が悪いのでつかないことも多いんですけれども、親指がないと非常に不便なので、人指し指を親指のところに持ってくる母指化手術、これをやってこういうふうに持てるようになって、非常にこれは感謝されております。
何を申し上げたいかと申しますと、昔は包丁で指を切ってしまったときに、外科の先生が専門外でも親切心で縫ってくれたんですよ。今は、患者さんのニーズがいつでもどこでも専門医の診断と治療ですので、神経が切れていることを見落として後遺症が残ると訴えられるんですね。そして、医療現場を全く知らない裁判官が専門医に送るべきだと、こういう判決が下るんです。
わが国の救急医療の問題点が、国民のニーズがいつでもどこでも専門医の診断と治療となっていることと、親切心で専門外の傷病を診ても、診断や治療に瑕疵があれば訴えられ、運が悪いと刑事責任まで問われる、ここにあるという認識を共有できるか否かについて、保健医療部長にお伺いいたします。答弁は、できる、できないだけで結構でございます。

A 奥野 立 保健医療部長

専門医の診断と治療を求める国民ニーズと現状の医療体制との乖離が救急医療の問題点の一つであると認識をしております。
また、いわゆる訴訟リスクが救急医療現場の萎縮を招いていることも否定はできないものと考えております。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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