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掲載日:2019年5月31日

平成25年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (和田 浩議員)

各部局の事業に対する職員提案について

Q 和田 浩議員(自民)

この職員提案については、例えばさまざまな自治体で実施している職員提案制度というものがあります。こうした制度は、行政の体制、体質の変換を目指す手法の一つとして、大変有意義なものであります。また、職員が県行政全般についての改善やアイデアを提案することにより、職務に対して職員に主体的な意識ややりがいというものが喚起され、その結果、県民のサービス向上につながっていくものであります。本来、職員一人一人が常にこうした意識を持ち、創意工夫を重ね、むしろ積極的に提案に努めていくべきものであると私は考えます。
さて、知事は先般の第37回全国育樹祭でも言及された彩の国みどりの基金について、自動車税の一部からワンコイン500円をこの基金に充当して、緑の育成、保全に充てる事業を実施しております。この事業におけるこうした仕組みは、職員から提案されたものであると知事はかつて率直にお話をされ、以前私も一般質問のこの壇上で、知事がその職員提案を取り上げられた姿勢や率直にお話をされたことに対して敬意をお伝えいたしました。この職員からの一つの提案が、今や県の事業の中で大きな柱の一つとなり、山間地域のみならず、都市部においても成果を上げております。また、最小最強の県庁を標榜される知事でありますが、その実現のためにもこうした職員のやる気は不可欠であると私は思います。
そこで、知事にお伺いします。県では、グループウエアなどを利用して各部局の個別の課題に対して、職員からの提案や意見を募集しているように伺っております。その成果や実績、件数など具体的にどのようなものがあるか、まずお伺いいたします。
次に、この取り組みは基本的には各部局の個別の課題に対して提案や意見など、アイデアを募集するものでありますが、私は部局を超えた総合的な見地に立っての意見や改善の提案なども募集する必要があると思いますが、この点についてはどのように取り組んでおられるのかお伺いをいたします。
さらに、それらの提案が提案後、どのように活用されていったのか、その公表や発表、検証はなされているのでしょうか、お伺いをいたします。
また、職員が提案することに対する一つの励みとして、公表や発表されたものの中から、例えば知事賞や最優秀賞のようなものを設定されたら良いと思いますが、いかがでしょうか。また、その優秀性の度合いによっては人事評価の中に取り入れて、その実績を反映することなどを検討しても良いのではないでしょうか。より一層の励みになると私は思いますが、ご所見をお伺いします。

A 上田清司 知事

まず、職員からの提案はどのようなものがあるかについてでございます。
基本的にはこれまでもいろんな提案があったことは事実であります。
ただ私から見ると、基本的に職員の暗黙の了解として「不可侵条約」を相互に結んでいるような気がいたします。
お互いに口を挟まない、そのかわり自分のところにも口を入れてほしくないという、そういうものがあるかというふうに思っています。
そこで、県庁を優れた経営体にするために、一番のサービス産業としたい、そういうことから、平成16年度から「3Sチャレンジ」事業をスタートしました。
スピード・スマイル・スピリットをキーワードにして、業務改善について職員が自ら考えて実行するものであります。
この取り組みは部局を越えるとか越えないとかということは色分けしておりません。取り組みの中には、原則2日以内に答えを出すクイックレスポンスということなどが提案されて、全体的にそういったことを自然体で流せるようになってきました。
あるいは、挨拶の徹底なども全庁的に取り組むようにしてまいりました。
優秀な取り組みを選定するため、民間企業経営者や有識者に審査員になっていただいて、公開プレゼンテーションを実施しております。
優秀な取り組みについては、幹部職員や多くの職員が集まる正月の仕事始め式で取組内容を発表して、表彰しています。この表彰が他の職員の刺激となるとともに、さらなる改善の励みになっているのではないかというふうに思っております。
これまでの主な事例としては、カーナビを活用した道路危険箇所の解消や秩父高原牧場を花でいっぱいにする取り組みなどのヒット作もありました。
また、共助社会づくり課では「まずは隗より始めよ」で課員全員が何らかのかたちで社会活動に参加するなど、他のNPO活動などを支援するためには、自分たちもNPO活動などに参加しようという実践的な提案などもございました。
昨年度は県内の農産物生産者に販売機会を提供した「県庁朝市」、あるいは、道路設備の修繕発注箇所に「修繕手配中」のシールを貼る取り組みなど、4つの取り組みが優秀取り組みとして選ばれました。
今年からは、韓国の長城郡が株式会社の理念を取り入れて成功した事例というのが世界的に有名になりましたので、その事例を真似て、「もし埼玉県庁が株式会社だったら」というテーマで、提案に基づく業務改善に取り組んでみました。
各所属が知恵を絞ったところ、1,305件のアイデアが出てきました。
各所属では自らの提案や他の所属で提案した478の取り組みを実施しております。279所属が取り組んでいますので、1つの所属で約2つは実施しているという、そういう状況ができています。
時間外勤務命令伺いの時間外単価の表示、事務用品の一括購入品目の拡大などもすべての所属ですぐに実施ができました。
改善運動そのものは先ほどの3S運動から始めて9年続けておりますので、そういう意味でコスト意識やスピード感覚などは、職員の改善マインドとしてより根付いてきているのではないかと思います。
次に、優秀な提案の人事評価への反映についてでございますが、企画や改善についても人事評価の1項目になっておりますが、それだけではなくて、業務の実績や取り組み姿勢、判断能力なども総合的に評価して人事評価に反映させるようにしております。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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