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掲載日:2019年5月31日

平成25年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (佐藤征治郎議員)

県税事務所窓口委託業務の問題点について

Q 佐藤征治郎議員(社民党)

平成23年度から順次、さいたま、川口、春日部、朝霞、越谷と、15県税事務所中5カ所の県税事務所の窓口業務が民間委託されています。当初から混乱が生じるなど議会でも問題視されていましたが、初めてなのでということで、見過ごされてきた感があります。
ところが、本年3月、埼玉労働局から調査が入り、7月、県に対して是正指導書と指導票が交付されました。県は、8月に是正指導書には是正報告書を、指導票には指導票に対する報告を提出したといいます。是正指導書の交付は、委託業務の実態がいわゆる偽装請負だと指摘されたに等しいものであります。すなわち、適正な請負事業ではなく、労働者派遣だったのではないかということです。指導票も、それに近い指摘だと私は見ています。
一方、業務を請け負った委託会社はといえば、私の調査によりますと、県と会社の窓口になるスーパーバイザーと言われる会社側責任者が、着任1日ないしは2日で辞めた窓口も複数ありました。窓口業務をする社員はといえば、そのほとんどがパートの社員であります。7人から8人の窓口社員の半分近くが一緒に辞めたりとか、とても税を扱う職場とは言えない状況も確認されています。
探偵業を営む会社の、しかも身分の不安定なパート社員に県民の個人情報を簡単に手に入れることができる業務を委託していると思うと、逗子の事件などを考えて、ぞっといたします。是正指導を受けた、いわゆる偽装請負という事実に対し、県はどう対応したのかを総務部長に伺います。
もう一点は、そもそも県税事務所は県の組織の中で最も多くの県民が接する窓口の一つです。しかも、県民が最も敏感な税金、お金に関わる窓口です。職員数を削減するためとはいえ、更に委託窓口を広げることには反対です。むしろ五つの事務所の委託をやめて、直営に戻すべきだと考えますが、併せて総務部長にお答えをいただきます。

A 三井隆司 総務部長

まず、埼玉労働局から是正指導書と指導票が交付されたという事実にどう対応したのかとのお尋ねでございます。
委託の内容は、来庁者への窓口案内業務、代表電話の取り次ぎ、納税証明書の作成・引渡しなどでございます。
受託業者は、平成25年3月から変更になりました。
労働局から7月に是正指導書と指導票が交付される前の状況ですが、3月当初は委託している5つの県税事務所の中で、一部の県税事務所において、受託業者の職員が業務遂行に不慣れな点があり、混雑時などに受託業者だけでなく、県職員が直接窓口で対応せざるを得ないなどの状況がございました。
また、朝霞県税事務所においては4月1日付けで受託業者の現場責任者が変わり、業務に不慣れであったことから、受託業者の職員が県職員に質問をしながら業務を行わざるを得ないという場面が生じました。
これらの状況が生じたのは受託業者が契約内容どおりに業務を遂行できないことに起因するものであることから、受託業者の現場責任者に、契約内容どおりに受託業者の職員のみで業務が行えるよう改善を求めました。
また、受託業者の社長にも直接注意するなど是正を強く要請いたしました。
その結果、窓口業務を委託している全ての県税事務所において、速やかに改善が図られたところでございます。
労働局からの是正指導書は、朝霞県税事務所の4月当初の状況が、受託業者の職員に県職員が指揮命令を行っており、これは委託業務である請負ではなく労働者派遣とみなされるとの趣旨のものでございました。
また、指導票では、受託業者や受託業者の職員に条件をつけているなどの指摘がございました。
そこで、是正指導書や指導票の指摘を踏まえ契約内容を一部改正いたしました。
改正した内容は、委託業務の独立性を十分に担保するため、受託業者に対し業務遂行マニュアルの提出や職員への事前研修の実施を義務付けていた部分を削除したことなどでございます。
労働局に、委託業務が既に適切に行われていること、また、契約の改正内容を8月に報告し了承されております。
次に、5事務所の委託をやめて直営に戻すべきだとのお尋ねでございます。
限られた職員数の中で、公正かつ適正に税務行政を推進していくには、専門的知識の必要な業務や権限を伴う業務については県職員が行い、それ以外の業務についてはできるだけ民間に委託することが効果的と考えます。
このことにより、結果として県民サービスを向上させていきたいと考えております。
現在委託している業務は専門的知識が求められるものではございません。
したがいまして、業務委託を廃止して県の直接雇用体制に戻すことは考えておりませんが、窓口委託業務が今後も適正に実施されるよう、しっかりと対応してまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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