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掲載日:2019年5月31日

平成25年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (田並尚明議員)

視覚障害者の埼玉サイクリングフェスティバル参加について

Q 田並尚明議員(民主・無所属)

埼玉県は、自転車の一人当たりの保有台数全国第1位、出荷台数第2位、大規模自転車道延長第4位というじてんしゃ王国ということで、埼玉サイクリングフェスティバルをはじめ、さまざまな自転車のイベントが開催されております。特に本年は奇跡的な天候回復にも恵まれ、世界最高峰の自転車イベント埼玉クリテリウムbyツールドフランスが開催され、埼玉県の注目度アップおよびぐるっと埼玉サイクルネットワーク構想の推進に拍車がかかることを期待するところであります。
ところで、先日、地元の立正大学のグラウンドで開催された第1回障害者スポーツ交流会に参加選手の伴走者として参加してまいりました。100メートル走、400メートル走、800メートル走、1500メートル走、5000メートル走の陸上競技で、中には全ての競技にエントリーされた選手もいらっしゃいました。視覚障害の選手の皆さまはもちろん一人では走れません。そこで、私が行った伴走というのは、選手の左手と私の右手をひもで結び、コースから外れないよう誘導したり、カーブや段差の有無やどのくらい距離を走って、残りどのくらいの距離でゴールなのか等選手の目となり、さまざまな情報を体と声で選手に伝えるのが役目です。
私が伴走した選手は私より年配の方でしたが、ホノルルマラソンや国内の数々のフルマラソン、さらには富士山にも何度も登頂されたという強者で、伴走初心者の私に丁寧に指導してくださり、どっちが伴走者だか分からない状態でしたが、競技自体はタイムを競うというより楽しむというのが主体でございましたので、どうにか私も役目を果たすことができました。皆さんとにかく明るい方ばかりで競技中も笑いが絶えず、本当に楽しい時間を過ごさせていただき、今後も時間があればまた参加してみるつもりです。
選手の皆さまは生まれつき視覚障害を持っている方ばかりではなく、病気で視覚障害になられた方もたくさんいらっしゃり、その方たちが口をそろえて「病気になり視力を失ったときは、しばらく家から出る気にもなれず、もう二度とスポーツもできないとあきらめていたが、伴走者というのがいるのを知って、またスポーツをすることができ、仲間もいっぱいでき、昔のようにいろいろなところにも行けて本当にうれしい」とおっしゃっておりました。その会話が、この質問をしてみようと思ったきっかけです。
県では、スポーツを通じた障害者の体力維持、増強と社会参加推進を図るとともに、障害者スポーツの一層の普及を目的として県内最大級の障害者スポーツ大会「彩の国ふれあいピック」を開催しており、年々参加者も増え、ボランティアの方たちのご協力もあって、参加者の皆さまもいろいろなスポーツを楽しんでいらっしゃいます。
ただ、競技内容を見ますと、視覚障害の方には難しい競技も見られます。誤解のないよう申し上げますと、競技内容が悪いとか、内容を変えろと言っているのではありません。視力がないということは、参加できるスポーツに限りがあるということであります。
そこで、彼らが参加可能な機会を一つ増やしていただけないでしょうか。それは、視覚障害者の埼玉サイクリングフェスティバルへの参加です。陸上競技の伴走と同じで、二人乗りのタンデム自転車なら視覚障害の方でも自転車に乗ることは可能です。もちろん現行制度では公道におけるタンデム自転車の走行は禁止ということは存じ上げておりますが、長野県などではタンデム自転車の公道走行が可能であります。来年すぐにとは申し上げません。さまざまな課題もあると思いますが、ぜひ参加に向けて考えていただきたいと存じます。
彼らの目に光を取り戻してあげることは、現在の医学では残念ながら難しいと思います。しかし、彼らの心に光を、そしてときめきを与えることはわれわれでも可能ではないでしょうか。チャンスを一つ増やしてあげることは、可能ではないでしょうか。
そこで、視覚障害者の埼玉サイクリングフェスティバル参加について、教育長のお考えをお伺いいたします。

A 関根郁夫 教育長

埼玉サイクリングフェスティバルは、県内の魅力あるスポットを自転車で巡りながら、自転車利用のムーブメントの創出や交通マナーの向上を図ることを目的として開催しております。
平成22年度から毎年秋に開催し、サイクリングを楽しむだけでなく、地域の歴史や文化に触れながら、地元のグルメを堪能できるイベントとして大変好評をいただいており、今年の参加者は1300名を超えました。
議員お話のとおり、視覚障害のある方にも、このフェスティバルでサイクリングの魅力に触れていただくことは、障害者の健康増進やスポーツ・レクリエーション振興という観点からも大変意義あることと考えます。
長野県などでは二人乗りのタンデム自転車を利用し、パイロットと呼ばれる誘導者が前に乗りサポートする形で、視覚障害のある方が参加できるサイクリングイベントが開催されております。
本県では長野県と異なり、タンデム自転車の公道での走行が原則禁止となっておりますことから、視覚障害のある方が一般参加者と一緒に走っていただくことは難しい状況にございます。
しかしながら、例えば、今年度のフェスティバルの主会場となった公園の敷地内であれば、走行距離の確保に制約はあるものの、タンデム自転車用のコース設定については検討の余地はあるものと考えます。
こうした公道以外のコース設定を含めて、視覚障害のある方にも楽しく参加していただく方法について、新たな視点で知恵を絞っていきたいと存じます。
今後とも、埼玉サイクリングフェスティバルが視覚障害のある方を含めて、さらに幅広く、より多くの方に楽しんでいただけるイベントとなるよう、工夫を重ねてまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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議会事務局 政策調査課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

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