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掲載日:2019年6月3日

平成25年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (水村篤弘議員)

火山対策について

Q 水村篤弘議員(民主・無所属

広域被害をもたらす火山の大規模噴火について、内閣府の有識者検討会は、今年5月に監視体制の強化や避難計画の早期策定などを盛り込んだ初の提言をまとめました。東日本大震災をきっかけに、富士山を含め全国で火山の活動が活発化する恐れがあります。同検討会の藤井座長は、「日本は火山大国だが、防災対策が遅れている。富士山でも、現在は噴火の前兆はないが、300年間噴火がない。いつ起きてもおかしくない」と指摘をしています。また、提言の最後では、国、地方公共団体は、現行制度において実施可能な災害応急対策について、早急に火山防災協議会やその他関係機関の協議の場などにおいて詳細を整理し、防災計画への反映、活動要領や各種マニュアルとしての取りまとめを行い、発災時に関係機関が適切に応急対策を実施できる体制を整えるべきであるとしています。
さて、埼玉県には火山はありませんが、周辺には、火山噴火予知連絡会によって特に危険性の高い火山とされる富士山、浅間山、箱根山などが存在しています。富士山火山防災協議会が発行した「富士山火山防災マップ」によれば、富士山の大規模噴火時には、県西部地域から南部地域にかけて2センチの火山灰の降灰が予測されております。火山灰が道路に0.5ミリでも堆積すれば、一般車両での移動に影響が生じ、1~2センチ堆積すると、一般車両での移動が困難になるとされており、避難方法や物流が滞るなどさまざまな影響が予測されています。
そこで質問は、有識者検討会の「大規模火山災害対策への提言」を受けて、火山噴火対策について、今年度中に改定される埼玉県地域防災計画にどのように反映をしていくのか。降灰対策、大量に発生するであろう火山灰の処分方法なども併せて危機管理防災部長にお伺いをいたします。
また、水道水の確保が重要となりますが、県内に広く水道用水を供給している県営浄水場の中で、大久保浄水場と新三郷浄水場は、富士山の大規模噴火時には2センチの降灰が予測される地域に入っております。これらの浄水場から水道水の供給を受けている地域の県民の方は、万が一の際、水道水の供給に支障を来すのではないかと懸念をされています。現在は、これらの浄水場は開放水面となっており、屋根などが設置をされておらず、降灰により浄水処理ができなくなり、大変広い地域の県民が影響を受ける事態も想定されます。
そこで、浄水場において屋根を設置するなどの対策も含めて、火山噴火時にどのように水道水を確保していくお考えか、公営企業管理者にお伺いをいたします。

A 福島 亨 危機管理防災部長

国の降灰被害予測によると、富士山が噴火した場合、県南部を中心に2センチメートル、浅間山や草津白根山の場合は、県内全域で数センチメートルの火山灰堆積の可能性がございます。
火山灰がもたらす被害は、吸引による健康被害、空調機器のフィルターの目詰まり、電線ショートによる停電、通信障害、道路や交通機関の障害などのほか、農作物への影響が考えられます。
このため、今年度実施している地域防災計画の見直しにおいて、新たな災害リスクとして火山噴火を位置づけ、対策を講じてまいります。
具体的には、気象庁から発表される火山噴火情報の迅速な伝達や、避難や退避など県民の取るべき行動、噴火が終わった後の火山灰の除去、復旧段階における火山灰の仮置き場や最終処分場の確保などが課題となります。
本県には火山はなく、また本県が都市化して以降、火山灰による大きな被害を受けた経験がございません。
まずは、桜島がある鹿児島県や、富士山対策を先行的に検討している静岡県、山梨県、こういったところの対策を参考にさせていただいております。
また、国も5月に出された有識者検討会の提言を受け本格的な検討を開始いたしました。例えば広域避難や交通対策などについては、国と連携して取り組むものと思います。
火山噴火が起きた場合には、本県に大変大きな災害をもたらすことも考えられます。早急に対策を取りまとめ、地域防災計画に反映させてまいります。

A 松岡 進 公営企業管理者

浄水場では、河川から取水した原水に凝集剤を混ぜ、ゴミや汚れを大きな塊にして沈でん池で沈降させ、さらにろ過池の砂を通過させて水を浄化しております。
河川などに降った火山灰は、凝集剤の増量などで除去することが可能ですが、沈でん池やろ過池に直接降った火山灰は、簡単に除去できません。
富士山が噴火した場合、新三郷浄水場と大久保浄水場では、16日間に2センチメートル、1日当たりでは約1.2ミリメートルの火山灰が積もると想定されております。
その場合、ろ過池の水の濁りは通常の約50倍にもなるため、給水がストップするおそれもあります。
そのような場合にあっても、新三郷浄水場の送水エリアでは、火山灰の影響を受けない他の浄水場からの応援給水で水を確保することが可能です。
一方、大久保浄水場の送水エリアでは、応援給水を行っても一部の市や町で水が不足し断水することが想定されます。
そのため、大久保浄水場では沈でん池やろ過池に火山灰が直接入らないようにする対策が必要となります。
具体的には、いざという時にシートで覆うことができるような簡易な屋根の設置などが、費用も少なく効果的であると考えております。
今後、速やかに、これらの対策を講じることにより、火山の噴火に対しても安定した給水が確保できるよう取り組んでまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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議会事務局 政策調査課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

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