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掲載日:2019年6月3日

平成25年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (加藤裕康議員)

埼玉県護国神社について

Q 加藤裕康議員(自民

さいたま市大宮区高鼻町3丁目149番地に鎮座する埼玉県護国神社は、昭和初期の満州事変・上海事変による戦没者が日清・日露戦役以来の数となり、埼玉県を挙げて英霊祭祀を斉行するために、昭和9年4月9日、埼玉縣招魂社として設立されました。これは、その前年に西南戦争以来の国事殉難者ならびに戦没者を祀る埼玉縣招魂社造営の議が起こり、英霊祭祀を行うにふさわしい鎮座地は、桜の花の美しい氷川神社北側の大宮公園内と定められたことに端を発しています。
その後、昭和14年3月、神社制度の改正により内務省令によって埼玉縣護國神社と改称され、翌4月に指定護國神社となり、例大祭には埼玉県知事が共進役として神饌幣帛(しんせんへいはく)の共進がなされることになりました。敗戦により同21年2月、いわゆるGHQの神道指令でやむなく埼霊神社と社名の変更を余儀なくされましたが、同26年9月のサンフランシスコ講和条約締結によって翌27年に独立と主権回復を果たし、再び埼玉県護国神社の社名に復し、今日に至っています。
また、昭和30年には奉賛会が設立され、その後、年々の例大祭は県民挙げて厳粛盛大に行われており、上田知事におかれましても欠かさずご参拝をされておられます。
私は、大東亜戦争終結の年の生まれで戦没者遺児でありますが、埼玉県護国神社の例大祭はもとより、大宮公園を訪れる機会には必ず威儀を正して参拝を続けています。
そうした中で、本県出身の5万余柱の英霊に対し、後の時代を生きる県民の一人として誠に申し訳ないと思うことがあります。あろうことか、拝殿の基壇から約30歩の場所にさいたま市道氷川神社裏参道線を開通させ、大宮公園自由広場に建つ一の鳥居から約150メートルあった参道と神域部分とが完全に分断されてしまったことであります。すなわち、当神社は神道指令による宗教法人化によってわずかに確保された2,439平方メートル、約740坪と極めて狭苦しい神域となっており、例大祭等の祭祀にも支障を来しているありさまです。
私は、これまで北海道と四国、沖縄を除く全国各県の多くの護国神社を見学し、参拝をしてきましたが、どの神社とも例外なくその県の最高の場所に郷土の英霊に対してふさわしい慰霊・顕彰を行うに足る神域を確保し、神殿を造営して至聖を奉っております。拝殿前を南北に横切る道路の存在は、やはり県民こぞって崇敬の念を素直に捧げるべき聖なる神域にふさわしくはありません。
調査したところ、この市道は昭和42年の国民体育大会埼玉大会が開催される少し前まではありませんでした。いかなる理由と目的で道路が造られたかは不明です。はっきりしたことは、昭和40年代初めまでは公園内の主要園路のそばにある一の鳥居から拝殿までの参道180歩、約150メートルは、左右の神域を含め広大で静寂な境内地となっていたことです。ちなみに、大宮公園園地(官地)と護国神社の鎮座地を分断している道路の市道指定は平成8年10月であります。
思うに、この市道を地下道にして旧参道を神社の拝殿まで往時の神域をそっくり取り戻す方法が一つ。また、この市道を神社の東方へ大きく迂回させ、拝殿前の境内地を拡大する方法が二つ。さらに、現在の本殿や拝殿などを思い切ってこの市道の東側に遷座し、今も公園の官地内に残されている一の鳥居を含めて新しい神域の造成を図る方法の3通りの解決策が考えられます。
政教分離、土地の所有権、政治思想と非常にやっかいで難しい問題もありますが、人口720万人の埼玉県の各方面の思いと力とを結集する県民運動を支えに創意工夫を凝らせば、あながち全く不可能ということはないと思います。本県英霊のために何とかしたいとの思いは、県民の最大公約数的意見になり得ると考えます。県と護国神社とは宗教法人になったとはいえ、道義上切っても切れぬ関係があると思います。
以上、私の愚論ではございますが、埼玉県護国神社の現状について、知事の雅量に富み、至誠あふれるご感想をお聞かせいただきたいと存じます。

A 上田清司 知事

私は日本を守るために散華された英霊の皆さまをしっかりたたえるべきだと思っております。そのために、ふさわしい場所を確保し英霊をまつっている護国神社はとても大切なものだと考えております。
毎年の参拝では祖国の安寧を夢見て犠牲になられた方々に応えるため、平和を守っていくことに全力を尽くさなければならないという思いを強くしているところです。
こうした強い思いや志を若い世代に引き継いでいくためにも、護国神社が果たす役割は大変大きいと考えます。
埼玉県護国神社の現状についてご指摘がございました。指摘されました市道については例大祭の際に境内が手狭になるなど支障を来している面もあるかもしれません。
一方でこの市道が周辺の方々に日常的に利用されるなど、住民生活に密着したものにもなっております。
また、足の不自由な方や病弱な方などにとって護国神社に車ですぐアクセスできるなどのメリットもあります。
鳥居の前を横切るような形で道路があることは極めてけしからんということですが、当時どのようにしてこの市道が貫通されたのか今は知る由もございませんが随分のんびりしていたな、こんな感じを私は正直に思います。
今の時点で、ご提言のありましたアンダーパスにしたらどうかとの話でございますが、境内まで市道が近すぎることもあり、側道などを考えると境内をさらに狭くしてしまうというような技術上の課題が出てまいるような気がいたします。
また、多額の費用をどのような形で負担するかという課題も出てくるかと思っています。
さらに迂回路に関して、遊歩道はともかく車が通る一般道路として整備することは技術的に極めて難しいということも現場から聞きました。
こうした論点を仮に護国神社からさいたま市に要望されていく形になっていけば、さいたま市もいろいろなことを考えながら、結論が出るのに相当時間がかかるのかなと私は思わざるを得ない、このように思っています。
加藤議員の思いをしっかり受け止めたいところでございますが、課題も多く、実際のところ答弁に窮しております。ご理解ください。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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