埼玉県議会 トップ画像

ここから本文です。

ページ番号:11519

掲載日:2019年6月19日

平成25年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (蒲生徳明議員)

埼玉農業の競争力のアップについて

Q 蒲生徳明議員(公明

本年3月15日に安倍首相がTPP交渉について参加表明を行いました。ここで安倍首相は、TPPをアジア太平洋の未来を約束する枠組みと位置付け、交渉参加を国家百年の計であると説明しました。その中で農業への影響については、「守るべきものは守り、攻めるものは攻めていく。日本の農業と食を守ることを約束する」としていますが、農林水産物の重要品目を関税撤廃の例外にできる保証はなく、全国農業団体や市民団体などから反発の声が上がっています。
報道によると、政府は全ての関税を撤廃した場合、わが国の経済全体のプラス効果としてGDPを3.2兆円押し上げると試算していますが、農林水産物の生産額は3兆円も減少すると見込まれています。そして、埼玉県が本県農産物の生産への影響を試算したところ、米や畜産物への影響は大きく、生産減少額は433億円に上ると聞いています。このように聖域なき関税撤廃が埼玉農業へ及ぼす影響は大きく、このままでは地域活力の低下を招くことが強く懸念されています。
JA埼玉県中央会からも、農畜産物の関税撤廃対象からの除外の確約がない中、「TPP交渉への参加表明に強い危機感を感じる。われわれは日本の農業や雇用、地域、文化、歴史を守る使命がある。埼玉農業と国民の生活を守るために、引き続き組織を挙げて交渉参加阻止の運動を続ける」との会長談話が発表されています。
また、国会では、米・麦・牛肉・豚肉・乳製品・甘味資源作物などの農林水産物の重要品目について、関税撤廃の対象としないよう決議されました。また、交渉に当たっては、自然的・地理的条件に制約される農林水産分野の重要5品目などの聖域の確保を最優先し、それが確保できないと判断した場合は脱退も辞さないものとすることも決議の中に記されています。政府においてはこの決議を遵守し、国益を確保すべく交渉に当たるとともに、これが確保できないと判断した場合は、決議どおり交渉からの脱退も辞さない覚悟で臨むよう強く要望するものであります。
一方、TPPへの参加いかんにかかわらず、埼玉農業・農村の持つ価値を最大限に引き出すとともに、埼玉農業の競争力をアップし、活力ある農業を実現することが必要と考えます。今後ますますグローバル化の波にさらされていく中、埼玉農業をどのように発展させていくのか、農林部長のご所見を伺います。

A 高山次郎 農林部長

本県では「平成26年度国の施策に対する提案・要望」において、「農業分野の交渉に当たっては、国内農業が将来にわたって持続的に発展していけるよう、日本の重要品目に関する例外措置の確保など国内農業の振興等に与える影響に配慮すること」としております。
一方、グローバル化の進展いかんにかかわらず、食料供給力の強化に向け、埼玉農業の足腰をさらに強くしていかなければなりません。そのためには、新たな担い手を育成・確保し、生産力を高め、販売力を強化していくことが必要です。
まず、担い手についてですが、県内には16の「明日の農業担い手育成塾」があり、就農希望者に対して、指導農家をはじめ地域が一体となってきめ細かく指導しています。平成24年度は265人の新規就農者を確保いたしました。また、企業の農業参入を支援してきました結果、県内46地区で企業などによる農業生産が行われております。
次に、生産力の向上についてですが、米・麦などの水田農業では、外国との競争において生産コストの縮減がカギとなります。
県では地域農業の担い手を明確化し、その担い手へ農地を集積していくため、「人・農地プラン」の策定を支援しております。
併せて、作業の効率化による労働時間の縮減や規模拡大が可能となるよう、ほ場の大区画化を進めていきます。
全国的に評価の高い埼玉産野菜につきましては、さらなる生産増につながるよう病害虫防除技術や、機械化技術の開発・普及などに努めています。
また、野菜の選果施設や集出荷施設の整備など生産体制の整備を支援しております。販売力の強化につきましては、埼玉県産農産物が消費者に選ばれる仕組みを作っていく必要がございます。農産物のブランド化や地産地消に取り組んでまいります。
今後も関係者と協力しながら、担い手・生産・販売の三位一体の取り組みにより、埼玉農業の競争力強化に努めてまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?