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掲載日:2019年10月4日

平成24年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (本木 茂議員)

八ッ場ダム本体工事の早期着手について

Q 本木 茂議員(自民)

9月19日に、私ども八ッ場ダム建設事業の推進を求める埼玉県議会議員連盟は、八ッ場ダムの視察を行いました。JR吾妻線や国道145号、住民の方々の移転先となる住宅用地の整備が着々と進んでおり、ダム本体以外はほとんど完成しているような状態です。また、ダム湖を見渡す代替地へ温泉を引き揚げる配湯施設が完成し、旅館の移転も動き出しています。地元農産物の直売所やレストランを備えた道の駅も、来年春の完成を目指して工事が進んでおります。このように、地元では新しい観光資源としてダム湖を活用することを前提とした生活再建が始まっています。
こうした現地の状況にもかかわらず、今の政府は八ッ場ダム建設継続を決定するに当たって、官房長官裁定として予算執行の条件を付けました。これは、建設継続に反対する前原誠司前民主党政調会長が、ダム本体工事費の予算計上を認めないと藤村官房長官に申し入れたことによるものです。官房長官は妥協案として、ダム廃止に伴う生活再建法案の国会提出と河川整備計画の策定を予算執行の条件としました。生活再建法案は国会に提出されましたので、条件の一つはクリアされました。もう一つの条件である河川整備計画の策定については、作業が再開されたと聞いており、やっと動き出したようですが、いつになったら本体工事に着手するのか、見込みは明らかにされていません。今年度の本体関連工事費18億円は、凍結された状態にあります。
ダム建設が遅れる中で、利根川水系では、平成13年以来11年ぶりの取水制限が行われました。利根川の水源は万全ではないのです。やはり八ッ場ダムによる渇水への備えを強化することは必要です。我々は、現地視察と利根川水系の渇水により、八ッ場ダムの一日も早い完成が必要であると改めて確信いたしました。そこで、八ッ場ダム本体工事の早期着手について知事のご決意をお伺いします。

A 上田清司 知事

八ッ場ダム建設事業の推進を求める埼玉県議会議員連盟の皆さまには、事業推進に精力的に活動いただき厚く感謝を申し上げます。
八ッ場ダムについては2年以上にわたる検証と有識者会議の「建設継続が妥当」という結論を受け、昨年12月22日に当時の前田国土交通大臣が建設継続を決定したところです。
しかし、いまだ本体工事着工には至っていない状況です。
八ッ場ダムは利根川水系で唯一ダムのない吾妻(あがつま)川(がわ)流域に、利根川で最大の洪水調節容量を持つダムとして建設されるものでございます。
八ッ場ダムが完成することによって上流域のどこに雨が降っても下流域への洪水が調節できることは、治水上非常に重要だと考えております。
利水の面でも昨日解除になりましたが、このたびの取水制限により改めてダムの必要性が認識されたところでございます。
埼玉県が八ッ場ダム建設に参加することを前提として取水している暫定水利権は、県営水道全体の水利権量の約3割を占めております。
暫定水利権は渇水時には安定水利権よりも厳しい取水制限をしなければなりません。
例えば安定水利権では10パーセントカットのところ、暫定水利権では20パーセントカットとなったりします。
異常気象によって渇水あるいは局地集中豪雨など、何があるか分からない状況であります。八ッ場ダムが完成すれば治水上も利水上も県民生活の安心安全を確保する上で強力な援軍になります。
また、お話にありましたように地元の方々にはダム湖を活用した将来像を描き希望を持って生活再建を進めることができます。
国は長年にわたり苦労された地元の方々の思いを真摯に受け止め、国の責任においてダムの建設と生活再建事業を着実に遂行すべきであります。
八ッ場ダム建設継続の決定は、八ッ場ダムの是非を検討する手順を踏んでちゃんと決定したものでございます。
建設継続を決定しながらダム本体工事の予算執行には条件を付けるという国の姿勢には全く理解ができません。
国はこれまで費やした歳月を重く受け止め、八ッ場ダムを基本計画通り完成させるように最大限の努力をすべきであります。
今後とも1都5県並びに推進議連の皆さまと連携し、1日も早く八ッ場ダム本体工事に着手するよう強く国に働き掛けてまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、正式な会議録とは若干異なります。

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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