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掲載日:2019年10月4日
Q 岩崎 宏議員(自民)
部活動は、生徒の心身の健全な育成に大変重要であります。しかし、顧問の先生は決して自分の得意分野を担当しているわけではないのが実情です。野球をやったことのない人が野球部の顧問になったり、剣道をしたことがない人が剣道部の顧問になったりしているのではないでしょうか。現状では、体育の専門的な教育を受けていない教諭が自助努力によって生徒を指導しておられます。これはとてもありがたいことですが、生徒を上達させる指導はできないのではないでしょうか。また、そのスポーツに固有のけがや事故などが発生しやすくなってしまうのではないかと考えます。
一方、先生の数に限りがあります。全ての部活動にそれを得意とする先生を充てることは困難だと感じています。その際、外部の指導者を招くことが有益と考えます。現代では、60代とはいっても元気な人が多く、定年に達した人の中には、地域に貢献したいと考えている人も多いはずです。そうした人の中には、野球を得意としていた人や剣道、柔道の有段者なども多いはずです。こうした地域の人的資源を活用しない手はないのではないでしょうか。地域にいる人を外部指導者として招き、部活動を活発にさせることができれば、一石二鳥の効果があるのではないでしょうか。教育長のご所見をお伺いいたします。
A 前島富雄 教育長
議員お話しのとおり、部活動は、生徒の心身の健全な育成に大変重要な教育活動であります。一方で、学校には、全ての部活動にその種目を専門とする教員を充てることができないなどの課題もございます。
地域には、優れた専門的指導力を有する人や、地域に貢献したいと考えている人もおり、このような方々を、外部指導者としてお願いすることは、技能の向上や安全への配慮に有効であると考えます。
県では、専門的指導力を有する地域の人材を運動部活動に活用する事業に取り組んでおり、平成23年度の派遣指導者数は、中学校において637人、県立学校においては80人でございます。
その内、60歳以上の指導者の方は、中学校で約27%、県立学校では約14%となっております。
また、学校の教育活動を支援する「学校応援団」の取組の一つとして、保護者や地域の方々がボランティアで、部活動の指導や引率補助など様々な支援を行っております。
今後とも、定年に達した人を含めた地域の人的資源を活用した取組例を市町村教育委員会に情報提供するなどして、運動部活動の一層の活性化に努めてまいります。
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