埼玉県議会 トップ画像

ここから本文です。

ページ番号:11527

掲載日:2019年10月4日

平成24年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (神尾高善議員)

救急医療について

Q 神尾高善議員(自民)

我々が病気になれば、多くの人は119番通報し、救急車で搬送してもらいます。近年救急車や救急救命士は整備されてきました。しかし、病院への搬送時間の問題はいまだ改善されていません。残念であります。本県では平成22年、119番通報を受けてから病院への到着までに要した時間は平均43.1分、30分以上60分未満が最も多く17万407人、次いで20分以上30分未満が4万8751人、60分以上120分未満が3万3692人となっています。
私は以前、県北地域における救急医療体制について質問し、「開業医や他の病院の勤務医による応援体制を整備し、救急医療の拠点病院としての機能を再生されるよう支援していく」との答弁もいただきました。地元である深谷赤十字病院においては、本年4月1日現在、前年度より8名多い72名の常勤医師が確保され、うち4名については県からの支援により増員することができました。改めてここで感謝申し上げるところでもあります。
しかし、当時の状況と比較してもこの搬送時間の問題が改善するには至っていません。救急医療体制を根本的に改善する必要があるのではないでしょうか。そこで、二次医療圏ごとに救急医療体制の整った拠点病院を1か所設置し、その病院の中に救急搬送に対応したチームを作り、患者さんの振り分け、トリアージを行うことはできないでしょうか。救急車で病院へ搬送された方の家族からは「救急車はすぐに来てもらえたのに、病院への搬送時間が非常に長かった」という話をよく聞きます。また、「救急車の中で待っているときが不安で仕方なかった。1分1秒でも早く病院に受け入れてもらえるよう、何とかしてほしい」という切実な声もよく聞いております。
もし、拠点病院が設置されれば、緊急な治療が必要な患者さんには、速やかに治療を施すことができ、一方、拠点病院に搬送後、軽症であることが判明し、他の病院に搬送された患者さんについては、治療に時間がかかったとしても納得されるものではないでしょうか。
医師会の協力を得ることも必要ですが、地域住民に対し真の安心・安全を提供するため、例えば救急医療体制の整った拠点病院を1か所、モデルとして救急搬送に対応したチームを設置し、検証することはできないでしょうか、保健医療部長に見解を伺います。

A 奥野 立 保健医療部長

議員から、明らかに軽症以外の全ての救急患者を受け入れ、治療や振り分けを行う拠点病院をモデル的に1か所、将来は二次医療圏ごとに設置してはどうかとのご提案をいただきました。
ご提案を実現するためには、様々な症状の診断や治療に対応するため多数の医師を24時間体制で確保することや、患者の転送が必要となった場合に受け入れの医療機関を迅速かつ恒常的に確保できることなどが必要となります。
また、拠点病院が軽症から重症まで非常に多くの救急患者に対応しなければならず、過度の負担を招くおそれもあります。
県内の救急医療の現状を踏まえますと、ご提案の拠点病院を今すぐ設けることは難しい状況にございます。
しかし、議員ご指摘のとおり、重症患者を迅速に医療機関に搬送する体制の構築は、極めて重要な課題であると認識をしております。
そこで、救急医療機関や消防機関と、救急搬送や受入れの事例検証を行い、脳卒中や心筋梗塞、消化管の出血など患者さんの症状に応じて対応が可能な医療機関のリストを作成いたしました。
平成23年4月からこのリストを活用して搬送する取組を開始しております。
さらに、このリストに掲載された医療機関が、その時間帯に実際に受入れが可能かどうか、消防機関サイドが直ちに把握できるよう、平成25年度に向けて、救急医療情報システムの改良を検討しております。
加えて、多くの救急患者を受け入れている地域の中核病院に対し、医療機器の整備補助を行うなど、一層の機能強化に努めております。
今後とも、救急医療機関の体制充実に努めますとともに、救急搬送時間を更に短縮できますよう、危機管理防災部とも連携し、ご提案のような新しい方法も含めて検討を進めてまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、正式な会議録とは若干異なります。

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?