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掲載日:2019年10月4日

平成24年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (高橋政雄議員)

今こそ、米国との「人人・文化交流」を

Q 高橋政雄議員(自民)

今、わが国は大変な困難な時を迎えております。そう、対韓国・中国との深刻な対立であります。第2次大戦後私たちの大いなる先輩方が辛酸をなめながらも、血と汗の努力によって高度経済成長を成し遂げ、わが国を世界の一流国に押し上げていただきました。心からの感謝を申し上げます。ありがとうございます。他方お隣の韓国・中国も経済的に力をつけ、日本への態度も一変、豹変すら感じるこの頃であります。それと同じくして、領土問題などで我が国とのトラブルも先鋭化しているのは皆さんご存じのとおりです。
先日、9月15日のあの中国の騒動は、今後日中関係を語る上での歴史的転換点となるかもしれない。将来語られるかもしれない歴史上の出来事として武力衝突もあり得る危機がそこにあったのだ。それにしても韓国・中国の言いたい放題には、私たち日本国民も我慢の限界が近づいている感じがする。まだ少数とはいえ、日本国民の中には、武力衝突やむなしの主戦論も聞くようになってきた。
私たちは海に囲まれた日本列島に住む血が近い民族だ。そして、昔から農耕を基本に集団で助け合いながら生きてきた。よって、わが身を割いても他人に合わせる。まさに和をもって尊しの精神DNAを持っているんです。私たちは相当我慢強く耐えることができる。でも他国との外交についてはあまり上手とはいえない、苦い経験もしてきた。他者との押したり引いたりの駆け引きが苦手なのであります。米国との大東亜戦争がいい例かもしれない。外交の駆け引きに失敗すると、暴走してしまう面を併せ持っているようにも思います。いま一度冷静に考えれば、韓国・中国とのいさかいについては毅然とした態度を持って、巧妙な外交で勝つしかないと私は考えています。
嫌なことに日本と韓国、中国は地理的に近く、お隣です。いっそのこと日本列島が韓国・中国から遠く離れてハワイ辺りに引っ越せないかな、そう思うんです。そう思っている人は大勢いると思います。でも、無理なんだね。であるならば、できるだけ日本の利益を損なわずにお付き合いするほかに手だてはないわけであります。長い時間でじっと見てみましょう。いずれは韓国・中国も国力の低下するときが来るはずであります。そのときには、今度は私たちの番であります。9・15。
現実問題として、それまでの間日本は米国との連携が重要と思います。しかし、いつも米国におんぶに抱っこではなく、エネルギー調達、食料調達、外交技能の向上、そして自国防衛の強化が必要だ。そうであってこそ、米国と良い互恵関係を築けるというものであります。また、米国との連携には、日頃から地道な交流が必要だ。知事が一生懸命に取り組んでいる経済交流、危険が伴うが防衛協力交流、心が通じ合える人人の交流、文化交流などが挙げられると思います。人人交流に関しては、昨年来から取り組んでいただいておりますグロ―バル人材育成などから広げることができる。また、文化交流に関しては、今こそ積極的な展開が求められる。まずいことに韓国・中国などは日本よりも民間交流を含めて、米国との積極的外交を展開しているように見えます。国がやられなければ埼玉県が、できることからすぐに実行に移していくべきと考えます。国の民主党政権、次の自民党政権、関係ないよ。
長々と持論を展開してまいりましたが、米国との人人交流、文化交流について、知事のご所見をお伺いいたします。

A 上田清司 知事

米国はかつて日本と戦争した経緯もあり、歴代駐日大使には同国を代表するような人物を送り込んでまいりました。
長きにわたり駐日大使を務めたライシャワー氏は、学者として日本の歴史や文化を米国に広めてきました。
副大統領を務めたモンデール氏の起用は、まさに日米関係の重視を象徴する人事でありました。
また、上院院内総務であり米国議会随一の実力者でもあったベーカー氏を駐日大使にしたように、常に日本との絆を強くする意思を米国は持っていた。このように思っています。
貿易などを通じての経済交流も重要ですが、人を通じての交流が国と国との間では象徴的な友好親善になったりする場合もあると思います。
日本にとっても米国との連携が極めて重要ですので、国だけではなく地方レベルや個人レベルでの交流をどんどん進めていくべきだと思います。議員のご提案のとおりだと思います。
本県は、米国のオハイオ州と姉妹提携を結んでおります。私は同州を含む中西部の10州と日本とで一年交代で開催しています「日本・米国中西部会」に9年連続で出席をしています。
本年9月にも、ミネソタ州で行われました会議に出席してまいりました。その目的は各州知事と地方政府レベルで人と人との交流を深め、揺るぎない日米の信頼関係を築くことであります。
あわせて、日米の参加企業のトップの方々と会談し本県の企業誘致の優位性のアピールもしております。
こうした交流を地道に積み重ねることによって、いくつかの米国企業や、キッコーマンの工場を県内に誘致するといった成果も生まれています。
人と人との交流を担う人材の育成にも力を入れています。昨年度、思い切って、文部科学省も驚く自治体としては破格となる十億円規模の「埼玉県グローバル人材育成基金」を創設いたしました。
この基金を活用し、これまでに221人の奨学生が米国の大学に留学しています。
オハイオ州との姉妹交流事業でも、本県奨学生の派遣やインターンシップ研修生の相互派遣など人材育成を中心に行ってまいりました。これまでに本県から75人を派遣し、オハイオ州から84人を受け入れています。
本県では、これらの奨学生や研修生全員に「埼玉親善大使」を委嘱し、留学先における本県のPRや積極的な交流を促しているところでございます。
彼らが学問や技術だけでなく、人と人との交流を通じて多くのことを吸収することにより、両国の懸け橋となって活躍する人材に成長していくものと確信しております。
文化交流では、本年6月から8月まで、藍染めの第一人者であり埼玉県指定無形文化財保持者であります羽生市在住の中島安夫さんがサンフランシスコの総領事館で藍染めの個展を開催しました。
先日、ご本人とお会いしたところ、日本の伝統技術によって染め上げた優雅で美しい作品は、どれも展覧会を訪れた米国人に大変好評を得たとのことでございました。
かつて、本県の偉人・渋沢栄一翁は、青い目の人形と日本人形を贈り合う文化交流を通じて、日米の友好親善に尽くしてきました。こうした文化交流の精神は、現在も埼玉県民にしっかりと受け継がれています。
今後とも、米国との人と人との交流、文化交流を積極的に進めていくことは重要だと思っております。議員のおっしゃるとおりであります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、正式な会議録とは若干異なります。

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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