埼玉県議会 県議会

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掲載日:2019年10月4日

平成24年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (権守幸男議員)

「犬・猫の殺処分ゼロを目指して」について

Q 権守幸男議員(公明)

本県の犬・猫の殺処分減少は、県が動物愛護管理計画で定めた目標以上のペースで進んでおり、この間における関係者のご努力に敬意を表するものであります。しかし、目指すべきはあくまでゼロであります。今後の一層のご尽力を願うものであります。
そこで、さらなる殺処分数の減少を目指して、参考にすべきと考えるのが高崎市の取り組みです。同市は、動物愛護センターの開設を契機に1年間で殺処分数を8割減少させるという劇的な成果を上げました。そこで、去る7月、公明党議員団は高崎市動物愛護センターを視察してまいりました。同センターの取り組みのうち、大いに学ぶべきと感じたのは引き取りの抑制であります。同センターは、月2回行われていた引き取り日をなくし、飼い主と個別に対応する体制へと変更しました。以前は、引き取り日になると犬・猫を持ち込む住民が多く来所し、対応に追われていたそうですが、個別対応にしてからは職員が飼えなくなった理由を詳細に聴取、世話をする時間やお金がない、面倒臭いといった身勝手な理由の場合は引き取りを断り、飼い主の責任で次の飼い主を見つける努力をと指導するなど、時間をかけて説得していったそうであります。電話相談では、センター職員が防波堤となり、1時間、2時間と時間をかけて熱心に懇切丁寧に説得を行います。時には、電話口で熱くなった職員が飼い主と押し問答になることもあるそうです。電話で解決に至らない場合には、職員が2人1組となり、飼い主宅を訪問、さらに説得を重ねます。安易な引取りには応じない、小さな命を守る献身的な努力に殺処分数を劇的に減らすことができました。私は、本県の動物愛護行政担当者のご努力を大変評価するものですが、この説得による引き取りの抑制にも、ぜひ力を入れるべきと考えます。
そこで伺います。本県における犬・猫の収容頭数のうち、引取りによるものはどの程度あるのか、この5年間の数字をお示しください。また、そのうち保健所で受けた数字はどの程度でしょうか。犬の引取りにおいては、動物指導センターはもちろん、保健所がまず窓口になると思われますが、保健所における引き取り抑制のための説得は十分に行われておりますでしょうか、保健所を含めて簡単に引き取らない、説得活動を強化すべきと考えますが、保健医療部長に伺います。

A 奥野 立 保健医療部長

まず、過去5年間の犬・猫の引き取り数についてでございます。
犬の引き取り数でございますが、平成19年度の1,102匹に対して、平成23年度は553匹でした。捕獲も含め県に収容された犬全体に占める割合はそれぞれ30パーセントと23パーセントでございます。
猫の引き取り数でございます。平成19年度の698匹に対し、平成23年度は846匹であり、猫の全収容数に占める割合はそれぞれ19パーセントと27パーセントでございます。
犬は5年間で半減させることができましたが、猫は21パーセント増加をしております。
引き取った猫の約半数は生まれて間もない子猫のため、引き取りの抑制と併せて避妊措置の重要性も更に啓発をしていく必要があると存じます。
保健所での引き取り数でございます。保健所では犬の引き取りだけを行っておりますが、平成19年度の710匹に対し、平成23年度は467匹となり、34パーセント減少させることができました。
次に、簡単に引き取らない説得活動の強化についてでございます。
県では、年度当初に行う業務研修会で、国の方針も踏まえ引き取り相談に来た飼い主の方に対して思い直すよう説得に努めることを担当職員に強く指示をしております。
保健所では、家族全員でよく話し合ったのか、新たな飼い主探しを十分行ったのか、引き取った犬の多くが殺処分になることを理解しているか、など引き取りを要請するに至った事情を時間をかけて聞き取ります。
その上で、本当に飼い続けることができないのか、粘り強く飼い主の方を説得しております。
保健所からの帰り道に、職員から言われた殺処分の一言が忘れられず、一度は引き渡した犬を返してほしいと言って戻ってきた飼い主の方もいらっしゃいます。
さらに、本県独自の取り組みとして、犬や猫を手放そうとする飼い主の方が譲渡先を見つけるお手伝いをするため、動物指導センターのホームページの中に新しい飼い主を探すための専用のサイトを立ち上げております。
今後は、飼い主の方を説得できた事例や効果的な取組を手引きとしてまとめるなど、担当者間での情報の共有化を図り、説得に当たる職員の一層の技能向上に努めてまいります。
高崎市同様、本県職員も不幸な命を1匹でも減らしたいと願い、日々悪戦苦闘しております。
今後とも、県として引き取りの抑制を強く進めてまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、正式な会議録とは若干異なります。

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