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ページ番号:11826

掲載日:2019年10月4日

平成24年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (醍醐 清議員)

埼玉県のがん治療の現状と今後の対応について

Q 醍醐 清議員(民主・無所属)

日本人の2人に1人がかかり、3人に1人はがんで死亡する時代となったとのことです。確かに、がんは町内のどなたと話をしていても出てくる、そういう身近な病気となりました。そうした中、埼玉県では埼玉県がん対策推進計画が策定され、がんの予防とがん検診の受診率及び質の向上をはじめ、県を挙げてがん対策に取り組まれていることに感謝を申し上げる次第でございます。この質問を作るに当たり、がんで亡くなられた患者様のご家族からお話を伺う機会がありました。がんにり患された患者様がいちるの望みをかけ、先進医療であるがんワクチン療法を併用したいと主治医に申し出たところ、がんワクチン療法を受けるのであれば退院してほしいと告げられ、この患者様はやむなく退院され、がんワクチン療法を行う道を選択、他の病院に退院されましたが、このワクチン治療を受ける間もなく、変調を来し、再入院され、お亡くなりになったそうでございます。
このがんワクチン療法を実際に行っている病院に尋ねましたところ、この療法はまだ承認されておらず、治療に参加するには治験としての参加、主治医の同意が条件で、同意をしてもらえるドクターも少ないと、まだまだ難しいのも現実です。しかし、愛する家族にがんが告知されたとき、ご本人及びご家族ががんを治したい、命をあきらめたくないと強く願い、そのためのあらゆる可能性を選択したいと思うのは当たり前のことだと思います。丁寧なインフォームド・コンセントが行われ、患者様及びご家族との間に信頼関係が構築されれば、病院に強い不信感を抱かずに済み、本人とご家族は残された貴重な時間を有意義に過ごせたのではないかと思うと、誠に残念でなりません。
そこでお伺いします。
一点目に、この患者様が先進医療の併用という選択肢を選べる方法はないものか。
二点目に、患者数が多い中、一人の患者様にかける時間を増やすのは大変だと思いますが、患者様とご家族が大切な選択を迫られたとき、もっともっと丁寧なインフォームド・コンセントを行うべきと考えますがどうでしょうか。
三点目、今後さらに緩和ケアも充実させるべきと考えますが、具体的にどのような施策を行っていくのか。
以上、三点について病院事業管理者にお伺いをいたします。

A 名和 肇 病院事業管理者

まず、「先進医療の併用という選択肢を選べる方法」についてでございます。
先進医療とは、最新の先進技術として厚生労働大臣が承認する保険診療外の医療行為で、実施できる医療機関が限られております。
がんセンターでは、患者さんに最善の治療法を見いだすべく、様々な検討を行ったうえで、センターで実施していない先進医療については、患者さんに丁寧な説明を行い、実施できる医療機関を紹介しております。
今後とも、先進医療を含め、治療の選択肢が増えるよう努めてまいります。
次に「もっと丁寧なインフォームドコンセント」についてでございます。
インフォームドコンセントとは、医師が患者さんに対して、治療の内容や方法、効果などを説明し、御理解をいただき、同意を得ることでございます。
がんセンターでは、医療スタッフと患者さん・御家族との間に信頼関係を築くべく、インフォームドコンセントを行っております。
今後も丁寧なインフォームドコンセントを行い、患者さんや御家族の希望に沿える医療の提供に努めてまいります。
次に「今後の緩和ケアの具体的な施策」についてでございます。
平成25年12月末(まつ)オープン予定のがんセンター新病院では、緩和ケア病棟の病床数を現在の18床から36床に倍増し、4人部屋を無くして全室個室といたします。
また、御家族との憩いの場となる音楽室や広いデイルームなども整備し、これらを使って緩和ケアボランティアの活動を一層充実させます。
さらに、全国的に数少ない緩和ケアの専門医を育成するとともに、専門スタッフを増員し、がんの痛みをやわらげる疼痛コントロールなどを強化してまいります。
これらの取組により、患者さんが、その人らしい心穏やかな療養生活を送れるよう、緩和ケアの充実に努めてまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、正式な会議録とは若干異なります。

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議会事務局 政策調査課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

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