埼玉県議会 県議会

ここから本文です。

ページ番号:11776

掲載日:2019年10月4日

平成24年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (石渡 豊議員)

「振り込め詐欺防止検定」を活用し、本県から振り込め詐欺を撲滅しよう

Q 石渡 豊議員(公明)

被害が後を絶ちません。被害に遭いやすいのは、高齢者の方々が圧倒的に多いです。振り込め詐欺犯人、腹立たしいです。犯人の常套句は「誰にも言わないで」です。この誰にも言わないでという言葉によって、被害者に私しか助けることができないという情愛の念を抱かせます。被害者の中には、老後の資金を全て、全てだまし取られ、自らの命を絶たれた方もおります。単なる詐欺ではございません。人の命にまで及ぶ重大な犯罪であります。これ以上犠牲者を出してはいけない。私は、心から訴えます。
9月10日、埼玉県警の浦和警察署を視察しました。目的は振り込め詐欺防止検定です。この検定は振り込め詐欺を防止する決めの一手となると私は確信しました。この検定は浦和署の署員が考案し、手づくりされたものでした。既に検定会は7月、8月、9月、8回開催され、1千人が受験、さいたま市のみならず蕨市や川口市、鴻巣市や熊谷市からもお越しになられたそうです。
署員の手づくり、見えなくて済みません。実物でございます。この検定は浦和署の職員が手づくりしましたと言いましたが、問題づくりには御苦労の跡があります。対象が高齢者ですので、余り煩雑にならないように心掛けられました。飽きがこないように署員が一つ一つ問題を読み上げて答えてもいただいております。受験後成績が5段階評価をされます。その成績に応じた診断表、こっちです。そして認定書、これです。受験者に手渡されます。テレビで親しまれている診断表は、水戸黄門様をモチーフにしています。判定1級、これはあなたは水戸黄門様タイプですとほめてくれます。2級は、助さん格さんタイプ。5級は、あのうっかり八兵衛タイプです。続いて、認定証です。実物はこれですけれども、検定証には認定者の名前、浦和警察署長杉山信夫と書かれ、署長の朱印まで押されています。受験者は大切にされております。グッドアイデアです。
検定の効果はてきめんでした。受験後2日後、70歳代の男性から自宅にかかってきた電話を振り込め詐欺と見破ったとの知らせが浦和署にあったそうです。
お伺いします。まず一つ目は、警察本部長にお伺いします。本県警察本部は振り込め詐欺を防止すべく様々な取り組みをなされています。この振り込め防止検定、効果は非常に大きいと考えますが、本部長のお考えはいかがですか。また、県内全ての警察署で実施すべきとも考えますが、警察本部長のご所見をお聞かせください。
二つ目は、この検定ですが、多くの県民の皆様に受けていただきたいと考えます。県警各署の努力だけでは検定の広報とか、会場のことなどハードルが多々あるかと思うところでございます。県下の市町村からの協力が必要です。各市町村に対し協力のご要請をしていただけますでしょうか、県民生活部長お伺いします。

A 金山泰介 警察本部長

本年の振り込め詐欺認知件数は、8月末現在で326件、被害総額は約6億4,594万円であり、件数、被害額共に昨年の同じ時期を下回っているものの、依然として高水準で推移しております。現金を直接手渡してしまう被害が増加している状況にあります。
一方、本年8月末現在の検挙でありますが、昨年同期と同水準の204人の犯人を検挙しております。
振り込め詐欺防止対策に関しては、各種メディアを通じて広報啓発活動を強化しているのに加え、あらゆる機会をとらえての防犯講話、各種キャンペーン、直接電話による注意喚起等により情報発信をしておりますが、被害者の多くの方が、振り込め詐欺の存在を認識しながらも、犯人からの電話に慌ててしまい、騙されてしまっているのが実態であります。
今回、浦和警察署が本年7月から実施しております「振り込め詐欺防止検定」は、従来の警察からの一方通行的な情報発信による未然防止対策とは異なり、振り込め詐欺に関する問題を自ら考えて解答するものであるため、これまでの対策から一歩踏み込んで、受検者自らが振り込め詐欺未然防止の重要ポイントについて認識することで、より強い印象に残るものだと思われます。
さらに、これにより未然防止が図られた例もあるなど、効果も期待できます。
県警察といたしましては、この「振り込め詐欺防止検定」について、県下の全警察署に署の実情に即し、効果的に実施するよう、取り組ませているところであります。

A 吉野淳一 県民生活部長

振り込め詐欺は、子どもや孫に対する家族の深い愛情や強い絆を利用する卑劣で悪質な犯罪であり、決して許すことができない重大な犯罪です。
県では、県民に注意を促すため、県ホームページをはじめ職員による防犯出前講座や自主防犯活動団体に対する研修会など、県民に対して機会あるごとに啓発活動を行っています。
また、民生委員や交通安全母の会会員に、高齢者宅を訪問して指導・助言を行っていただく「お達者訪問大作戦」を実施しています。平成23年度は約65万世帯を訪問いたしました。
しかし、最近は犯人側の手口も巧妙になってきており、被害が後を絶たない状況にあります。
振り込め詐欺を防止するには、犯行の手口を県民の方々に繰り返しお知らせし再認識をしていただくことが重要です。
浦和警察署が実施した「振り込め詐欺防止検定」は、受講者からは具体的な手口を学んで勉強になった、巧妙さが再認識できたとの反響があり、既に効果も現れていると承知しています。
県としては、警察本部とも連携し、他の警察署が同様の検定を実施する場合には市町村に対し、検定を円滑に実施するための広報、会場の確保などできる限りの協力を行っていただくようお願いしてまいります。
また、県としても、高齢者に対する交通安全教育の機会にあわせて振り込め詐欺への注意喚起を図るなど、振り込め詐欺被害の防止になお一層取り組んでまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、正式な会議録とは若干異なります。

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?