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掲載日:2019年10月4日

平成24年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (松本恒夫議員)

全国学力テストの結果について

Q 松本恒夫議員(自民)

小学校では昨年度から、中学校では本年度から、新しい学習指導要領が全面実施となっています。新しい学習指導要領は、変化の激しいこれからの社会を生きるために、確かな学力、豊かな人間性、健康・体力のバランスがとれた生きる力を一層育むことを目指しています。私は、本県の次代を担う子供たちが新しい学習指導要領の下しっかりと勉強し、これからの社会を生き抜くためには、必要な力を確実に身に付けてもらいたいと考えています。
このような中、本年4月2年ぶりに全国学力学習状況調査、いわゆる全国学力テストが実施され、8月8日に文部科学省がその結果を発表しました。それによると、本県の正答率の推計値が全科目で全国平均を下回っているとのことであります。今回のテストは、小学校6年生と中学校3年生を対象に抽出で実施され、本県では公立の小中学校からそれぞれ117校、およそ2万5千人の児童生徒がテストに参加しました。学校の抽出率は全国で30.7パーセント、本県は18.7パーセントとのことです。県の平均正答率を見て見ると小学校6年生では、国語と理科が全国の平均にほぼ並んでいますが、算数で差がついています。また、中学3年生については、国語が全国平均に近くなっていますが、数学と理科が全国を下回っています。
この結果について、県教育委員局は「残念である。全国とのギャップは開いていると受け止める」との報道がありました。私は、今回の結果は非常に残念であるとともに、憂慮すべき事態だと感じています。「教育立県・埼玉」の確立を目指す教育局として、この結果の原因をどのように分析し、今後どのように対応していくのか、教育長にお伺いします。
また、今回のペーパーテストと同時に行われた質問紙調査では、中学校において「家で宿題をしている」との回答が79.7パーセントと、全国平均より6ポイント低いという結果も出ました。全国学力テストで常に上位に位置している秋田県や福井県、石川県などは、家庭での学習時間が長いという話も聞いております。普段から家庭での学習習慣や環境を作ることも重要と考えますが、併せて教育長のご所見を伺います。

A 前島富雄 教育長

まず、今回の「結果の原因をどのように分析し、今後どう対応していくのかについて」でございます。
全国平均を下回る今回の結果は、大変残念なもので真摯に受け止めており、この結果への対応は、県全体で取り組むべき重要な課題であると考えております。
全国学力・学習状況調査を分析した上で、今回の結果の原因としてまず言えることは、授業の中で子供たちに教えた内容がしっかりと身に付いているかどうかの確認が必ずしも十分でなかったことであります。
そのため理解が不十分な子供に対するフォローがしっかり行われていなかったのではないかと考えております。
また、問題文が長いものや記述形式で答える問題の正答率が低かったことから、資料を読み取る力や考えたことを適切に表現できる力が十分に身に付いていなかったことも原因の一つであると分析しております。
これらの課題への対応として、まず、授業や単元のまとめの段階において、その都度、子供の理解の状況を丁寧に確認することが必要であります。
また、資料から必要な情報を読み取る活動や、自分の考えを分かりやすく表現する活動を日ごろから積極的に授業に取り入れることなどの改善も必要であります。
これらの対応につきましては、早急に取り組むべきであると考えております。
そこで、8月30日には臨時に市町村教育委員会の担当課長を集め、今回の結果を強い緊張感をもって受け止め、これらの改善に取り組むよう要請いたしました。
また、今回明らかになった課題への対応に限らず、優れた取組事例を県内外から収集し市町村教育委員会や学校へ提供するなど、子供たちの学力向上へ向けた各学校の取組が一層推進されるよう努めてまいります。
次に、「普段から、家庭での学習習慣や環境をつくることについて」でございます。
子供たちの学力を向上させる上で、家庭での学習習慣や環境をつくることは大変重要であり、これまでも、各学校では、学校だより、学級懇談会などをとおして家庭学習の大切さを伝えてきております。
今後は、学校だけでなく県教育委員会としても、PTA連合会などの関係団体とも連携を図り、より一層、保護者の理解を求めていく必要があると考えております。
また、家庭での学習習慣の定着には、宿題を出すことも重要な役割を果たすものと考えております。
そして、宿題を出す際には子供の習熟度に応じた課題にしたり、返却する際には一人一人に適切な指導を行うことで、子供の学習意欲を向上させたりするなどの工夫を一層図る必要があります。
県といたしましては、今回の調査結果も踏まえ、子供たちの学力向上に市町村教育委員会、学校、家庭と一体となってしっかりと取り組んでまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、正式な会議録とは若干異なります。

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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