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掲載日:2019年10月4日

平成24年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (松本恒夫議員)

いじめ問題について

Q 松本恒夫議員(自民)

今、いじめが大きな社会問題となっています。本県でも今年4月、草加市において中学2年生が同級生から飛び降りを強要され、重傷を負った事件がありました。また、8月には、さいたま市内の中学校において1年間も陰湿ないじめが続き、中学2年生が逮捕されるという事件が発覚しました。さらに今月には、川越市内の男子中学生が同級生から暴行を受け意識不明の重体となった事件で、被害生徒は入学当初からいじめを受けていたことが明らかになりました。
いじめ対策は、従来から学校中心に鋭意取り組まれてきたと思います。また、学校現場においても、いじめ防止のために本気で取り組んでいる学校や先生も多いと思います。しかし、残念ながら把握できていないいじめもあります。最近のいじめはあまりにも陰湿です。さいたま市内の中学校の例では、教師に救いを求めなかった理由について、親を心配させたくなかったと話していたそうです。このように、そもそも1年以上も親や学校もいじめに気がつかないということがあるのであれば、大きな問題なのではないでしょうか。
子供たちの心の叫びにもっと敏感にならなければいけません。担任の先生に相談できなくても、誰かに相談できるような場が必要ではないでしょうか。電話相談でもよいと思います。そうした中で、次のステップへ導き、児童生徒をいじめから守る体制が必要ではないでしょうか。
今日、この傍聴者の中にですね、実は、私がその昔小学校一年生のときの担任の先生も来ておられますんでね、何十年も前の「あの子は控えめな子を励ました」とそういう記述が残っているんですね。どこかで見ていらっしゃるはず。どこまでいったでしょうかね。
いじめられている子を孤独にさせてはいけません。誰かが子供の気持ちを共有、共感してあげなければならないと思います。そうすれば解決のステップにつながるはずです。いじめを見抜けなかった、いじめに気がつかなかったなどという言葉を学校関係者が発言しているようでは話になりません。いじめられている子供の心の叫びに一刻も早く気づき、一緒になって問題の解決に向かうことが何よりも求められていると考えます。
以上、私の考えを踏まえ、今後のいじめ対策としてどう取り組んでいくのか、教育長のお考えをお伺いいたします。

A 前島富雄 教育長

県内において、いじめを見抜けず結果的に重大な事件を引き起こした事例がございました。教育に携わる者として誠にやりきれない思いであります。
命を大切にする教育やいじめの根絶に向けて全力で取り組まなければならないと改めて決意したところです。
いじめの根絶には、まず未然防止、そして早期発見・早期対応が何より大切です。
そのためには、学校で子供たちの一番身近にいる教員が、常に子供たちと正面から向き合い、「いじめは人間として絶対に許されない」「先生たちは、みなさんを絶対に守り抜きます」という力強いメッセージを言葉と毅然とした態度ではっきり子供一人一人にしっかりと伝えることが重要です。
また、子供の小さな心の変化や救いのサインを決して見逃さないために、教員が常に子供たちに寄り添い、かつ学校全体で組織的に対応することが求められます。
こうしたことを改めて徹底するため、県教育委員会では7月から8月にかけて、県内の全ての公立小中学校の生徒指導主任を対象に研修会を実施し、直接指導を行いました。
具体的には、いじめの早期発見について、子供の返事の声や顔色、行動の様子などからサインを敏感に感じ取れる感性をもつこと。
また、子供がいじめの被害を教員に話せるためには、子供と教員の信頼関係は欠かせないものであり、教員は子供にとって助けてくれる存在でなければならないことなど、教員の意識や姿勢について指導したところでございます。
さらに、この研修会の参加者には、各学校で、2学期が始まるまでに、必ずいじめに関する校内研修を行うよう指示したところであり、各学校では、現在この研修を踏まえ、いじめ対策に取り組んでいるところでございます。
また、教員や保護者に相談できず、一人で悩みを抱え込む子供もいます。
本県では、電話教育相談窓口を設置し、その連絡先を記載した「相談窓口広報カード」を小学校4年生から高校生までとその保護者に配布し、24時間365日受け付ける体制を取っております。
子供たちがいじめの悩みをいつでも相談できるよう、この相談窓口の周知について積極的に取り組んでまいります。
なお、8月に知事部局、教育委員会、警察本部の各関係部局長を委員とする「埼玉県いじめ問題対策会議」が設置されました。
現在、様々な観点から全庁的にいじめ対策について検討をすすめているところであり、10月中には検討結果が示されることとなっております。
いじめ対策につきましては、この「埼玉県いじめ問題対策会議」の検討結果も踏まえ、今後とも、教員が連携し学校全体でいじめられている子供の叫びをしっかりと受け止め、保護者や教育委員会、関係機関が一丸となって、取り組めるよう努めてまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、正式な会議録とは若干異なります。

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議会事務局 政策調査課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

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