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掲載日:2019年10月4日

平成24年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (松本恒夫議員)

認知症高齢者の増加について

Q 松本恒夫議員(自民)

(パネルを提示)いよいよ出てまいります。こんなもんで、このようなパネルを作ってみました。こう見ますと黄色いラインが2002年の推計のラインであります。このときは、イエローカードで、黄色になったわけであります。イエローで黄色でやりました。ところが最近、今回出された推計はこのレッドカードですね、びんびんと予定より多くなった。それを今から申し上げます。
これまで最も若い県と言われておりました埼玉県も、現在高齢化が急速に進んでいます。65歳以上の割合、いわゆる高齢化率は2010年には2割を越えました。実は私もその一人であります。さらに、いわゆる団塊の世代の方々が65歳以上に達し、高齢者の仲間入りをする2015年には4人に1人が高齢者になる超高齢者社会が到来します。この高齢化の進展に伴い、今後非常に懸念されるのは認知症高齢者の大幅な増加であります。
去る8月下旬に厚生労働省から発表された新たな推計によれば、先ほどの2010年時点での全国の認知症高齢者約280万、この赤いほうです。レッドのこの辺ですね。2012年です。従来推計が208万、これが黄色いほう、これがそうです。これだけ開きが出てまいりました。現在の推定認知症高齢者は、実に65歳以上の10人に1人が認知症を患っていることになり、現在の推定認知高齢者数は約305万人となっております。これは本年であります。この辺です、305万人、増えております。そして、2015年に約345万。これです、340万。そして2025年には、何と一番右側のほう行きますと約470万人、これです、470万人。急速に増加するものと見込まれています。
認知症は誰もがなり得る病気であり、高齢者やその家族にとっても大きな不安定要素であります。もう既に私もその認知症の第一歩を踏み出しているかもしれません。笑い事ではありません。
私も認知症患者の家族の介護に悩んでおられる方から相談を受けたことがあります。ある方は、物覚えが悪くなったことに始まり、次第に時間に合わせて行動できなくなり、ひどくなってからは既に亡くなった両親が心配しているからと遠く離れた実家に歩いて帰ろうとすることもありました。介護をする御家族は認知症の進行に伴い、お風呂やトイレ、食事など普段の生活で援助に追われ、徘徊など症状が悪化するにつれて毎日大変な御苦労されておりました。
私は今後、認知症高齢者のますますの増加が見込まれる中、認知症になっても健やかな生活を送ることができるとともに、介護する御家族の負担が少しでも軽減されるよう、県として認知症対策に取り組むべきと考えますが、福祉部長のご見解をお伺いします。

A 荒井幸弘 福祉部長

埼玉県の高齢化は全国一のスピードで進行しており、認知症高齢者の急速な増加が見込まれることから、認知症対策は今後ますます重要な課題になると認識をしております。
この認知症高齢者の増加に対応するためには、認知症を早期に発見し適切な治療に結びつけることにより、できるだけ進行を遅らせることが重要であります。
さらに、認知症の人と家族を地域で温かく見守り支える環境づくりを進めることが必要であると考えております。
近年、アルツハイマー病など認知症の原因となる疾患につきましては、より早い段階で適切な治療・投薬を受けることで進行を遅らせ、健康な時間をより長くすることが可能となってまいりました。
このため、県では日頃高齢者が受診するかかりつけ医に、認知症治療の知識・技術を習得していただく研修会を、県医師会とともに平成18年度から実施しており、これまでに552人の医師の方に受講していただきました。
併せて、このかかりつけ医への助言や支援を行う「認知症サポート医」を、各市町村1名程度を目標に配置を進めており、今年度末までに66人を養成する予定でございます。
また、認知症を正しく理解し認知症の人や家族を見守り支える「認知症サポーター」を市町村とともに養成をしております。
これまで、自治会の役員や民生委員のほか、社会貢献の意欲が比較的高く認知症に関心のある方々などに受講していただいております。
平成22年度末現在の養成数7万5千人を4年間で3倍にすることを目標に養成を行っているところであり、平成24年6月末までに約10万人の養成を行ったところでございます。
さらに、本年度からは企業もこの取組に参加していただけるよう「認知症サポート企業」を現在募集をしているところであり、近く、第1回の登録を行う予定でございます。
登録企業には、全従業員にサポーター養成講座を受講していただくほか、認知症に関する啓発や見守り活動を行っていくこととしております。
県といたしましては、これらの施策に加え、認知症電話相談や家族交流集会、介護基盤の整備などを引き続き推進し、認知症になっても自分らしく地域で安心して生活できる環境の整備を全力で進めてまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、正式な会議録とは若干異なります。 

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

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