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掲載日:2019年10月4日

平成24年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (田中龍夫議員)

高校入試の改善について

Q 田中龍夫議員(自民)

グローバル社会の進展に伴い、国際的共通語として英会話能力を身に付けることは大変重要なこととなってまいりました。しかし、日本の学校において義務教育、高校教育で長い英語教育を終えて、英語で自分の意見を伝えることのできる日本人はどれだけいるでしょうか。私も中学校、高校、大学と英語を勉強してきました。しかし、実際の会話となると、道を聞くのと買い物をするのがやっとの程度です。コミュニケーションの役に立たない英語の授業は何が原因なのか。それは、大学入試と高校入試の英語の出題に根源があると言って間違いではないと考えます。
文科省も、平成25年度全面実施予定の新しい高等学校学習指導要領の中で、授業を実際のコミュニケーションの場とするという観点から、英語の授業は英語で指導することを基本とすると改善を図りました。しかし、大学入試で文法中心の問題がこのまま続く限り、現場の教師が会話力重視の授業に転換していくことに大きな抵抗感があるのではないでしょうか。同じように、高校入試の英語試験の出題が文法中心である限り、やはり中学校の授業でも会話力重視の授業に転換することには大きな抵抗感があることと考えます。
そこで、来年度中学に入学する新中学1年生が高校入試を受験する平成28年度までの4年間、高校入試から英語を外してはいかがでしょうか。そうすることによって、中学校の現場ではスムーズに会話中心の授業に移行することができるのではないでしょうか。来年度より高校入試から4年間、英語を外すという提案について、教育長にお考えをお聞きいたします。そうした埼玉の動きが大学入試を必ず変える方向に動かすことと考えます。
恐らく、提案の内容は理解しつつも、現実には他県に先駆けた大胆な行動はとらないところと察しますが、とすれば、生徒のために社会ですぐに使える実践力のある英語力の育成につなげるために、会話を重視した授業を展開する方策を考えていかなければなりません。その方策について、教育長のご所見を伺います。

A 前島富雄 教育長

まず、「来年度より高校入試から4年間、英語を外すという提案」についてでございます。
中学校における英語の授業は、現在、コミュニケーションを重視した学習が中心となっており、入試の英語の問題についても、文法中心ではなく、コミュニケーション能力を測るものとなっております。
例えば、昨年度の入試問題では、約30パーセントをリスニング問題としております。
また、問題文をすべて会話のやりとりだけの文章としたり、実際の場面で使う表現を設問とするなど工夫をしております。
高校入試の問題は、中学校の3年間のまとめとして、平素の学習成果を評価するものとして出題されております。
こうしたことから、高校入試においても英語は必要なものと考えております。
次に、「会話を重視した授業を展開する方策」についてでございます。
議員お話のとおり、中学校・高校の英語の授業では、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成が求められております。
小学校5、6年生に新たに設けられた外国語活動の時間では、英会話などによるコミュニケーションを重視した学習を実施しております。
また、中学校では、ALTとの対話などを通じて、買い物や道案内などの場面を設定して、コミュニケーション能力の基礎を育成しております。
高校では、中学校までの学習を土台とし、ディスカッションやプレゼンテーションなどを通じ、情報や考えなどを伝える能力を養っております。
日々の英語の授業の中で、「英語を話せて楽しい」、「もっと使ってみたい」、「自分の思いを伝えたい」、というような児童生徒の気持ちを育てることが肝要であります。
そのため、間違えることを恐れず積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を身に付けられる授業づくりを推進してまいります。
今後とも、児童生徒が将来、英語を使い、グローバル社会に対応できる人材となるよう努めてまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、正式な会議録とは若干異なります。

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