埼玉県議会 県議会

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掲載日:2019年10月4日

平成24年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (森田俊和議員)

国宝等を活用した観光振興について

Q 森田俊和議員(自民)

今年の5月に国の文化審議会から答申が出されまして、熊谷市の妻沼地区にある歓喜院聖天堂が国宝に指定される運びとなりました。地元では、愛称を込めて聖天様と呼んでおりますが、埼玉県の建造物では初めての国宝指定ということで、全県的に大きなニュースとして取り上げられております。聖天堂は、1735年からおよそ25年の歳月をかけまして、民衆の寄附を受けて建立されたものです。昨年までかかって完了した大改修は、9年の歳月と13億5千万円の費用を要しましたが、鮮やかな極彩色で彩られた建造当時の姿が復活しております。国宝指定に当たっては、彫刻や漆などの高度な技術が近世装飾建築の頂点をなすこと、また、そのような建物の建設が民衆の手によってなし遂げられたという点が高い価値を有すると評価をされております。改修以来、大勢の方が聖天様を訪れておりまして、地元では縁結びのご利益にちなんだゆるキャラ、えんむちゃんを作ってPRをしたり、ガイドボランティアの組織、あうんの会を作っておもてなしをしたりと、観光振興に取り組んでまいりましたが、国宝指定でこうした活動にますます励みがついております。
一方で、建造物ではないですが、埼玉県内には今までに指定されている国宝がほかにもございます。例えば鈴木前議長のお膝元行田市には、埼玉古墳群の稲荷山古墳から出土した鉄剣がありますし、また、松本議員のお膝元のときがわ町の慈光寺というところには法華経一品経、これは鎌倉時代の装飾されたお経ということですが、こういった国宝もございます。また、国宝とは違う分野ですが、聖天様の国宝指定のニュースとほぼ同時期に入ってきたのは、渡良瀬遊水地がラムサール条約登録湿地の候補になったということでした。また、昨年の話題になりますが、「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」に長瀞が取り上げられたというニュースもありました。
これまでも埼玉県は「超」観光立県宣言を掲げ、ゆるキャラやアニメなど、どちらかというと変化球的な観光振興を行ってきましたが、国宝や自然環境といった直球でも勝負をしていく時期が来たと思います。例えば国宝を訪ねる旅、利根川沿いの文化、自然を訪ねる旅など、テーマ性を持った観光開発がやりやすくなりました。川越も入ります。旅行会社との連携、県内市町村との連携や市町村間の仲介、あるいは他県の観光地との連携、例えば伊香保や鬼怒川などの温泉地の行き来に埼玉の観光地を組み合わせてもらうなど、関東近県の大きなマーケットに訴える手段がこのところ格段に増えたと思います。
以上のような状況を踏まえ、国宝等目玉となる観光資源をどのように活用していくお考えでしょうか、産業労働部長にお伺いをいたします。

A 松岡 進 産業労働部長

このたび、熊谷市の「歓喜院聖天堂」が県内の建造物としては初めて国宝に指定されることになりました。
埼玉県では、行田市の稲荷山古墳で出土された金錯銘鉄剣が昭和58年に指定されて以来、29年ぶりのこととなります。
また建造物の国宝は、関東地方で見ても東京都に2件、神奈川県に1件、栃木県に6件あるのみで、千葉県、茨城県、群馬県にはないという大変貴重な財産でございます。
日光東照宮を彷彿とさせ「埼玉日光」とも称される聖天堂は、以前からも多くの方が訪れる県内有数の観光スポットですが、国宝指定の報道がされてからは、注目が高まり観覧客が3倍に増えたと聞いております。
このほか、長瀞の「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」掲載や秩父のジオパーク認定、渡良瀬遊水地のラムサール条約登録湿地候補地への選定など、国際的に高い評価を受けるニュースが相次いでおります。
こうした高い評価を受け注目を集めている県内の観光資源を核として、県外も含めて他の観光資源と結び付けPRすることが観光戦略として大変重要と考えております。
例えば歴史的遺産を巡るコースとして、聖天堂、群馬県太田市の世良田東照宮、日光東照宮を結ぶ観光ルートの開発なども考えられます。
また、「ジオパーク秩父」での学習と寄居町にできますホンダの最新鋭工場の見学、そして国宝であります聖天堂の拝観などを組み合わせて、修学旅行や遠足などのメッカとすることも面白いと思っております。
今後は、このような国宝を含む観光コースを多数企画・設定し、旅行会社や出版社などとの商談会である「トラベルマート」で売り込むなど埼玉観光の目玉として活用してまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、正式な会議録とは若干異なります。 

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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