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掲載日:2019年10月4日

平成24年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (武内政文議員)

木質バイオマスのエネルギー利用について

Q 武内政文議員(自民)

福島第一原子力発電所の事故を受けて、我が国のエネルギー政策が原発依存から大きく方向転換をしております。太陽光発電など再生可能エネルギーの普及に焦点が当てられております。こうした中で、私は去る4月自民党県議団13名とともに、環境分野における先進事例を学ぶためドイツを訪問いたしました。その中で、先進環境都市として知られているフライブルクを訪れる機会を得ました。環境配慮型として整備されたボーバン住宅団地では、木材チップを利用したコージェネレーションにより住宅地の全消費電力の3分の1が発電され、同時に発生する熱を暖房として利用しているとのことでした。木質バイオマスを有効に活用していることを実感いたしました。
翻って県土の3分の1を森林が占めている本県では、収集運搬コストがかかることから間伐材のほとんどが搬出されず、林内に放置されていると伺っております。私は、森林資源の有効利用と地産地消の観点から、木材のエネルギー利用は今後本県にとって不可欠になってくると考えます。木質バイオマスはCO2削減の取組にも大きく貢献をいたします。また、来週から自然再生エネルギーの買い取り制度が始まろうとしております。チップや木質ペレットといった木質バイオマスは、コスト面から見ても化石燃料とも競合可能といわれております。
そこで、本県で木質バイオマスのエネルギー利用を拡大するお考えはあるでしょうか、また現在取り組んでいる埼玉エコタウンに導入してはいかがでしょうか、環境部長にお伺いをいたします。

A 畠山真一 環境部長

まず、本県で、木質バイオマスのエネルギー利用を拡大する考えはあるのかについてでございます。
間伐材や剪定枝などの木質バイオマスを活用して、エネルギーをつくる取組は、資源の循環的な活用、地球温暖化防止の観点から極めて重要であります。
埼玉県でも、秩父地域や県西部地域の山林を中心に大量の林地残材が発生しており、エネルギー源としての木質バイオマスのポテンシャルは高いものがあると考えております。
しかし、その本格的な活用には、コストの問題と木質バイオマス資源の安定供給という課題を乗り越える必要がございます。
例えばドイツでは、山の斜面が緩やかで作業が比較的容易であるため、林地残材を低いコストで大量に収集し、流通させる仕組みが確立されております。
一方、埼玉県の山は急峻であるため伐採や収集作業に手間とコストがかかるほか、搬出量の確保という点でも課題がございます。
このほか、木質バイオマスの利用に当たっては、エネルギー変換効率を高める技術開発も大きな課題となっております。
そこで県では、「再生可能エネルギー普及促進研究会」を立ち上げ、産・学・官・民の連携の下でこうした課題の克服に取り組んでおります。
具体的には、秩父市や東京大学と連携し高性能林業機械や、GISいわゆる地理情報システムの導入による林業の低コスト化に取り組んでおります。
また、早稲田大学やプラントメーカーとは、木質バイオマスを効率よく液体燃料に精製するための技術開発を行っております。
こうした取組をさらに加速し、木質バイオマスのエネルギー利用の拡大につなげてまいります。
次に、埼玉エコタウンに導入してはどうかについてでございます。
県では、秩父市から提案のあった「秩父産材の活用と木質バイオマスの利用促進のプロジェクト」を、「エコタウンイニシアティブ・プロジェクト」として指定いたしました。
このプロジェクトでは、例えば先ほどご紹介いたしました早稲田大学とプラントメーカーとの共同開発の一環として、今年度は、木質バイオマスから製造した液体燃料の実用化に向けて、実際に稼働している施設で燃焼試験を行う予定であります。
エコタウンにおけるこうした取組を突破口に、木質バイオマスのエネルギー利用の拡大を図ってまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、正式な会議録とは若干異なります。 

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

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