埼玉県議会 県議会

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掲載日:2019年10月4日

平成24年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (塩野正行議員)

福祉避難所の指定について

Q 塩野正行議員(公明)

災害時に最も支援を必要とするのが高齢者や障がい者など災害時要援護者であります。私は、昨年の6月定例会でも災害時の障がい者支援について取り上げ、災害時に要援護者の避難支援の体制づくりがなかなか進まず、特に福祉避難所の重要性を訴えました。しかし、本県における福祉避難所の指定は、高齢者向けの福祉避難所はある程度増えましたが、障害者のための福祉避難所はそれほど増えていないのが現状であります。福祉避難所は現在県内63市町村のうち、34市町にしか指定されていません。市町村の半分近くがまだ指定していないということです。また、指定されている福祉避難所の合計は404か所、内訳は高齢者向けが262か所、障害者向けが33か所などであります。
私は先頃、災害時要援護者の避難支援と、福祉避難所指定の先進県である静岡県を視察させていただきました。静岡県では、平成7年に発生した阪神・淡路大震災の翌年、平成8年度から福祉避難所の指定の促進を市や町に積極的に働き掛けてきました。その結果、現在では県内35市町のうち34市町がしっかりと福祉避難所を指定しています。福祉避難所の数は561か所に及び、主な内訳は高齢者施設が396か所、障害者施設が85か所、児童福祉施設が40か所などとなっています。静岡県では、災害時要援護者の支援体制の更なる強化を目指し、要援護者支援訓練の実施や各市町の実情に応じた福祉避難所の設置、運営に取り組んでいました。
特別な配慮が必要な災害時要援護者の避難支援の必要性は、県も十分に認識をされているはずです。災害時要援護者の方々にいざというときに安心して安全に避難していただけるよう、しっかりと体制の強化を図るべきであります。福祉避難所の指定を増やすことについて、特に障害者のための福祉避難所の指定について、県は今後どのように取り組んでいくのか、福祉部長に伺います。
一方、埼玉県内の県立特別支援学校34校のうち、福祉避難所に指定されているのは7校だけであります。通常の避難所としては18校が指定されていますが、なぜ福祉避難所になっていないのか不思議であります。福祉避難所として指定されていないのは、市町村からの要請がなかったからと言えばそれまでであります。しかし、県立特別支援学校を福祉避難所として活用してもらえるよう、県教育局から地元市町村に提案してもいいのではないでしょうか。
県立特別支援学校の福祉避難所の指定について、教育長の見解を伺います。

A 荒井幸弘 福祉部長

高齢者や障害者のための福祉避難所につきましては、県といたしましても、通常の避難所とは別に設置することが必要不可欠と考えております。
そのため、県では、これまで「市町村災害時高齢者・障害者支援マニュアル作成の手引き」を策定し、福祉避難所の設置を各市町村に働き掛けてまいりました。
特に、福祉避難所未設置の市町村につきましては、職員が個別に訪問し、設置に当たっての課題を聴取するとともに、その設置を働き掛けてまいったところでございます。
この結果、議員お話しのとおり、平成24年5月末現在で福祉避難所を設置している市町村は34となりました。
未設置の市町村に確認をいたしましたところ、課題といたしましては、何をどの程度備蓄するのか、避難者をケアする人材の確保をどうするのかなどが挙げられました。
こうした課題の解決のため、本年5月には、未設置市町村の担当者を集めた会議を開催し、先進事例や課題の対応方法を紹介しながら、設置の促進を図ったところでございます。
これらの取組の結果、現在、未設置の29市町村のうち、17市町村が平成24年度中に、2市町村が平成25年度までに設置することとなり、時期が未定なのは10市町村となりました。
一方、障害者につきましては、障害の種別によっては、高齢者施設などで受け入れることが適当でないこともございます。
そこで、受け入れていただく障害者施設の協力が必要なことから、本年3月の施設長会議において、福祉避難所として指定されることについて協力を要請いたしました。
この結果、障害者向けの福祉避難所につきましては、平成24年5月末には33か所に増えたところでございます。
県といたしましては、本年6月からは再度、福祉避難所が1か所も設置されていない市町村及び障害者向けの福祉避難所が設置されていない市町村を訪問し、幹部に対し、設置について改めて依頼をしているところでございます。
今後も、こうした取組を行うことにより、平成24年度中には、すべての市町村で高齢者向け及び障害者向けの福祉避難所の設置時期の目途をつけていただきますよう強く働き掛けてまいります。

A 前島富雄 教育長

私は、昨年、東日本大震災の避難状況を目の当たりにし、最も支援を必要とする高齢者や障害者などの方々が御苦労されている姿に、大変心が痛みました。
このため、福祉避難所の指定は、大変重要なことであると考えております。
今後、県立特別支援学校の施設設備の状況を市や町に積極的に情報提供し、災害時に、地元の市や町が、県立特別支援学校を福祉避難所として活用していただけるよう努めてまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、正式な会議録とは若干異なります。

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