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掲載日:2019年10月4日

平成24年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (岡 重夫議員)

埼玉朝鮮学校への運営費補助金について

Q 岡 重夫議員(民主・無所属)

この件は、3月の予算特別委員会で、「拉致問題などが解決するまで予算の執行を留保すべきである」との附帯決議が可決されました。また、知事は2月定例議会での質問に対し、「補助金については私学振興助成法の立場から計上しているが、こうした財務状況や教育内容が確認できない以上、凍結の状態は続きます」と答弁され、平成22年度に続き、23年度の運営補助金約900万円を凍結する英断をされました。
ところで、その私学振興助成法第三条の学校法人の責務に、学校法人は自主的な財政基盤の強化を図らなければならないということと、教育水準の向上を図らなければならないと書いてあります。私は、埼玉朝鮮学校が使用しているこの歴史教科書の「朝鮮歴史」の内容は、余りにもひどく、教育水準の向上以前の問題だと思っています。
この「朝鮮歴史」は3月の予算特別委員会でも取り上げられ、「教科書の中身も精査して判断材料にしてはどうか」との質問に対し、知事は、「中身はでたらめで、副読本や先生の授業の教え方の中で問題提起をしていただき、そのことを生徒がどう考えるかという仕組みを確認している状況です」と答弁されました。ちなみにこの教科書は学校の運営母体で、日本人拉致事件に関与した朝鮮総連の中央常任委員会教科書編集委員会が編集しています。
さて、朝鮮学校の歴史教育は、日本の中学校に当たる朝鮮中級学校の2年生から3年生まで、この「朝鮮歴史」の教科書で古代から大東亜戦争の終結まで教えられます。そして、中高一貫教育で高校に行ってからは1年生から3年生までこの「現代朝鮮歴史1・2・3」とあります。これで大東亜戦争終結後から、小泉首相訪朝の日朝ピョンヤン宣言ぐらいまで教えられるのですが、中学の2年間、そして高校の3年間、金日成・金正日親子のつくられた神話を学び、生徒たちは洗脳されるのです。例えばこの中級学校で使用されている「朝鮮歴史」は、金正日の誕生から歴史事実とは全く違う内容が書かれ、終始金日成と金正日がたたえられ、その一方では、あらゆるところで日本が悪いことをしたと書かれています。これを学んだ純粋な子供たちは、日本嫌いになることは間違いありません。そして、史実を知られない生徒たちは、ある意味で不幸だと思います。正にこれは歴史教科書ではなく、日本を悪者にし、金日成と金正日をたたえる小説と言えると思います。
補助金を出すからにはその学校の教育の中身が重要で、なぜこれほどまで日本国内で教育する朝鮮学校が日本を悪くいい、誤った歴史を教えているのか、さらにはその学校に大切な県民の税金を出さなければいけないのか疑問に思います。
特に拉致問題は、中級学校において社会の副読本で「拉致問題は非人道的な行為で、日本人被害者家族の声に耳を傾けなければならない」と教えていたとのことですが、高級学校へ行き、この「現代朝鮮歴史」では「日本が拉致問題を極大化し、北朝鮮への反対勢力を助長している」とむしろ日本が悪いように教えているのです。このように全く反省もなく、金正日が拉致を認め、謝罪していることすら記載されていない教科書で教えられているわけですから、中級学校での教えは表面的なもので、子供たちも心から非人道的な行為と思っているとは考えられません。
そこで、県が朝鮮学校に運営費補助金を出すことは、このような誤った歴史教科書を認めることにもなります。もし、学校の運営母体の朝鮮総連が、心から日本人拉致が非人道的行為で人権侵害と考えるのであれば、北と日本のかけ橋になり、北の若き指導者金正恩に対し、日本の拉致被害者を早急に日本に返すように求めるべきで、拉致被害者すべてを日本に返すことが朝鮮学校の生徒たちに対する真の教育だと私は思います。
以上のことから私は、埼玉朝鮮学校への運営費補助金は、現状では平成24年度の補助金も凍結すべきで、さらに来年度は予算に計上すべきでないと思いますが、知事のお考えを伺います。 

A 上田清司 知事

私も埼玉朝鮮初中級学校で使用されている教科書の内容を確認しております。
歴史的事象については、まさに金ファミリーの小説に近いような部分があることもご指摘のとおりであります。
また歴史的な事象についても、例えば日韓併合については、「日本は1910年8月22日日韓併合条約をねつ造した。」と記述されています。
また、「第二次世界大戦後、日本は在日朝鮮人の帰国について必要な対策を講じなかった。」と記述をされていますが、いずれも事実に反する話であります。
拉致問題についての記載も当然ありません。
このため、埼玉朝鮮初中級学校に対しては、拉致問題について生徒に正しく教えることとか、日本や国際社会の一般的な見解も教えるように要請しております。
昨年度は職員を学校に4回派遣し、授業内容を確認しました。
やったふりとか、形式上やっただけでは済まないように、今年度も引き続き授業内容の確認を繰り返して行っていきたいと思っています。
今の時点では両方の見方などを生徒たちに見せて、教えて、その感想文なんかを書かせたりしておりますが、それも嘘っぽいということになるのかどうかというのはなかなか判明できませんので、毎年繰り返し見ること以外に方法がないのかなと思っております。
基本的には私立学校運営費補助金というのは、私立学校が健全に発展することを前提にその運営を支える。
特に健全な経営、健全な教育、そして社会に貢献している故に県民の税金から支出されているものだというふうに思っています。
現在のところ、少なくとも健全な経営状態でないということだけは、はっきり明確に見えますので、補助金の支出を止めているという状況でございます。
岡議員のお話のとおり、ここでちょっとくさいので全部断ち切るという考え方もありますが、それでは子どもたちが反日教育だけを受ける可能性があって、将来においてもこうした子どもたちはなかなか日本に溶け込まない形になるのかなというふうに思っています。
私とすれば、基本的には在日の人達は日本国籍を取得していただくのが理想と考えますが、それができないのであれば、少なくとも日本社会の中で共生できるように子どもたちにきちっとした教育を教えていただきたい、このように思っております。
今それを見極めるために、様々な要請、指導をしているところでございますので、今年度の補助金の支出、平成25年度予算の計上に当たっては、こうしたことを踏まえて判断をいたします。 

再Q 岡 重夫議員(民主・無所属)

先ほど知事の答弁では、純粋な子供たちが誤った歴史教育をそのまま勉強したまま次に行かないように何とか副読本等を使っていい教育を受けるまで、受けさせるまで粘り強く待とうという気持ちがあるのかと思いますが、私はこの教科書の根っこが間違っているんで、副読本が幾ら良くても期待できないんじゃないかなというふうに思っているんですね。
それと、もう一つは、この学校運営をしているのは、もう日本人拉致事件に関与した朝鮮総連であると。この学校が、また金正恩の就任に対して子供たちを北朝鮮に送って祝福している。こういう実態を考えたら、やはり一方では期限を切って、例えば今年いっぱい改善がされなければ来年は打ち切るというような期限を切ることも一つの考えではないかと思いますが、その点について再度知事のお考えをお伺いします。 

A上田清司知事

埼玉朝鮮学校の本質の部分もご指摘をいただきました。
少なくとも、朝鮮総連の借金の担保、肩代わりで学校を提供しているくらいですから、支配者が朝鮮総連であるというのは事実、このようにみるべきだと私は思います。
一方、学校は学校で一定程度の運営を担っていることも事実であります。
そして、学校内で生活できるほどやわな社会ではなくて、スーパーカリスマは別にしても、教師一人の能力で全てが片付くわけではなくて社会関係全体もいろんな情報が飛び交っておりますので、教科書だけで全て、日本と北朝鮮との関係などを判断するほど、関係者の皆さんたちもばかではない、そして子どもたちも何となく感じるものはある、私はそんなふうに思っています。
そして、一定程度の忠誠心を指し示すために北朝鮮に総連が関係者を連れて行ったりして形を整えたりしていますが、本来人間がそういう服従体制に本当に喜んでなっているのなら脱北者はいないでしょう。
あの朝鮮内において限られた情報の中で脱北者がいるわけですから、日本の国内において一杯情報がある中で、私は一定程度の、日本社会とそして北朝鮮との関係の中においての事実関係は知りうるチャンスはたくさんあると思っています。
ただ、ご指摘のように期限を切ることとか、あるいは何らかの形で北朝鮮との関係において形をきちっと指し示すようなことを突きつけていくというご提案は一考に値するというふうに受け止めさせていただきたいと考えます。 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、正式な会議録とは若干異なります。 

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