埼玉県鉱工業指数(平成12年9月分)

生産・出荷指数とも低下

    1 概 要
 

     平成12年9月の埼玉県鉱工業指数(季節調整済、X−11デフォルトによる、平成
    7年平均=100)は、前月と比べ、生産・出荷が低下し、在庫・在庫率が上昇した。
     また、前年同月と比べると、生産・出荷が低下し、在庫・在庫率が上昇した。
     埼玉県の鉱工業生産活動では、改善の動きが見られる。














 




 

      埼   玉   県

        全     国

 指  数
 

 前 月 比
 ( % )

 前年同月
 比(%)

 指  数
 

 前 月 比
 ( % )

 前年同月
 比(%)

 生  産

  97.7

△ 1.0

   1.4

  104.9

△ 5.1

   3.9

 出  荷

  102.6

△ 4.4

   0.2

  107.2

△ 4.9

   4.2

 在  庫

  90.7

   1.7

△ 1.2

  94.6

△ 1.1

△ 0.4

 在 庫 率
 

  94.5
 

   2.7
 

△ 5.6
 

  98.8
 

   2.9
 

△ 2.1
 













 

                                   (前年同月比は原指数による)

  2 業種別動向

     生 産・・・化学工業、電気機械工業など19業種中5業種が上昇し、輸送機械工
           業、一般機械工業など14業種が低下した。

     出 荷・・・化学工業、プラスチック製品工業など19業種中4業種が上昇し、輸送
           機械工業、一般機械工業などの15業種が低下した。

     在 庫・・・一般機械工業、金属製品工業など19業種中13業種が上昇し、輸送機
           械工業、窯業・土石製品工業など6業種が低下した。

  3 財別動向

     生 産・・・最終需要財  1.3%減
               投資財  6.2%減(資本財 6.8%減 建設財 5.4%減)
              消費財  1.2%増(耐久消費財 11.0%減 非耐久消費財 5.5%増)
            生 産 財  0.6%増(鉱工業用 0.6%増 その他用 4.5%減)

     出 荷・・・最終需要財  5.1%減
              投資財  5.7%減(資本財 5.9%減 建設財 7.2%減)
              消費財  5.2%減(耐久消費財 17.2%減 非耐久消費財 5.4%増)
            生 産 財  2.5%減(鉱工業用 2.3%減 その他用 8.7%減)

     在 庫・・・最終需要財  0.6%減
              投資財  1.0%増(資本財 0.3%増 建設財 1.8%増)
              消費財  1.7%減(耐久消費財 5.1%減 非耐久消費財 2.7%増)
            生 産 財  5.7%増(鉱工業用 5.8%増 その他用 0.2%増)

 4 上昇・低下に寄与した業種及び品目

  (1)生 産:5業種が上昇、14業種が低下


 上昇した主な業種
 

 化学工業     8.0%( 1.2%)
 電気機械     1.6%( 0.3%)

 医薬品
 CDプレーヤ

 低下した主な業種
 

 輸送機械   △ 12.0%(△ 1.5%)
 一般機械    △ 3.3%(△ 0.5%)

 乗用車
 印刷機械

 上昇した主な品目

 プレス用金型 医薬品 空気圧機器

 低下した主な品目
 

 乗用車 印刷機械 橋りょう
 

  (2)出 荷:4業種が上昇、15業種が低下


 上昇した主な業種
 

 化学工業      7.7%( 0.7%)
 プラスチック   2.2%( 0.1%)

 医薬品
 プラスチック製容器

 低下した主な業種
 

 輸送機械   △ 15.6%(△ 3.1%)
 一般機械   △ 7.7%(△ 1.0%)

 乗用車
 印刷機械

 上昇した主な品目

 プレス用金型 医薬品 分離機器  

 低下した主な品目
 

 乗用車 印刷機械 普通トラックディーゼル車
 

  (3)在 庫:13業種が上昇、6業種が低下


 上昇した主な業種
 

 一般機械     10.4%( 1.4%)
 金属製品     20.3%( 1.1%)

 汎用内燃機関
 石油温風暖房機

 低下した主な業種
 

 輸送機械   △ 19.6%(△ 1.6%)
 窯業・土石   △ 3.5%(△ 0.2%)

 乗用車
 セメント

 上昇した主な品目

 厚膜集積回路 汎用内燃機関 カーステレオ

 低下した主な品目
 

 乗用車 モス型半導体集積回路(論理素子) 電子レンジ
 

  注1)上昇・低下した業種には、産業総合、鉱工業総合、製造工業総合、その他工業総     合、公益事業を数えていない。
   2)数字は対前月比。( )内は寄与度。

                  -埼玉県鉱工業指数の推移−
                                       (平成7年平均=100)