1 概 要
平成14年4月分のさいたま市の消費者物価指数(平成12年平均=100)は総合で97.0となり、対前月比は0.4%上昇し、対前年同月比は2.4%下落した。
2 前月からの動き
総合指数の対前月比は0.4%上昇した。これは10大費目の「光熱・水道」が電気・ガス代の値下がりにより2.9%下落したものの、「被服及び履物」がシャツ・セーター・下着類の値上がりにより5.1%、「食料」が野菜・海藻の値上がりにより0.7%、各々上昇したためである。
(1)今月動きの大きかった10大費目
<被服及び履物> 98.6となり、前月に比べ5.1%上昇した。これはシャツ・セーター・下着類が13.7%上昇したためである。
<光熱・水道> 97.4となり、前月に比べ2.9%下落した。これは電気・ガス代が3.9%下落したためである。
<教 育> 102.9となり、前月に比べ1.6%上昇した。これは補習教育が4.3%上昇したためである。
(2)今月上昇した主な項目(中分類)
「被服及び履物」のうち シャツ・セーター・下着類
13.7%
「食料」のうち 野菜・海藻 8.5%
「教育」のうち 補習教育 4.3%
(3)今月下落した主な項目(中分類)
「食料」のうち 油脂・調味料 −7.6%
「光熱・水道」のうち 電気・ガス代 −3.9%
「保健医療」のうち 保健医療用品・器具 −1.8%
3
前年同月との比較
総合指数の対前年同月比は2.4%下落した。これは10大費目の、「教育」が補習教育、授業料等の値上により1.6%上昇したものの、「住居」が家賃の値下がりにより4.7%、「食料」が油脂・調味料の値下がりにより2.0%各々下落したためである。
(1)今月上昇した主な項目(中分類)
「食料」のうち 肉類 7.5%
「教育」のうち 補習教育 4.3%
「被服及び履物」のうち 履物類 4.1%
(2)今月下落した主な項目(中分類)
「教養娯楽」のうち 教養娯楽用耐久財 −18.4%
「家具・家事用品」のうち 家庭用耐久財 −16.5%
「食料」のうち 油脂・調味料 − 9.2%