生産、出荷、在庫指数ともに低下

    1 概 要

    平成14年1月の埼玉県鉱工業指数(X−11デフォルトによる季節調整済、平成7年
   平均=100)は、前月と比べ、生産、出荷、在庫、在庫率ともに低下した。  また、前
   年同月と比べると、生産、出荷、在庫は低下し、在庫率は上昇した。
 













 




 

      埼   玉   県

       全     国

 指  数
 

 前 月 比
  (%)

 前年同月
 比 (%)

 指  数
 

 前 月 比
  (%)

 前年同月
 比 (%)

 生  産

  83.1

  △6.5

 △12.1

  92.3

   2.3

 △11.1

 出  荷

  88.5

  △7.2

 △17.3

  95.3

   2.7

 △10.1

 在  庫

  90.3

  △7.3

  △5.9

  93.1

  △1.1

  △3.3

 在 庫 率
 

  104.7
 

 △14.3
 

   7.1
 

  109.0
 

  △4.8
 

    5.8
 













 

                                   (前年同月比は原指数による)

    2 業種別動向

   生 産・・・金属製品工業、窯業・土石製品工業など19業種中7業種が上昇し、化学
         工業、電気機械工業など10業種が低下した。非鉄金属工業、プラスチック
         製品工業は変わらなかった。

   出 荷・・・金属製品工業、プラスチック製品工業など19業種中13業種が上昇し、電
         気機械工業、化学工業など6業種が低下した。

   在 庫・・・食料品工業、非鉄金属工業など19業種中7業種が上昇し、一般機械工
         業、輸送機械工業など12業種が低下した。

   3 財別動向

   生 産・・・最終需要財  10.1%減
         投資財     10.2%減(資本財 18.7%減 建設財 3.4%増)
         消費財      8.3%減(耐久消費財 7.8%減 非耐久消費財 8.4%減)
         生 産 財    0.8%増(鉱工業用 0.8%増 その他用 7.0%増)

   出 荷・・・最終需要財  13.1%減
         投資財     14.0%減(資本財 22.0%減 建設財 2.3%増)
         消費財      8.4%減(耐久消費財 9.0%減 非耐久消費財 8.6%減)
         生 産 財    4.3%増(鉱工業用 4.5%増 その他用 4.1%増)

   在 庫・・・最終需要財  12.5%減
         投資財     15.7%減(資本財 33.6%減 建設財 0.3%増)
         消費財     10.5%減(耐久消費財 10.0%減 非耐久消費財 11.8%減)
         生 産 財   3.9%減(鉱工業用 4.0%減 その他用 2.5%減)

   4 上昇・低下に寄与した業種及び品目

   (1)生 産:7業種が上昇、10業種が低下、2業種は変わらず


 上昇した主な業種
 

 金属製品     14.0%( 0.7%)
 窯業・土石     6.0%( 0.2%)

 食缶
 セメント

 低下した主な業種
 

 化学工業    △14.9%(△ 3.6%)
 電気機械    △19.6%(△ 2.9%)

 医薬品
 携帯電話

 上昇した主な品目

 空気圧機器 食缶 普通トラックディーゼル車

 低下した主な品目
 

 医薬品 携帯電話 乗用車
 

   (2)出 荷:13業種が上昇、6業種が低下


 上昇した主な業種
 

 金属製品     15.8%( 0.6%)
 プラスチック     8.9%( 0.5%)

 食缶
 プラスチック製容器

 低下した主な業種
 

 電気機械    △18.6%(△ 4.0%)
 化学工業    △17.8%(△ 2.7%)

 携帯電話
 医薬品

 上昇した主な品目

 空気圧機器 プラスチック製容器 汎用内燃機関 

 低下した主な品目
 

 携帯電話 医薬品 CDプレーヤ
 

   (3)在 庫:7業種が上昇、12業種が低下


 上昇した主な業種
 

 食料品        3.6%( 0.1%)
 非鉄金属     1.3%( 0.1%)

 ビール
 電力用電線・ケーブル

 低下した主な業種
 

 一般機械    △22.0%(△ 3.6%)
 輸送機械    △20.2%(△ 1.7%)

 ガス自動溶断機
 乗用車

 上昇した主な品目

 農業用乾燥機 輸送機械用エアコン 電力用電線・ケーブル 

 低下した主な品目
 

 ガス自動溶断機 乗用車 身体洗浄剤
 

  注1)上昇・低下した業種には、産業総合、鉱工業総合、製造工業総合、その他工業総
    合公益事業を数えていない。
   2)数字は対前月比。( )内は寄与度。


                 − 埼玉県鉱工業総合指数の推移 −
                                  (平成7年平均=100 季調済)