生産、出荷指数ともに上昇

    1 概 要

     平成13年8月の埼玉県鉱工業指数(X−11デフォルトによる季節調整済、平成7
    年平均=100)は、前月と比べ、生産、出荷は上昇し、在庫、在庫率は低下した。
     また、前年同月と比べると、生産、出荷は低下し、在庫、在庫率は上昇した。
     埼玉県の鉱工業生産活動は、引き続き低水準で推移している。













 




 

      埼   玉   県

        全     国

 指  数
 

 前 月 比
  (%)

 前年同月
 比 (%)

 指  数
 

 前 月 比
  (%)

 前年同月
 比 (%)

 生  産

  89.2

   4.1

 △11.4

  97.3

   3.7

 △11.7

 出  荷

  98.9

   2.7

 △14.1

  100.1

   3.6

 △11.3

 在  庫

  97.6

 △12.6

    2.4

  99.2

   0.1

    3.8

 在 庫 率 

  113.7
 

 △ 4.3
 

   23.7
 

  109.4
 

  △3.1
 

   13.8
 













 

                                   (前年同月比は原指数による)

    2 業種別動向

      生 産・・・化学工業、食料品工業など19業種中9業種が上昇し、一般機械工
            業、輸送機械工業など10業種が低下した。

      出 荷・・・化学工業、食料品工業など19業種中10業種が上昇し、電気機械工
            業、一般機械工業など9業種が低下した。

      在 庫・・・一般機械工業、化学工業など19業種中11業種が上昇し、電気機械
            工業、輸送機械工業など8業種が低下した。

   3 財別動向

     生 産・・・最終需要財 7.1%増
           投資財    4.7%増(資本財 5.0%増 建設財 3.9%増)
           消費財    10.1%増(耐久消費財 6.5%減 非耐久消費財 22.1%増)
           生 産 財  0.6%減(鉱工業用 0.2%減 その他用 1.6%減)

     出 荷・・・最終需要財 3.1%増
           投資財    5.8%増(資本財 6.1%増 建設財 3.9%増)
           消費財    2.3%増(耐久消費財 6.3%減 非耐久消費財 19.7%増)
           生 産 財  1.4%増(鉱工業用 1.7%増 その他用 2.5%増)

     在 庫・・・最終需要財 23.9%減
           投資財     1.0%増(資本財 0.0%  建設財 1.8%増)
           消費財     35.3%減(耐久消費財 45.9%減 非耐久消費財 4.1%減)
           生 産 財   1.0%増(鉱工業用 1.2%増 その他用 3.1%減)

   4 上昇・低下に寄与した業種及び品目

    (1)生 産:9業種が上昇、10業種が低下


 上昇した主な業種
 

 化学工業     31.0%( 5.1%)
 食料品工業    8.7%( 0.5%)

 医薬品
 粉乳

 低下した主な業種
 

 一般機械    △ 6.1%(△ 0.8%)
 輸送機械    △ 3.9%(△ 0.5%)

 プレス用金型
 乗用車

 上昇した主な品目

 医薬品 化粧品 交換機

 低下した主な品目
 

 プレス用金型 乗用車 空気圧機器
 

    (2)出 荷:10業種が上昇、9業種が低下


 上昇した主な業種
 

 化学工業     28.6%( 2.9%)
 食料品工業    8.3%( 0.4%)

 医薬品
 粉乳

 低下した主な業種
 

 電気機械    △ 4.2%(△ 1.0%)
 一般機械    △ 2.1%(△ 0.2%)

 CDプレーヤ
 プレス用金型

 上昇した主な品目

 医薬品 携帯電話 交換機 

 低下した主な品目
 

 CDプレーヤ 乗用車 プレス用金型
 

   (3)在 庫:11業種が上昇、8業種が低下


 上昇した主な業種
 

 一般機械      2.1%( 0.3%)
 化学工業     1.7%( 0.1%)

 空気圧機械
 身体洗浄剤

 低下した主な業種
 

 電気機械    △37.9%(△12.3%)
 輸送機械    △12.8%(△ 1.1%)

 CDプレーヤ
 乗用車

 上昇した主な品目

 空気圧機器 線形半導体集積回路 身体洗浄剤 

 低下した主な品目
 

 CDプレーヤ DAT 乗用車
 

  注1)上昇・低下した業種には、産業総合、鉱工業総合、製造工業総合、その他工業総
    合公益事業を数えていない。
   2)数字は対前月比。( )内は寄与度。


                  − 埼玉県鉱工業指数の推移 −
                                      (平成7年平均=100)