生産・出荷・在庫指数ともに低下

1 概 要

  平成13年5月の埼玉県鉱工業指数(平成12年年間補正済、X−11デフォルトによる
 季節調整済、平成7年平均=100)は、前月と比べ、在庫率が上昇し、生産・出荷・在庫
 が低下した。
  また、前年同月と比べると、在庫・在庫率が上昇し、生産・出荷が低下した。
  埼玉県の鉱工業生産活動は、低水準で推移している。













 




 

       埼   玉   県

       全     国

 指  数
 

 前 月 比
    (%)

 前年同月
 比 (%)

 指  数
 

 前 月 比
    (%)

 前年同月
 比 (%)

 生  産

  92.3

  △3.6

  △4.9

  100.9

    1.4

  △3.9

 出  荷

  98.7

  △4.0

  △6.3

  102.6

    1.7

  △3.8

 在  庫

  105.3

  △1.7

    8.0

  101.1

    0.8

    5.9

 在 庫 率
 

  108.2
 

   2.6
 

  14.3
 

  109.3
 

  △0.9
 

    9.7
 













 

                                   (前年同月比は原指数による)

2 業種別動向

   生 産・・・電気機械工業、プラスチック製品工業など19業種中9業種が上昇し、一般
         機械工業、化学工業など10業種が低下した。

   出 荷・・・電気機械工業、非鉄金属工業など19業種中7業種が上昇し、一般機械工
         業、輸送機械工業などの11業種が低下した。窯業・土石製品工業は、変わ
         らなかった。

   在 庫・・・輸送機械工業、一般機械工業など19業種中12業種が上昇し、電気機械
         工業、金属製品工業など7業種が低下した。

3 財別動向

   生 産・・・最終需要財  3.2%減
            投資財  10.8%減(資本財 16.2%減 建設財 0.9%増)
            消費財  0.8%減(耐久消費財 3.3%増 非耐久消費財 4.3%減)
          生 産 財  2.2%減(鉱工業用 2.6%減 その他用 3.7%増)

   出 荷・・・最終需要財  4.1%減
            投資財  9.6%減(資本財 15.1%減 建設財 4.2%増)
            消費財  0.5%増(耐久消費財 4.5%増 非耐久消費財 3.5%減)
          生 産 財  1.9%減(鉱工業用 2.0%減 その他用 0.6%増)

   在 庫・・・最終需要財  1.7%減
            投資財  1.0%減(資本財 0.8%増 建設財 0.3%増)
            消費財  2.6%減(耐久消費財 5.3%減 非耐久消費財 0.1%増)
          生 産 財  1.9%減(鉱工業用 1.8%減 その他用 0.1%増)

4 上昇・低下に寄与した業種及び品目

  (1)生 産:9業種が上昇、10業種が低下


 上昇した主な業種
 

 電気機械     4.1%( 0.6%)
 プラスチック    2.5%( 0.2%)

 CDプレーヤ
 プラスチック製容器

 低下した主な業種
 

 一般機械    △14.9%(△ 2.4%)
 化学工業    △ 5.2%(△ 0.9%)

 分離機器
 医薬品

 上昇した主な品目

 CDプレーヤ 化粧品 交換機

 低下した主な品目
 

 医薬品 分離機器 飲料用自動販売機
 

  (2)出 荷:8業種が上昇、10業種が低下、1業種は変わらず


 上昇した主な業種
 

 電気機械      9.7%( 2.2%)
 非鉄金属     7.6%( 0.2%)

 CDプレーヤ
 アルミニウム圧延製品

 低下した主な業種
 

 一般機械    △15.2%(△ 2.1%)
 輸送機械    △ 7.6%(△ 1.4%)

 飲料用自動販売機
 乗用車

 上昇した主な品目

 CDプレーヤ ミッドレンジコンピュータ 汎用内燃機関  

 低下した主な品目
 

 医薬品 乗用車 飲料用自動販売機
 

  (3)在 庫:12業種が上昇、7業種が低下


 上昇した主な業種
 

 輸送機械     52.4%( 2.6%)
 一般機械     6.4%( 0.8%)

 乗用車
 汎用内燃機関

 低下した主な業種
 

 電気機械    △12.8%(△ 4.4%)
 金属製品    △13.1%(△ 0.8%)

 電子レンジ
 食缶

 上昇した主な品目

 CDプレーヤ 乗用車 汎用内燃機関

 低下した主な品目
 

 食缶 電子レンジ 線形半導体集積回路
 

  注1)上昇・低下した業種には、産業総合、鉱工業総合、製造工業総合、その他工業総
    合公益事業を数えていない。
   2)数字は対前月比。( )内は寄与度。



                 −埼玉県鉱工業指数の推移−
                                      (平成7年平均=100)