埼玉県鉱工業指数(平成13年2月分)

 生産指数2か月連続低下


    1 概 要

      平成13年2月の埼玉県鉱工業指数(X−11デフォルトによる季節調整済、平成
     7年平均=100)は、前月と比べ、出荷・在庫率が上昇し、生産・在庫が低下し
     た。生産は2か月連続の低下となった。
      また、前年同月と比べると、在庫・在庫率が上昇し、生産・出荷が低下した。
     埼玉県の鉱工業生産活動においては、横ばい傾向で推移している。













 




 

      埼   玉   県

        全     国

 指  数
 

 前 月 比
  (%)

 前年同月
 比 (%)

 指  数
 

 前 月 比
  (%)

 前年同月
 比 (%)

 生  産

  92.3

 △ 0.9

 △ 3.3

  102.8

 △ 0.4

 △ 2.1

 出  荷

  99.4

    0.8

 △ 1.1

  105.6

    0.5

 △ 1.7

 在  庫

  92.3

 △ 0.2

    1.4

  96.6

    0.7

    2.4

 在 庫 率
 

  101.2
 

    2.5
 

    4.8
 

  102.3
 

 △ 0.7
 

    4.8
 













 

                                   (前年同月比は原指数による)

  2 業種別動向

    生 産・・・輸送機械工業、非鉄金属工業など19業種中9業種が上昇し、化学工業、
          電気機械工業など10業種が低下した。

    出 荷・・・輸送機械工業、一般機械工業など19業種中8業種が上昇し、電気機械
          工業、非鉄機械工業などの10業種が低下した。鉄鋼業は変わらなかっ
          た。

    在 庫・・・金属製品工業、パルプ・紙・紙加工品工業など19業種中10業種が上昇
          し、一般機械工業、輸送機械工業など8業種が低下した。電気機械工業
          は変わらなかった。

  3 財別動向

    生 産・・・最終需要財  1.6%増
              投資財  2.7%増(資本財 5.4%増 建設財 2.0%減)
             消費財  0.3%増(耐久消費財 9.9%増 非耐久消費財 3.7%減)
           生 産 財  3.0%減(鉱工業用 3.1%減 その他用 2.7%減)

    出 荷・・・最終需要財  3.9%増
             投資財  2.6%増(資本財 3.6%増 建設財 0.4%減)
             消費財  5.0%増(耐久消費財 12.9%増 非耐久消費財 1.4%減)
           生 産 財  2.7%減(鉱工業用 2.6%減 その他用 2.0%減)

     在 庫・・・最終需要財  1.4%増
             投資財  0.0% (資本財 0.2%増 建設財 1.0%減)
             消費財  1.7%増(耐久消費財 3.8%増 非耐久消費財 2.9%減)
           生 産 財  0.9%減(鉱工業用 0.9%減 その他用 0.0% )

 4 上昇・低下に寄与した業種及び品目

  (1)生 産:9業種が上昇、10業種が低下


 上昇した主な業種
 

 輸送機械     8.0%( 0.9%)
 非鉄金属     3.1%( 0.1%)

 懸架制動装置部品
 アルミダイカスト

 低下した主な業種
 

 化学工業    △ 4.4%(△ 0.7%)
 電気機械    △ 1.2%(△ 0.2%)

 医薬品
 プログラマブルコントロ-ラ

 上昇した主な品目

 プラスチック製機械器具部品 空気圧機器 電磁リレー

 低下した主な品目
 

 医薬品 工業用ゴム製品 プログラマブルコントロ−ラ
 

  (2)出 荷:8業種が上昇、10業種が低下、1業種は変わらず


 上昇した主な業種
 

 輸送機械     10.5%( 1.9%)
 一般機械     3.2%( 0.4%)

 乗用車
 飲料用自動販売機

 低下した主な業種
 

 電気機械    △ 3.8%(△ 1.0%)
 非鉄金属    △ 5.2%(△ 0.2%)

 CDプレーヤ
 アルミニウム圧延製品

 上昇した主な品目

 携帯電話 乗用車 交換機  

 低下した主な品目
 

 空気圧機器 粉乳 CDプレーヤ
 

  (3)在 庫:10業種が上昇、8業種が低下、1業種は変わらず


 上昇した主な業種
 

 金属製品      4.9%( 0.4%)
 パルプ・紙    5.8%( 0.4%)

 食缶
 段ボール原紙

 低下した主な業種
 

 一般機械    △ 5.0%(△ 0.7%)
 輸送機械    △ 4.2%(△ 0.2%)

 汎用内燃機関
 普通トラックディーゼル車

 上昇した主な品目

 CDプレーヤ 段ボール原紙 DAT(デジタルオーディオテープレコーダ)

 低下した主な品目
 

 汎用内燃機関 シリコン整流素子 NTCサーミスタ
 

  注1)上昇・低下した業種には、産業総合、鉱工業総合、製造工業総合、その他工業総
     合公益事業を数えていない。
   2)数字は対前月比。( )内は寄与度。

                −埼玉県鉱工業指数の推移−
                                        (平成7年平均=100)