生産指数 2か月連続上昇

1 概 要
  平成11年6月の埼玉県鉱工業指数(季節調整済、平成7年平均=100)は、前月と比べ、生産・出荷が上昇し、在庫・在庫率が低下した。生産は2か月連続の上昇、在庫・在庫率は2か月連続の低下となった。
  また、前年同月と比べると、生産・出荷・在庫・在庫率がともに低下した。
  埼玉県の鉱工業生産活動は、依然として低水準で推移している。














 




 

      埼   玉   県

       全     国

 指  数
 

 前 月 比
  ( % )

 前年同月
  比(%)

 指  数
 

 前 月 比
  ( % )

 前年同月
  比(%)

 生  産

   93.9

    1.5

 △ 3.4

   98.1

    3.0

 △ 0.2

 出  荷

   99.7

    5.8

 △ 1.3

   100.0

    3.1

    0.8

 在  庫

   94.5

  △ 0.8

 △ 12.9

   96.4

  △ 0.3

 △ 8.9

 在 庫 率
 

   107.3
 

  △ 1.9
 

 △ 3.3
 

   103.2
 

  △ 3.6
 

 △ 6.5
 













 

                              (前年同月比は原指数による)

2 業種別動向
生 産・・・輸送機械工業、化学工業など19業種中11業種が上昇し、窯業・土石製品工
      業、一般機械工業など8業種が低下した。
出 荷・・・輸送機械工業、パルプ・紙・紙加工品工業など19業種中11業種が上昇し、一
      般機械工業、電気機械工業など8業種が低下した。
在 庫・・・電気機械工業、化学工業など19業種中8業種が上昇し、輸送機械工業、パル
      プ・紙・紙加工品工業など11業種が低下した。

3 財別動向
生 産・・・最終需要財  3.9%増
         投資財  0.8%減(資本財 前月と同じ 建設財 4.5%減)
         消費財  7.1%増(耐久消費財 14.4%増 非耐久消費財 4.4%増)
       生 産 財  1.6%増(鉱工業用 1.4%増 その他用 6.7%増)

出 荷・・・最終需要財  9.3%増
         投資財  2.8%増(資本財 1.0%増 建設財 0.5%減)
         消費財  15.6%増(耐久消費財 22.6%増 非耐久消費財 5.9%増)
       生 産 財  0.8%増(鉱工業用 0.4%増 その他用 8.1%増)

在 庫・・・最終需要財  2.8%減
         投資財  1.3%減(資本財 0.1%減 建設財 2.3%減)
         消費財  3.3%減(耐久消費財 5.5%減 非耐久消費財 2.5%減)
       生 産 財  0.6%減(鉱工業用 0.6%減 その他用 1.0%減)

4 上昇・低下に寄与した業種及び品目
(1)生 産:11業種が上昇、8業種が低下


上昇した主な業種
 

輸送機械      14.3%( 1.5%)
化学工業      3.5%( 0.6%)

乗用車
化粧品

低下した主な業種
 

窯業・土石  △ 21.9%(△ 0.8%)
一般機械   △ 4.5%(△ 0.6%)

セメント
整備用機器

上昇した主な品目

乗用車 化粧品 交換機

低下した主な品目
 

医薬品 セメント 携帯電話
 

(2)出 荷:11業種が上昇、8業種が低下


上昇した主な業種
 

輸送機械      25.2%( 4.2%)
パルプ・紙     12.8%( 0.6%)

乗用車
衛生用紙

低下した主な業種
 

一般機械   △ 4.2%(△ 0.5%)
電気機械   △ 2.0%(△ 0.5%)

整備用機器
携帯電話

上昇した主な品目

乗用車 交換機 化粧品

低下した主な品目
 

携帯電話 整備用機器 医薬品
 

(3)在 庫:8業種が上昇、11業種が低下


上昇した主な業種
 

電気機械      2.6%( 0.6%)
化学工業      7.2%( 0.5%)

CDプレーヤ
印刷インキ

低下した主な業種
 

輸送機械   △ 17.9%(△ 1.0%)
パルプ・紙  △ 10.3%(△ 0.5%)

乗用車
衛生用紙

上昇した主な品目

CDプレーヤ モス型半導体集積回路 コードレスホン

低下した主な品目
 

乗用車 カーステレオ 汎用内燃機関
 

注1)上昇・低下した業種には、産業総合、鉱工業総合、製造工業総合、その他工業総
  合、公益事業を数えていない。
 2)数字は対前月比。( )内は寄与度。

                −埼玉県鉱工業総合指数の推移−

                              (平成7年平均=100 季調済)