埼玉県鉱工業指数(平成11年7月分)


生産指数 3か月ぶり低下
 


1 概 要

 平成11年7月の埼玉県鉱工業指数(季節調整済、平成7年平均=100)は、前月と比べ、生産・出荷・在庫・在庫率のすべての指数が低下した。生産は3か月ぶりの低下、在庫・在庫率は3か月連続の低下となった。
 また、前年同月と比べると、生産・出荷・在庫・在庫率がともに低下した。
 埼玉県の鉱工業生産活動は、依然として低水準で推移している。
 













 




 

      埼   玉   県

       全      国

 指  数
 

 前 月 比
  ( % )

 前年同月
 比(%)

 指  数
 

 前 月 比
 ( % )

 前年同月
 比(%)

 生  産

   90.0

  △ 6.0

  △ 7.0

   97.6

  △ 0.6

   0.2

 出  荷

   95.6

  △ 5.3

  △ 5.6

   99.5

  △ 1.0

   1.0

 在  庫

   92.7

  △ 1.9

  △ 13.5

   94.9

  △ 1.6

△ 9.5

 在 庫 率
 

   98.0
 

  △ 8.6
 

  △ 11.4
 

  101.3
 

  △ 1.6
 

△ 8.8
 













 

                               (前年同月比は原指数による)


2 業種別動向

生 産・・・一般機械工業、窯業・土石製品工業など19業種中8業種が上昇し、化学工業、
      電気機械工業など11業種が低下した。

出 荷・・・一般機械工業、窯業・土石製品工業など19業種中7業種が上昇し、化学工業、
      輸送機械工業など12業種が低下した。

在 庫・・・一般機械工業、金属製品工業など19業種中11業種が上昇し、電気機械工業、
      窯業・土石製品工業など8業種が低下した。


3 財別動向

生 産・・・最終需要財  7.5%減
         投資財  5.2%増(資本財 5.5%増 建設財 2.3%増)
         消費財  14.8%減(耐久消費財 10.3%減 非耐久消費財 16.1%減)
       生 産 財  3.2%減(鉱工業用 3.4%減 その他用 1.3%減)

出 荷・・・最終需要財  8.3%減
         投資財  0.7%増(資本財 1.0%増 建設財 1.5%増)
         消費財  15.1%減(耐久消費財 15.6%減 非耐久消費財 14.7%減)
       生 産 財  2.4%減(鉱工業用 2.3%減 その他用 0.8%減)

在 庫・・・最終需要財  4.4%減
         投資財  1.8%増(資本財 2.1%増 建設財 0.1%増)
         消費財  9.5%減(耐久消費財 16.9%減 非耐久消費財 0.9%減)
       生 産 財  0.9%増(鉱工業用 1.0%増 その他用 2.1%増)

4 上昇・低下に寄与した業種及び品目
(1)生 産:8業種が上昇、11業種が低下


上昇した主な業種
 

一般機械      7.7%( 1.0%)
窯業・土石     18.5%( 0.5%)

印刷機械
セメント

低下した主な業種
 

化学工業   △ 23.2%(△ 4.6%)
電気機械   △ 6.0%(△ 1.0%)

医薬品
CDプレーヤ

上昇した主な品目

印刷機械 ミッドレンジコンピュータ セメント

低下した主な品目
 

医薬品 化粧品 CDプレーヤ
 

(2)出 荷:7業種が上昇、12業種が低下


上昇した主な業種
 

一般機械       6.7%( 0.7%)
窯業・土石     3.8%( 0.1%)

印刷機械
セメント

低下した主な業種
 

化学工業   △ 22.4%(△ 2.8%)
輸送機械   △ 10.8%(△ 2.1%)

医薬品
乗用車

上昇した主な品目

ミッドレンジコンピュータ 印刷機械 飲料用自動販売機

低下した主な品目
 

医薬品 乗用車 CDプレーヤ
 

(3)在 庫:11業種が上昇、8業種が低下


上昇した主な業種
 

一般機械      10.6%( 1.6%)
金属製品      3.9%( 0.3%)

汎用内燃機関
食缶

低下した主な業種
 

電気機械   △ 14.7%(△ 3.8%)
窯業・土石  △ 8.1%(△ 0.5%)

CDプレーヤ
ガラス基礎製品

上昇した主な品目

汎用内燃機関 食缶 セメント

低下した主な品目
 

CDプレーヤ 空気圧機器 モス型半導体集積回路
 

注1)上昇・低下した業種には、産業総合、鉱工業総合、製造工業総合、その他総合、公益事業を数えていない。
 2)数字は対前月比。( )内は寄与度。



                −埼玉県鉱工業総合指数の推移−

                                  (平成7年平均=100 季調済)