生産指数 2か月連続上昇

 1 概 要 平成11年1月の埼玉県鉱工業指数(季節調整済、平成7年平均=100)は、前月と比べ、生産・出荷・在庫率が上昇し、在庫が低下した。生産、出荷は2か月連続の上昇、在庫は3か月連続の低下となった。
 また、前年同月と比べると、生産・出荷・在庫が低下し、在庫率が上昇した。
 埼玉県の鉱工業生産活動は、このところ停滞している。
※今月分から、「平成7年平均=100」に切り替えました。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 


 
 

 


   埼   玉   県

    全     国

指  数
 

前 月 比
( % )

前年同月
比(%)

指  数
 

前 月 比
( % )

前年同月
比(%)

生  産

  95.1

   0.6

△ 3.9

  98.0

   0.8

△ 7.5

出  荷

  100.2

   0.7

△ 3.8

  101.1

   1.2

△ 6.1

在  庫

  98.8

 △ 2.2

△ 7.6

  98.3

 △ 1.7

△ 8.6

在 庫 率
 

  106.9
 

   2.2
 

   5.7
 

  104.3
 

 △ 2.9
 

△ 2.9
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

                      (前年同月比は原指数による) 
 2 業種別動向

 生 産・・・電気機械工業、輸送機械工業など19業種中6業種が上昇し、一般機械工業、金属製品工業など13業種が低下した。
 出 荷・・・輸送機械工業、電気機械工業など19業種中6業種が上昇し、金属製品工業、化学工業など13業種が低下した。
 在 庫・・・輸送機械工業、化学工業など19業種中10業種で上昇し、電気機械工業、一般機械工業など9業種で低下した。


 3 財別動向
 生 産・・・最終需要財  0.3%増
          投資財  2.6%増(資本財 4.8%増 建設財 0.1%減)
          消費財  0.1%減(耐久消費財 11.8%増 非耐久消費財 5.5%減)
       生 産 財   0.8%増(鉱工業用 1.2%増 その他用 14.9%減) 
 出 荷・・・最終需要財  1.3%増
          投資財  3.3%増(資本財 3.2%増 建設財 2.5%増)
          消費財  3.0%増(耐久消費財 3.6%増 非耐久消費財 7.5%減)
       生 産 財   0.9%増(鉱工業用 1.3%増 その他用 9.9%減)
 在 庫・・・最終需要財  0.9%減
          投資財  3.9%減(資本財 6.5%減 建設財 0.7%減)
          消費財  3.2%増(耐久消費財 13.4%増 非耐久消費財 5.0%減)
       生 産 財   2.7%減(鉱工業用 2.8%減 その他用 3.3%増)

 4 上昇・低下に寄与した業種及び品目
 (1)生 産:6業種が上昇、13業種が低下

上昇した主な業種
 

電気機械      9.3%( 1.7%)
輸送機械      7.2%( 0.8%)

厚膜集積回路
乗用車

低下した主な業種
 

一般機械    △ 6.6%(△ 0.9%)
金属製品    △ 5.9%(△ 0.4%)

空気圧機器
食缶

上昇した主な品目

乗用車 厚膜集積回路 ウレタンフォーム

低下した主な品目
 

医薬品 空気圧機器 コンピュータ関連用ブラウン管
 
 (2)出 荷:6業種が上昇、13業種が低下

上昇した主な業種
 

輸送機械      11.0%( 1.9%)
電気機械      5.3%( 1.2%)

乗用車
ミッドレンジコンピュータ

低下した主な業種
 

金属製品    △15.3%(△ 0.8%)
化学工業    △ 5.5%(△ 0.6%)

食缶
医薬品

上昇した主な品目

乗用車 ミッドレンジコンピュータ 携帯電話

低下した主な品目
 

食缶 医薬品 基地局通信装置
 
 (3)在 庫:10業種が上昇、9業種が低下

上昇した主な業種
 

輸送機械      23.4%( 1.1%)
化学工業      11.4%( 0.7%)

乗用車
身体洗浄剤

低下した主な業種
 

電気機械    △ 9.2%(△ 2.6%)
一般機械    △ 7.7%(△ 1.2%)

モス型半導体集積回路
空気圧機器

上昇した主な品目

乗用車 身体洗浄剤 電子レンジ

低下した主な品目
 

モス型半導体集積回路 空気圧機器 厚膜集積回路
 
 注1)上昇・低下した業種には、産業総合、鉱工業総合、製造工業総合、その他工業総合、公益事業を数えていない。  2)数字は対前月比。( )内は寄与度。

−埼玉県鉱工業総合指数の推移−

(平成7年平均=100 季調済)