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掲載日:2019年7月26日

熊谷スポーツ公園における暑熱対策

2019年にラクビーワールドカップが日本で開催されます。埼玉県熊谷市の熊谷スポーツ文化公園内にある熊谷ラクビー場も会場の一つに選定されました。開催時期は、晩夏ですが、かなりの暑さも想定されます。そこで、埼玉県では、熊谷ラクビー場を訪れる観客の暑熱環境緩和を目的に、集中的に対策を実施することを決めました。具体的には、駐車場からラグビー場に至る観客動線に対し、高木の並木や、緑地(小森のオアシス)を整備し、木かげを創出するとともに、園路にも遮熱舗装を行うこととしました。
また、対策工事を行うだけではなく、暑熱対策を行ったときの効果の定量的な把握と、事業の最適化を目指し、文部科学省気候変動適応技術社会実装プログラム(SI-CAT)の一環として、埼玉県環境科学国際センターと海洋研究開発機構(JAMSTEC)等が共同で、JAMSTECが開発した大気海洋結合モデルMSSGを用い、熊谷スポーツ文化公園の詳細な暑熱環境シミュレーションや、検証のための気象観測などを進めました。
シミュレーションの結果、木かげ整備などを行うことで、緑陰が約40%増加すること、対策領域の気温は平均0.7℃程度低下し、熱中症指標で、「厳重警戒」又は「危険」となる地点が20%減少すること、アスファルト舗装に比べ、遮熱舗装の表面温度は日なたで約9℃低下することなどが明らかになりました。また、並木道の樹木配置については、事前に、複数の植え方を想定したシミュレーションを行い、より暑熱環境改善効果が高い選択肢を示し実際に施工にも反映されました。
この様な、暑熱対策への取組も、適応策の一事例だと考えています。

 熊スポ

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