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掲載日:2017年12月18日

農薬の安全性

国では、農薬登録に当たり、18項目にわたる毒性試験や残留性に関する試験の成績を検査し、安全性が確認されたものに限って使用方法を定め登録しています。

ここでは、安全性確認の1項目である農薬の慢性毒性に関する事項について説明します。慢性毒性は、微量の化学物質を長期間にわたって毎日摂取した場合の影響についての事項です。農産物について言えば、残留農薬が問題となります。このため、農薬には、それぞれ、人が毎日一生摂取し続けても問題がない量(一日摂取許容量:ADI)が決められています。なお、ADIは、厚生省が動物実験の結果を基に決めています。

ADIの求め方は次のとおりです。

実験動物に農薬の入った飼料を毎日与えて、全く影響のない農薬量を求めます。これを最大無作用量(又は最大無毒性量)といいます。これに、人と動物との種間差を1月10日、人の個人差を1月10日とし、全体として1/100の安全率を掛けて得られた数値がADI(一日許容摂取量)です。

これに基づいて、米や麦、野菜やくだもの等の各作物ごとに農薬の残留基準が定められます。

現在の農薬の多くは、分解が早く、太陽の紫外線や土壌微生物などで水や炭酸ガスなどの無害なものにかわりますが、農作物に散布した農薬が残留基準の量より確実に低くなる日数などを実験的に求め、農作物ごとに農薬の使用基準(対象作物、使用時期、使用量、使用回数)が細部にわたり決められます。

このほか、安全性の確認については、下記の《参考》に示すとおり、発がん性や繁殖毒性、催奇形性など多くの項目が盛り込まれています。この様に、農薬は非常に厳しいハードルをクリアーして使用されることになりますので、農薬の安全性について御理解いただきたいと思います。

《参考》農薬登録検査の項目(安全性確認関連)

毒性関係

  • 急性経口毒性
  • 急性経皮毒性
  • 急性吸入毒性
  • 眼1次刺激性
  • 皮膚1次刺激性
  • 皮膚感作性
  • 急性遅発性神経毒性
  • 亜急性経口毒性
  • 亜急性経皮毒性
  • 亜急性吸入毒性
  • 亜急性遅発性神経毒性
  • 慢性毒性
  • 発がん性
  • 繁殖毒性
  • 催奇形性
  • 変異原性
  • 生体内運命(動物、植物、土壌)
  • 生体の機能に及ぼす影響

残留毒性

  • 作物残留性
  • 土壌残留性
  • 水中残留性

物理化学的性状
薬効、薬害(作物に対する)

有用動植物(蚕、みつばち等)に対する影響
魚毒性:魚介類に対する影響

これらの検査の中で、生殖能力や次世代への影響については、二世代に及ぶ繁殖試験や母胎や胎児への影響をみる催奇形性試験等により、これまでの知見に基づきその安全性を確認しています。

これに関連して、現在問題となっている内分泌かく乱化学物質(いわゆる環境ホルモン)問題については、「現段階では、未解明の点が多く、現在我が国も含めて世界的に調査研究が進められているものであり、対策については、これらの状況を踏まえて考慮して行くべきものとされている。」とのことです。

お問い合わせ

農林部 病害虫防除所  

郵便番号360-0102 埼玉県熊谷市須賀広784 農業技術研究センター内

ファックス:048-539-0663

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