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総合トップ > 健康・福祉 > 感染症 > 寄生虫 > アライグマ回虫症について

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掲載日:2017年9月14日

アライグマ回虫症について

アライグマについて

アライグマは、体重5~12kgの小型~中型の哺乳類です。夜行性で、南北米の温帯から熱帯に住み、もともと日本には生息していませんでした。

しかし、1977年のアニメ番組放映をきっかけに、ペットなどとして日本に大量に輸入されました。その結果、逃亡したり、家庭で飼いきれずに野外に放されたものの一部が日本各地に定着、繁殖しました。近年、埼玉県においても、比企地区を中心にその数が激増し、生息域も拡大しています。アライグマは手先が大変器用で、木登り、泳ぎが得意です。また、日本国内には天敵がいません。雑食性で、スイカなどの果物や農作物、ネズミなどの小型の哺乳類やカエル、ヘビ、魚類、さらに人間の出す生ゴミも餌にしています。これらの「野生アライグマ」は、在来生態系に大きな影響を与えるだけでなく、農作物被害や家屋侵入など、様々な社会問題を引き起こしています。

野生のアライグマ

野生のアライグマの写真

アライグマ回虫症とは

アライグマ回虫(学名 Baylisascaris procyonis)は、北米のアライグマには普通に見られる寄生虫で、成虫は小腸に寄生しています。アライグマ回虫の生活史(ライフサイクル)を見ると、雌の成虫によって産卵された大量の虫卵は、糞便を通じて外界に放出され、約2~3週間で感染力を持つ幼虫包蔵卵まで発育します。この「感染幼虫包蔵卵」をアライグマではなく、ヒトやネズミ、ウサギ、鳥類などが経口摂取すると、幼虫が急速に成長しながら体内を移動します。特に、眼および中枢神経系に移動して幼虫移行症を引き起こし、重篤な脳神経障害の原因になることが知られています。

幸い、国内では現在までのところ、ヒトへの感染例は一例もありません。しかし、米国疾病予防管理センター(CDC)によれば、米国においては1981年の初めての患者発生以来、アライグマ回虫を原因とする重症脳障害患者が少なくとも25例確認され、そのうち5名が死亡しています。そのため、この寄生虫の国内野生アライグマへの侵入が心配されています。
 アライグマ回虫の生活史

アライグマ回虫症を防ぐには?

アライグマ回虫症の感染を予防するには、唯一の感染源である幼虫包蔵卵が口に入らないように注意することが大切です。住居の周辺で野生のアライグマを見かけたり、アライグマが生息していると考えられる場所では、動物の糞や、土壌中に回虫卵などが含まれている可能性があります。幼虫包蔵卵には各種消毒剤は効果がありませんが、便や土壌を焼却すれば、虫卵は死滅し、安全に処理することができます。

  1. アライグマなどの野生動物には触らないで下さい。直接の接触は危険です。アライグマ回虫だけでなく,他の感染症の病原体を保有している可能性もあります。
  2. アライグマは決まった場所に糞をする習性があります。そのような場所には近づかないようにしましょう。
  3. 野生動物はもちろん、ペットであっても、動物に触れたり遊んだ後は必ず石けんで手や指をよく洗いましょう。
  4. 回虫卵は、土の中など環境中でも、何年もの間幼虫包蔵卵のまま生き続け、感染力を持っているため、外で土や砂場に触れた後は、手をよく洗いましょう。特に幼児などでは、土を触ったままの手で食事をしたり、指をなめたりしないように家族の方が気をつけてあげましょう。
  5. アライグマが生息していても、1~4のような基本的な注意事項を守れば、過度に恐れたり、神経質になる必要はありません。

埼玉県におけるアライグマ対策の取り組み

埼玉県では、平成19年3月に「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」に基づき、広域的な「埼玉県アライグマ防除実施計画」を策定しました。この計画に参加している各市町村は、この実施計画に基づきアライグマの防除を実施しており、現在は、第3次計画期間(平成23年4月1日から平成33年3月31日まで)です。計画の詳細については、環境部みどり自然課のページへ

現在、衛生研究所では、環境部みどり自然課と協力して、県内の野生化アライグマの糞便の寄生虫検査を実施し、アライグマ回虫に感染しているものがいないかどうかを調査しています。

県内のアライグマにおける糞便検査の結果

衛生研究所では、県内で捕獲されたアライグマの一部についてアライグマ回虫の保有状況調査を行っています。

表 衛生研究所におけるアライグマ回虫検査結果(平成26年度~28年度)

調査年月

アライグマ検査頭数

寄生虫検査結果
(アライグマ回虫)

平成26年4月~平成27年3月

206

陰性

平成27年4月~平成28年3月

147

陰性

平成28年4月~平成29年3月

173

陰性

もう少し詳しく知りたいかたは

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お問い合わせ

保健医療部 衛生研究所  

郵便番号355-0133 埼玉県比企郡吉見町江和井410番地1

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