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掲載日:2019年1月31日

使い捨てカイロによる低温やけどにご注意ください

使い捨てカイロによる低温やけどの相談は、過去10年間(平成17~26年度)に全国で29件ありました。低温やけどは、比較的低い温度(44℃~50℃程度)の発熱体が、長時間にわたり皮膚の同じ場所に触れることで発症します。自覚症状をともなわずに低温やけどになる場合もあるため、注意が必要です。そこで、使い捨てカイロによる低温やけどの防止を目的として、使い捨てカイロの温度変化の特徴について調査しました。

主なテスト項目

過去の事故事例や、外装パッケージに表示されている禁止・注意事項を参考に、表に示す使用方法についてテストを実施しました。

表 使い捨てカイロの使用方法と予想される危害・危険等

 

テストを実施した使用方法

予想した危害や危険等

1

カイロを当てた部位を圧迫する

血行が阻害され皮膚の温度が上がる

2

カイロを他の暖房器具と併用する

カイロが高温になる

3

カイロに傷(穴)がある状態で使用する

急激な発熱のおそれがある

4

有効期限の切れたカイロを使用する

期待する効果が得られない

主なテスト結果

1  使い捨てカイロを当てた部位を圧迫する

トレーナーを着た上から背中側の腰中央に使い捨てカイロを貼り、その上から腰を圧迫した場合と、そうでない場合との皮膚の温度変化を温度センサーで測定しました。

テストの結果、腰を圧迫した方が、圧迫しない場合に比べて、使い捨てカイロを貼った部位の皮膚の温度が高くなることが確認されました。圧迫により体内の血行が阻害されることで、熱が血流によって運ばれにくくなり、温度が高くなったと考えられます。

グラフ1背中側腰の皮膚表面の温度変化

グラフ1 背中側腰の皮膚表面の温度変化(横軸:経過時間、縦軸:温度)

 

2  使い捨てカイロを他の暖房器具と併用する

使い捨てカイロと電気温風ヒーターを併用した場合の温度変化を測定しました。テストの結果、温風を当てた使い捨てカイロの表面温度は急激に上昇し、製品に表示された最高温度(66℃)の規格を超え、76℃まで上昇しました。テスト結果より、使い捨てカイロを他の暖房器具と併用すると、表面が高温になり、やけどのリスクが高まることが確認されました。 

グラフ2温風を当てた場合の温度変化

 グラフ2 温風を当てた場合の使い捨てカイロ表面の温度変化(横軸:経過時間、縦軸:温度)

 

3  使い捨てカイロに傷(穴)がある状態で使用する

使い捨てカイロに傷(穴)がある場合の温度変化を測定しました。テストの結果、傷(穴)があると表面温度が急激に上昇し、製品に表示された最高温度(66℃)の規格を大きく超えることが確認されました。使い捨てカイロに傷(穴)が生じたことにより通気量が増大し、酸素による酸化(発熱)反応が促進され、急激な発熱に至ったと考えられます。 

グラフ3温度変化

 グラフ3 傷がある使い捨てカイロの表面の温度変化(横軸:経過時間、縦軸:温度)

 

4  有効期限の切れた使い捨てカイロを使用する

有効期限の切れた使い捨てカイロの温度変化を測定しました。テストでは6種類の製品を用意しました。最も古いものは有効期限が2005年まで(有効期限後10年経過)、最も新しいものは有効期限が2014年まで(有効期限後1年経過)のものです。テストの結果、全ての製品で温度の上昇が確認されました。最も持続したものは表面温度約48℃を約10時間維持しました。テスト結果より、有効期限の切れた使い捨てカイロは製品に表示されている温度規格どおりの効果は期待できないものの、使用可能であること分かりました。

グラフ4温度変化

グラフ4 有効期限の切れた使い捨てカイロの表面の温度変化(横軸:経過時間、縦軸:温度)

 

≪詳しいテストの結果はこちらをご覧ください≫→テスト結果詳細(PDF:763KB)

 

消費者へのアドバイス

低温やけどとは、体温よりも少し暖かく感じる温度の発熱体に皮膚の同じ部分が長時間接することで発生するやけどです。自覚症状を伴わないで低温やけどになる場合もあるため注意が必要です。使い捨てカイロを使用する場合は、次の事項に注意して使用してください。

使い捨てカイロは当てた部位を圧迫しないで使用する

皮膚に伝わった熱は血流で運ばれます。使い捨てカイロを当てた部位が圧迫されると血流が阻害されるため、皮膚の温度が上昇して低温やけどを負うおそれがあります。帯やベルトの着用、長時間の運転や座り仕事、就寝時には、低温やけどのリスクが高まります。

 

使い捨てカイロを当てた部位に他の暖房器具の熱を当てない

使い捨てカイロを他の暖房器具と併用すると、表面温度が製品の温度規格を超えて上昇するおそれがあります。使い捨てカイロを当てたままコタツに入ったり、ストーブに当たったりしないように注意してください。

 

使い捨てカイロに傷や穴がある状態では使用しない

使い捨てカイロに傷や穴があると、表面温度が製品の温度規格を超えて上昇するおそれがあります。使い捨てカイロを外装パッケージから取り出したとき、傷などの異変がある場合は使用しないでください。

 

有効期限の切れた使い捨てカイロは温度変化に注意する

使い捨てカイロの有効期限とは「表示してある温度規格を保証する期間」を言います。このため、有効期限の切れた使い捨てカイロは製品の温度規格で示す効果を期待できないものの、使用可能です。ただし、有効期限の切れた使い捨てカイロは性能が安定しないおそれがあると考えられるため、できる限り有効期限内に使い切るようにしてください。

 


 

 

使い捨てカイロを使用する場合は、外装パッケージに記載された禁止・注意事項の表示をよく読んで正しく使用してください。特に知覚や運動能力の低下した方、糖尿病で手足の血行が悪い方、高齢者、まだ寝返りができない乳幼児、あるいは泥酔している方などは低温やけどのリスクが高いと言われています。カイロの特徴とリスクを理解し、リスクが高いと判断される場合は使用を控えるようにしてください。 

 

 

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