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掲載日:2021年2月3日
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平成8年にグループホーム「アイリス」を設立し、知的障がい者の生活支援を行ってきましたが、活動を継続し
ていくうえで、資産の保有や様々な契約などを行っていくには法人化が不可欠であると考え、平成15年に特定非
営利活動法人ヒューマン・ネットを設立しました。
代表は、福祉に関する知識、経験はありませんでしたが、熊谷市内の社会福祉法人の支援を受けスタートしまし
た。
○グループホーム「アイリス」
当初、建物2棟、定員19名でスタートしましたが、入居者が集まらず熊谷市内の社会福祉法人の支援を受け
徐々に増やし、現在、建物3棟、定員27名、入居者は20名です。
入居者は、軽度の知的障がいの方が多く、身の回りのことは自分でできるため、日常生活における職員の声か
けなどは最小限にし、それぞれ自由に時間を過ごし休日は外出もしています。
部屋はすべて個室になります(C棟)
食事時は、この棟に集まります(A棟)
B棟
入居者は、朝8時30分にバスで町内にある就労継続支援B型事業所「ステージワン」に行き「段ボールの緩衝
材の組み立て」作業を行い、16時にグループホームに帰る生活です。
○就労継続支援B型事業所「ステージワン」
代表が、B型事業所をはじめたのは5年前から、それ以前は代表の考えで利用者に仕事をやってもらいました。
利用者は、コミュニケーションをとることや物事の折合いをつけることはむずかしいが能力は高いとの思いか
ら、代表は利用者と共に手作業で出来て道具を使用しない段ボールの組み立て作業をスタートしました。
B型事業所「ステージワン」の外観 ゆったりとした作業スペース
代表は、利用者は毎日、作業すること、仕事をすることで社会と関わることができ気持が安心します。しかし、
生活する場所があるだけで、日中何もすることがないことに不安を感じますので、常時、仕事があることが大事
だと考えています。
緩衝材の組み立て作業 完成品
福祉施設を運営していくうえで、利用できる福祉制度は多々あったと思いますが、当初は福祉に関する知識が
なく、この制度を利用しなかったため大変でした。最近は、福祉制度の活用もでき収支のバランスは取れてきて
いて、自分たちの描くスタイルの確立ができてきているので、このいい流れの中で施設の拡大が図れればと考え
ています。
お菓子を入れる箱の組み立て作業
代表は、「障がいがある人でも色々と出来ることがあり、その能力は福祉的な方法だけでは引き出すことはで
きないので、一般的な感覚やアイデアが必要であり福祉は福祉という垣根を作らないことが大切です。
誰にでも出来ることと出来ないことがあり、それぞれが得意なことをやってくれればそれは力になります。障
がいがあろうと無かろうと、大変なところは誰かに補ってもらうのが当たり前で、お互いの得意なところを出し
合い、認め合って仕事をすることが一番です。
障がいのある人ない人が集まり様々なことが出来るということを多くの会社が理解してくれることで、たくさ
んの仕事が出来ることになればいいと思う」と話していました。
【名称】特定非営利活動法人ヒューマン・ネット
【住所】児玉郡神川町大字植竹388番地7
【電話】0495-77-4006
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